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にゅにゅにゅ  作者: 社容尊悟
一 一つの夜

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43/80

友達でいたいのだと

 本当に、辛いんだ。でも一生懸命に話してくれている。私のためなのかどうかは不明だけど……、話す時だと思って話してくれたんだよね。

「ありがとう、廸」

「ううん。こっちの方こそ、こんなつまらない話聞いてくれて、ありがとね」

「つまらなくなんてないよ。廸のこと、色々誤解してたから、知れてよかった」

「……そ……っか。なら、よかった」

 廸は白い歯を見せた。いつもの廸に戻っている。

「いつでも待ってる」

「うん」

「明日もし地球が崩壊して、宇宙で暮らすことになっても待ってるから」

「おおげさな……」

 ――彼にとっては、そんなことが起きても君とのことの方が大事なのよ。

 同じ男だからか、妙に廸の肩を持つ。廸の立場に立って考えている。

「放課後行こう。クレープ食べに」

「でもそれは……」

「いいじゃん。まだ友達同士だからさ。傍目にはわかんないよ。あたしが男だってことは。デートしてるなんて思われる心配もない。楽しい話しよ?」

「うん……わかった。行く」

「よしっ!」

 廸はガッツポーズを取って、盛大に喜んだ。みんなが見てるから……。恥ずかしいよ……。そんなに目立たないで……。

 人目を気にしないのって、男の子の性質だよね。

 女の子だったら、ふつう、気にするもん。子供っぽいことするの、恥ずかしい。

 廸って、天然?

 元気に走り去る廸の背中を目で追いかけながら、私は一人、そう考えていた。

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