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禁気の刃使い  作者: 星長晶人
第四章
140/163

休み明け

 夏休みが明けて、教室に入る。


 一ヶ月半会わないと少し懐かしい気もする顔触れが並んでいた。


「よっ、ルクス。……お前ちょっと背ぇ伸びてないか?」


 変わらず短髪をツンツンに逆立てている少年、シュウが声をかけてくる。傍には筋肉隆々なガタイのいいマッチョと物腰柔らかそうな青年、チェイグがいた。


「おう。背丈はそんな変わってねぇと思うんだけどな」


 軽く挨拶を返しつつ、三人共一ヶ月半見ていない内に強くなったんだと理解する。魔力も気も大きく伸びているようで、更に身体を鍛えていたことが見ただけでわかった。元々近接で戦う二人は身体を鍛えているようだったので、特に変わっているなと思ったのはチェイグだろうか。随分とがっしりしたような印象がある。


「いや、確実に伸びている。身体も鍛えているようだな」

「そりゃな。けど身体を鍛えてるってんなら一番はチェイグだろ」

「まぁ、多少は鍛えておかないとな。まとめ役だなんてよく言われるけど、それは戦わなくていい理由にはならないし」


 マッチョに返すと、チェイグが微笑して言った。彼にも色々と思うところがあるらしい。


「他のヤツらも実力上げてきてるみたいだし、どれだけ強くなったか見るのが楽しみだよな」

「そうだな、楽しみにしてろよ?」

「へっ! 俺の実力ならお前に今度こそ勝て――はしないだろうが一太刀は浴びせてみせる!」


 目標が低い。


「騒がしいぞ、席に着け」


 教室に入ってきたアリエス教師の冷たい声にはっとして、慌てて自分の席に着く。どうやら全員来ているようだ。誰かが修行に失敗して来れなくなったとかいう事態にならなくて良かったと思う。


「……ルクス。久し振り」


 俺の隣の席には、休み前と同じようにフィナが座っていた。真っ白な髪に赤い瞳。髪は肩で切り揃えられていたが今は肩にかかっているので、おそらく伸びている。背丈は……変わってないな。相変わらず小さい。


「ああ、久し振りだな」


 フィナも成長しているらしく、魔力が上がっているのが感じ取れた。実際どれくらい強くなっているかは未知数だから見るのが楽しみだ。


「……よいしょ」


 フィナは早々に俺の膝の上に座った。黒板を見る形だ。彼女の腹を抱えるようにして位置を調整させる。ぽふ、と体重を預けてきた。


「……ん。離れ離れだったから、ルクス成分が足りなかった」

「なんだそれ」


 よくわからないが、少し離れていても甘えたがりは変わらないらしい。俺の腕に手を置いてあまり表情の変わらない顔を少し綻ばせている。


 夏休みを経てほとんど顔を合わせていた者ばかりとはいえ、特に強かった人材がこれまた世界最強に近い者達に修行をつけてもらったことから、どこまで強くなったのか、一体どんな一ヶ月半だったのかが気になって浮き足立っているようだ。

 しかしアリエス教師が咳払いをする前に段々とざわめきは収まっていった。


「入学してから一学期が終わり、問題児の巣窟と呼ばれたこのクラスも一回りは大人になったようだな」


 自分がなにも言わなくても静かになった教室を見渡して、彼女は苦笑した。


「さて。夏休み早々だが、三年SSSクラスとかつて“大戦の英雄”と呼ばれた中で同じクラスだった連中との戦いが三日後に控えている」


 アリエス教師の言葉に心が湧き立つのがわかった。


「当然私も出ることになるが、上には上がいることを知らしめるため全力で叩き潰すことになる。もう何人かは知っているだろうが、私を含むあいつらはこの世界においてもトップクラスだ。正直に言ってしまえば生徒会のヤツらでは相手にならない」


 アリエス教師は淡々と事実だけを述べる。それは俺達にもわかっていた。ほとんどの者が体感したように、俺達と優勝を争う生徒会の面々では勝ち目がない。誰一人として勝利することはないだろう。それはもちろん、当人達もわかっているはずだ。とはいえこの夏休みの短い期間に格上を打倒する策を用意しているはずではある。それでも尚届かないのだろうとは思うが、精いっぱい抗うとは思う。


「それを肌で体感し、外側から見れる機会なんてそう多くはない。存分に学べ」


 アリエス教師はそう締め括った。


「では通常通りのHRといこう。今日は午前中に始業式が行われる。午後は授業こそやらないがある程度担任教師に一任されていてな。簡単なテストを行うつもりだ。修行した他のクラスメイトの実力も見たいだろうしな」


 そう言って彼女はにやりと笑った。俺も見たいとは思っていたので有り難い。


「楽しみにしておけ。さぁ、始業式が始まるから並べよ。あと、ルクスは居眠りするな」

「……なんで俺の名指しなんだよ」


 まるで俺が居眠り常習犯みたいじゃないか。居眠り常習犯はむしろ俺の膝の上にいるフィナだと思うのだが。

 そんなことを考えつつ始業式に臨んだ。……ちゃんと寝なかったぞ? うとうとしてたらフィナが頭突きをかましてきたからだが。そんな痛い気遣いはいらん。

 ともあれ理事長の話とか生徒会長の話とかそういうのが終わった後、全校に対する連絡が行われてから昼食になった。食堂に行って食べるかぁ、と思い歩いて向かう。


「ルクスか。久し振りだな」


 聞き覚えのある声に振り向くと、白に少し桃色を混ぜたような色の長髪を後頭部で縛った美女、セフィア先輩が立っていた。見た目にはそう変わりないが、身体を巡る気が格段に上がっている。そして彼女の登場と同時に右隣からむっとしたような剣呑な気配を感じた。手を繋いで横を歩くフィナだ。


「ああ、セフィア先輩。久し振りだな」


 一ヶ月半くらい顔を合わせていないだけだが、確かに久し振りと言ってもいい期間だ。


「……むぅ」


 フィナが唸って手を繋ぐだけではなく俺の横に擦り寄ってくる。ぴくりとセフィア先輩の眉が跳ねた。


「君はルクスに面倒を見てもらっている子供か。まるで親子のようだな」

「……別にいい。ルクスといっぱい一緒にいるから」


 なにこの険悪な雰囲気。そしてなぜ俺を挟む。


「他の二人はどうしたんだ?」

「ん、あの二人は色々と忙しいようだ。特に事務作業が多く……そうなると役に立たないので普通に過ごしている」

「……ふっ。頭弱い。剣バカ」

「なんだと?」


 珍しくフィナが煽りに入っている。セフィア先輩が眉を顰めるのも無理はない、が事実セフィア先輩は勉強が得意ではなく、逆にフィナは余裕でできる。なんであんなに授業で寝てるのにテストで点が取れるのか理解できないが。


「フィナ。それ俺も変わんないからな。ほら、喧嘩してないで飯食べるぞ」

「……むぅ」

「まぁ、ルクスがそう言うなら」


 空腹もあったので二人に言って食事をすることになった。因みにそれまで一緒に食べる予定だったチェイグ、シュウ、マッチョは遠慮している。仕方ないので三人で食べるかと思っていたところに、


「あら、ルクス。珍しい組み合わせ、でもないのかな?」

「ああ、エリアーナ先輩」


 勉強の師匠(第一号)であるエリアーナ先輩と遭遇した。三年生で、しかも生徒会所属ともなれば普段食堂で顔を合わせることもないかと思っていたのだが。


「エリアーナ先輩は上で食べるのでは?」

「偶にはこっちの方がいいかと思ったから。別にいいでしょ?」


 と俺に尋ねてくる。まぁ別に断る理由もないので頷いておく。


「……むぅ。新たな邪魔者」

「……そういえば最近仲がいいという噂が」


 などというひそひそ声が聞こえた気はするが、とりあえず無視して三人で昼食を食べていた。その際唸って不満そうなフィナに、牽制の如くフォークを投擲してくるタイミングがあるセフィア先輩に、笑顔は普段と変わらないはずなのになぜか刺々しい気がするエリアーナ先輩と食べていたことで、妙に居心地が悪かったが。ついでに言うなら周りから「新学期早々あの野郎は」という怨念の視線を感じ取ってしまった。いや、俺が飯行くってなったら自然とついてきただけで特に深い意味はない、はず。


「あ~っ。エリちゃんだけ狡い~」


 やっと昼食が終わって妙に気の張った空間から抜け出せる、と思ったのだが。にこにこと笑顔を浮かべながらレクサーヌ先輩がやってきた。


「久し振りだな――ぶっ!?」


 レクサーヌ先輩、と呼ぼうと思っていたら思い切り跳びついてこれられてしまい、顔が埋もれた。

 全校の男子が羨む最大級と目される膨らみの中に。……柔らかくていい匂いが、じゃなくて息が詰まる。マジで窒息できるぞこれ。


「は、離れなさいレクサーヌ!」

「ふっ!」

「……むぅ!」


 エリアーナ先輩がレクサーヌ先輩を引っ張り、セフィア先輩がおそらく手短なナイフで牽制し、フィナが見た目にそぐわぬ剛力で俺を引っ張った。結果、なんとか抜け出すことができたのだが。


「え~。なんで引っ張るの~? ルクス君をもっとぎゅ~ってしたかったのに~」


 他が一触即発の雰囲気だというのに、当人は普段と変わらない様子だ。それまで睨み合っていた三人が一斉にレクサーヌ先輩への警戒を強め、そして俺はマジで射殺されるかと思うほどの殺意を周囲から向けられていた。……いや、俺のせいじゃないじゃんだから。


「そ、そろそろ授業始まるからじゃあ!」


 なので逃げた。それはもうダッシュで。フィナすら置いて。

 あの場にいたら死者が出る。なぜだかそう直感してしまったのだ。


「……いや、マジで危ないわあの空間」

「相変わらずね、あなたは」


 俺が教室に戻ってきて額を拭っていると、呆れたような声がかけられた。アイリアが腕組みをして立っている。


「騒ぎの中心にいないとダメな性分なのかしら」

「いや、いたくているわけじゃねぇよ」


 答えつつ彼女を見る。休み前と見た目に違いはなさそうだ。だが魔力も気も一段と増している。アイリアは確か親父さんに鍛えてもらってたんだったかな。


「……ルクス。置いてくのダメ」


 いつの間にか教室に来ていたフィナが制服の裾を引っ張ってくる。一応全力疾走だったんだが、まぁフィナは魔人だから身体能力は高いんだよな。


「悪い悪い」

「……と思ってるなら抱っこ」

「はいはい」


 フィナが両腕を伸ばして抱っこしてアピールをしてくるので苦笑して抱える。


「フィナも相変わらずね。その様子だと妹が精々だと思うけど」

「……アイリアは友達ですらないから、大丈夫」

「……それは考えてなかったわ」


 なにかを言い合って、アイリアはちらりと俺を見てくる。……? よくわからない会話だ。まぁ二人は仲がいいので二人にしかわからないこともあるだろう。


 やがて午後の時間になると、アリエス教師が教壇のところに立って午後やることの説明を開始する。


「よし、全員いるな? では午後から夏休みの特訓を経たお前達の実力を、一緒にいなかったクラスメイト達に見せる時だ。全員これから着替えて屋外訓練場に集合しろ」


 ということらしい。男子は教室、女子は更衣室へ着替えに向かう。


「おっ、チェイグの腹筋が割れてら」

「おいやめろルクス、突くな」


 無駄な肉はなかったとはいえ割れていなかったチェイグの腹筋は見違えるようだ。指で突いたら注意されてしまった。


「お前は相変わらず古傷だらけっつうか、傷跡多すぎじゃねぇか?」

「十年くらい前に怪我したんだから仕方ねぇだろうが」


 傷跡のことを言われても、もう治らないんだから仕方がない。傷跡を消す魔法はないのだ。いや、俺が知らないだけであるのかもしれないけど、俺はこの傷跡達を消す気がなかった。

 そんなやり取りをしながら全員レイヴィスに着替えて訓練場へ向かう。


「全員集まったな。では始めるぞ」


 レイヴィスに着替えたクラスメイト全員が整列する前でアリエス教師が腕組みをして立っている。


「これから私が首にかけたこの飾りを奪ってもらう」


 アリエス教師が輝石のついた首飾りを掲げる。


「一人一回ずつ私に挑み、この飾りを奪えたら終了だ。ハンデとして私は一歩も場所を動かない。ついでに空間転移は使わず、ただし私の周囲には半径十メートル辺りに十倍の重力を発生させておく」


 要はアリエス教師から首飾りを奪うだけの簡単なゲームというわけだ。まぁ簡単と言う割りには重力十倍の中でアリエス教師に接近しなければならないことが多いというのも厄介な点だろう。というか回復得意の人は無理なんじゃないか?


「別に合格しなかったらなんだということはない、が。全く夏休み前から成長が感じられない場合は地獄の補習だ。いいな?」


 彼女はむしろ楽しそうに笑うのだった。


「よし、じゃあ俺から行くか」


 俺は軽く準備運動をして言った。


「狡いぞ、ルクス。あたしだって一番手が良かったのによ」

「早い者勝ちだ。悪いな」


 言ったもん勝ち。ということで訓練場で佇み半径十メートルの範囲で重力を十倍にさせたアリエス教師と俺が対峙する。


「どこまで使うつもりだ?」

「一個だけで充分と考えてるな」

「まぁ、そうだろうな。では取るがいい。いや、特別に二十倍まで引き上げてやろう」


 アリエス教師は俺の修行の成果をある程度知っているからな。いきなり他の人の二倍にされてしまった。だが問題ない。内功だけで余裕だろう。

 俺は呼吸を整えてアリエス教師の方へ駆け出し、直後に内功を発動。高速で首飾りを奪い取るとそのまま重力倍化の範囲を抜けた。


「この間の時よりも早くなっているな」

「修行は欠かしてないからなぁ」


 俺は握った首飾りをアリエス教師へと投げて返す。紐の部分を千切ってしまったが彼女の手に戻ると修復された。


「……おいおいマジかよ。二十倍の重力下だってのにほとんど見えなかったぜ?」

「俺には全く見えなかったんだが、なにをしたんだ?」


 シュウとチェイグがなにか言っている。他のヤツも少なからず驚いているようだった。


「……今、ルクスの体内の気が爆発的に活性化してた」

「ええ。それで身体能力を上げていたんでしょうね」


 だがフィナとアイリアはわかっていたらしい。ちょっと残念だ。というかフィナは気を使ってなかっただろうにわかるようになったんだな。


「じゃあ次はあたしだな!」


 威勢良く拳を打ち合わせてオリガが言い、嬉々として挑む。彼女はオーガの突然変異として元々の身体能力が高いので重力を物ともしなかった。俺の時とは違って一瞬で決めなかったのだが、アリエス教師は鎖を呼び出してオリガを縛りつけていた。まぁそれも力尽くで引き千切ってクリアしていたのだが。短時間ではあったがスロースターターの彼女としては以前より力が上がっている気がする。

 リリアナもほとんど同じだ。突然変異の類いは人型を取っている場合体躯に反して身体能力が高い。重力は意味がないと言ってもいいだろう。無論百倍千倍と跳ね上がっていけばわからないが。彼女の場合鎖を避けて首飾りを奪っていた。身体の動きが格段に良くなっているのが目に見えてわかる。


 フィナは重力倍化を術式で無効化し、悠々と首飾りを奪った。途中の鎖やなんかも術式で悉く防いでいた。加えて身のこなしも良くなっている気がする。転ばなかったし。

 アイリアはアリエス教師が使わないと宣言した空間転移をグングニルの能力で使い、一歩も動かず首飾りを奪っていた。実力の違いは見せてくれなかったのでいつかを楽しみに待とう。


 その後も格段にレベルアップしたクラスメイト達は次々にゲームをクリアしていく。

 特に驚いたのはフェイナとチェイグだ。


 フェイナは回復担当として代表メンバーに選ばれただけだった。彼女は確か俺の母さんに師事を受けたらしいが、重力を擦り抜けるかのように容易く移動すると鮮やかに首飾りを奪ってみせた。母さん直伝の体術は異様だからなぁ。言ってしまえば明らかな格上相手に対して使うモノだ。あり大抵に言えば母さんの体術は力を流すモノだ。重力も力なので流すことができるのだ、なんて言うのは簡単だが流せるモノだとは俺も思わなかった。どうやら夏休みの間相当仕込まれたらしい。おそらく、重力倍化の影響を受け流したのだと思っているが。


 もう一人の驚いた人物はチェイグだが、彼はアリエス教師の重力十倍の範囲を真正面から歩いていった。あいつは身体能力が低いからそれはもうキツそうな表情で、ずんずんと一歩一歩踏み締めながら進んでいったモノだ。元々のチェイグだったら一歩進むことすらできたか怪しいので、首飾りは取れなかったのだが直前まで行けたことに驚いていた。


「では補習の者を発表する。――アイリア!」

「はい……えっ?」


 その後に名前は続かず、アイリアの名前だけが呼ばれた。本人は理解できずに困惑している。


「私は夏休みの修行の成果を見せろと言った。それをお前は夏休み前でもできた方法でクリアした。よって補習だ」

「そ、そんな……!」


 がっくりとアイリアが膝を突く。……どんまいだな。


「……アイリアはバカ」

「フィナには言われたくないわね」

「……一人だけ補習」

「くっ……」


 フィナに煽られて悔しげな表情をしている。珍しい図だな。


「ああ、アイリア様お労しい」

「でも悔しげな表情のアイリア様もいいわ」


 とどこからか女子二人の会話が聞こえてきた。……アイリアのおつきみたいなヤツだったか? なんにせよ、助ける気はない様子である。

 そんな感じで休み明けの初日は終わり、そして生徒会と歴代最強の試合が開始する日を迎える。

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