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台本という名の一幕 1

適当に書いたんでそんな濃いネタとかでもないです。あくまでも一つの物語として...。

劇場。

それは、人々をこことは違う別の世界へと誘う空間。それは、喜怒哀楽に満ちた不思議な物語。

私たちには何一つ分かりはしない、舞台に立つ人とそれを見届ける人の間に存在する、長く短い魔法のような旅。

台本は、物語を作る上で最も大切な物の一つであり、その劇場を語る記録である。


80年代、そこは多くの人が訪れ、来る人皆を魅了させた。まさに不思議の空間と言える劇場だった。しかし、時代が進化するにつれ劇場に来る人は減り、その分人々に分け与える不思議も段々と薄れていった。最終的にその劇場は、時代の波に見えた激しさが消えると共に、長く続いた物語に終止符を打った。

これは、そんな劇場に残された"台本という名の一幕"を書き記した物である。



【台本1 〇〇劇場  常識】 2025 3/21 公演予定


皆さんは、身の回りにある"常識"について考えた事はありませんか?

少なくとも、私はその内の一人です。

実際、皆さんの生きているこの世界に存在する常識というものは、これまで何十年、何百年と生きてきた中でその物事を見てきたからこそ決定づけられる、一種の概念だと私は思っています。

しかし、時に私はそれらを"ただの固定概念"として見る事があります。例えば昔、車は空を飛べないと言われていました。しかし、今の時代では技術の進歩により、車が空を飛ぶ事も少しずつ現実になってきています。確かに、昔は今と違って技術に差があった訳ですし、車が空を飛べないって言い出すのも無理はありません。でも、現に車は空を飛ぶための準備が終わりに差し掛かっている。そうなると、これは時代と技術力の問題による人々の勝手な思い込みという事になるはずです。私たちからすると当たり前のようになっているので、当時の人の気持ちはわからないかもしれません。では、例え方を変えてみましょう。

もし、自分の書いたものが本物になったら?もし、無からお金が生み出せたら?

今でも魔法扱いされるような事だとは思いますが、私が求めているのはそれをあり得ない事だと思う考えなんです。先程も言ったように、技術力の問題で人々はそれを"不可能"であると思い込んでしまいます。なら、どうすれば不可能を可能と思えるのでしょうか。

これは、とある中学生2人の何気ない会話です。


A「なぁ、もし今ここで自分の欲しい能力が手に入るとしたら、お前は何が欲しい?」

B「なんだよ急に?新手の心理テストかなんか?」

A「そんなんじゃなくて、ただの質問だよ。」

B「うーん...だとしたら俺は、無から物を生み出せる能力が欲しいかな。」

A「なんだよそれwお前、エロ本でも欲しいってのか?」

B「そういう訳じゃなくてさ、例えばお前が貧乏人だったとするだろ?その時お前が一番に欲しがる物と言ったら?」

A「いや、そんなの金一択だろ。」

B「でしょ?そういう事なんだよ。」

A「そういう事と言われても、どういう事だかさっぱりわかんねぇよ。」

B「俺が言いたいのは、欲しいものをその場ですぐ手に入れたいって事だよ。いざという時に必要なもんとか色々あるだろ?」

A「エロ本とか?」

B「なんでいざという時にエロ本なんだよ...他校のヤンキーでも釣るつもりか?」

A「いや、お前の事だからそういうもんかと思って。」

B「だーれが親不孝者のエロガキだ。あのさ、俺が言いたいのは本当にそれが必要ってなった時にすぐ手に入れられる便利な能力が欲しいって事!わかった?」

A「ん〜?いや、わかったんだけど、よくよく考えたらそれって実現可能なの?」

B「いや、それは...」

A「だって、無からものを生み出すっていう事は、実際には不可能に等しいんじゃない?空気から肉はできないでしょ。」

B「まぁそれはそうなんだけど、妄想の話じゃないのか?」

A「いや、もしそれを現実で手に入れるとなったらの話だよ。」

B「...確かに、言われてみれば不可能かもしれないけど、数十年先の未来とかなら普通にありえるかもよ?」

A「んな事ないだろ、今もそんな事できない訳だし。じゃあ俺がここで欲しい物を思い浮かべたら出てくると思うか?」

(ドサッ...)

A&B「うわぁちょっとまってなんか猫落ちてきたんだけど怖ッ」


とまあこんな感じで、この2人が話しているのはあくまでも妄想であって、現実的に考えれば不可能な事であると思っています。でも、これは今がそういう時代であって、未来では本当にその技術が開発されて、身の回りでは"常識"として扱われるかもしれません。そういった楽観的な考え方さえあれば、不可能な事でも可能として見る事ができるはずです。

一つの物事から、勝手にできるできないを決めつけてしまう。こういった事象が、常識を非常識的に見てしまうという、私たち人間の固定概念なのです。

もしかすると、この後私の頭上から猫が落ちてくるかもしれません。でも、天井があるのにどうやったら落ちてくるのやら。

(舞台裏から猫のぬいぐるみが飛び出す)

うわまって本当に飛んできたやばい早く逃げろ俺。

(そのまま走り去って退場)



本来、この台本を基にこの劇場でさまざまな出来事が起こっていたはずです。しかし、それは今や叶わぬ願いとなってしまいました。でも、もしこの意思を受け継ぐ者がいたら、この物語は新しい一つの物語として息を吹き返す事でしょう。

それではまた、この劇場でお会いできる事を願って。












「...っていう感じのネタが思い浮かんだけど、どうしようかな。」

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