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なろうテンプレへの挑戦

王太子妃教育を受けた令嬢が婚約破棄!? 国家機密知った以上は彼女には死んでもらうしかないな……

掲載日:2026/09/23

王都の貴族学院の卒業記念パーティーにて、男爵令嬢に入れ込んでいた王太子がついに婚約者の公爵令嬢に婚約破棄を突きつけました。

当然そんな事が許されるはずもなく、王太子は廃嫡、男爵令嬢は修道院へ。次期国王の座は王弟へと移る事になりました。

ですがここで問題になるのは婚約者だった公爵家令嬢です。次期国王である王弟殿下は既に既婚で子供もいます。つまり令嬢をそのまま次期国王の妻としてシフトさせる訳にはいかないのです。

そして彼女は王太子妃として既に国家機密に関わる教育を受けてしまっていました。もはや他国どころか自国の貴族にすら嫁入りさせる訳にはいきません。ならば彼女には機密保持の為に毒杯を……

「……は?」

そんな説明を国王陛下から聞かされた元婚約者令嬢の父親である公爵閣下はこめかみに青筋を浮かび上がらせてブチ切れました。それはそう。

「陛下? 婚約者ってつまり結婚する予定の相手って事でつまりまだ王家に入っていない他人ですよね? 何で王家の機密に関わってるんですか?(答えによってはブチ殺すぞテメェ)」

なお括弧内の声は本人は心の声のつもりでしたが、うっかり口に出ていた模様。国王陛下はガクブルです。ちなみに立ち会っていた次期国王の王弟殿下はウンウン頷いていて完全に公爵側です。

「い、いや王太子の婚約者だぞ!? 結婚後スムーズに仕事を行う為にもあらかじめそう言った事を知っておくのも……」

「陛下? 過去には他国の王女や高位貴族の令嬢が我が国の王家に嫁入りした事もあると思います。まさか他国の人間にも結婚前に国家機密をばら撒くような真似をしていたのですか? いえそもそも結婚した後でも他家から嫁入りした人間が機密情報に触れ放題とか我が国の機密保持ガバですか?」

笑顔でブチ切れている公爵の言葉に、反論の余地なく黙るしか無い国王陛下。そりゃ政略で自家の利益の為に嫁いできたなら王家の機密知ったら実家に教えてもおかしくないですよね。事実かどうかはさておき、浅井長政に嫁いだお市の方が裏切りを知って信長に知らせた結果信長が生き残り、それが原因で浅井家が滅んだなんて話もありますし。

その国王陛下に侮蔑の視線を向けながら王弟殿下が口を開きます。

「そんな訳がない。公爵令嬢が国家機密に触れてしまったのはあのアホ王子が男爵令嬢とのデート時間を捻出する為に機密を含んだ仕事を押し付けたのが原因だ」

最低である。機密保持の観点からも、その尻拭いで令嬢ブッ殺そうとするのも。親子共々クズである。

当然の如く冷たい視線に晒される国王陛下……いやもう陛下とか尊称いらんな。

「くっ……だがかの令嬢が既に国家機密を知ってしまった事実には変わりない! 公爵が何と言おうともはや彼女には消えて貰うしか無いのだ!」

「黙れアホ王陛下」

「あーっ! アホって言った! アホって言う方がアホなんだぞアホー! ええい! 近衛! 不敬罪だ! 公爵を拘束せよ! ついでに令嬢も捕えて死罪だ! これは王命である!」

ところで皆さん。マグナ・カルタと言うものをご存知でしょうか。これはかつてのイギリスで生まれた立憲主義の原点とか呼ばれているもので、王様だからって好き勝手やっちゃ駄目とかいう内容が含まれています。

ちなみに成立理由は「国王が無能すぎて貴族がキレたから」です。つまり何が言いたいかと言えば……


し────ん


「あ、あれ? 近衛の皆さん? 何で俺の言う事聞いてくれないの?」

「そりゃ近衛は全員良いところの出、つまり貴族出身者だぞ。王家の失策で貴族が不利益押し付けられるとか見過ごしたら明日は我が身とかなりかねんからな。実家から言い含められてるんじゃないか?」

王権って意外と強くないんですよね。ほら有力家臣無視出来ない戦国大名的な感じって言えばわかります? よっぽど勢力に差がないと貴族の権利無視するとか出来ないんですよ。

「つー訳で陛下は……兄上はお疲れだ。近衛達! 陛下を離宮へとご案内し隔r……もとい休養させよ!」

「「「「イエスユアハイネス!」」」」

「な なにをする きさまらー!」

なお王弟殿下の言葉にはしっかり従う模様。こうしてアホ王は謁見の間から退場し、ついでに権力の座からも退場する事になりました。なお数ヶ月後には「病死」して人生からも退場する事になるのですがまあどうでもいいよね!

「さて公爵、かの令嬢の処遇だが……」

「はい、国防の観点からもこのままと言う訳には行かないと言うのは理解しております」

「うむ、しかしなぁ、何でいきなり殺そうとするかなあのアホ兄……」

「王弟殿下、御子息いらっしゃいますよね……」

「まだ8歳で少々年下だが、まあ政略結婚なら有り得なくないよな。王家で囲う必要があるならウチの子でいいのになぁ……」

悲報、アホ王陛下アホだった。

たぶん甥っ子と結婚させるってのが盲点になってたとか、婚約破棄で令嬢が毒杯を飲む小説読んで影響受けたとかじゃないですかね? 誰かに相談してれば防げた事件でしたねぇ。


なお件(くだん)の公爵令嬢は、婚約者がアホ王子から王弟殿下の息子のぴゅあぴゅあショタっ子に変更になった事に雄叫びを上げてガッツポーズを取ったそうな。


      めでたし めでたし


なお王弟殿下も公爵も王弟殿下の子と結婚させれば良いって気付いてて、何ならその話し合いの為に来たつもりだったけど、初手ブッ殺そうとしたアホ王のクズかつ無能っぷりに「コイツいらねぇな」ってなって黙ってました。


あと令嬢とショタっ子の結婚は令嬢の「機密を知るものは一刻も早く王家で囲うべき」と言うもっともらしい意見ですぐさま行われた。そして3年後第一子が……は、はんざいしゃ……(この世界にはまだ性同意年齢の法的な規定はありません)


訂正事項。R15タグ入れてなかった事に気付き入れておきました。全ては何かオチ弱いなーって理由で脊椎反射的に令嬢をプロットにないHENTAIにした私の不徳の致す所です。誠に申し訳ございませんでした。

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― 新着の感想 ―
国家機密を知ってるから殺さねばならんなら国家機密漏洩の罪で王太子も廃嫡じゃなくて処刑しろやアホ国王。 ついでに製造責任者として国王も自ら首差し出せやー(゜Д゜) 病死の予定が組まれてるようだけど、出来…
ショタが有ならロリも有りという事ですね。 ええ。←お巡りさん此奴です。 何ですかそのご褒美は。←誰か此奴を止めて。
この世界は犬や猫と同じで年で性的な成熟するの?
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