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第1話 運命の日

この先一部に暴力的な発言もでますがご理解の方宜しくお願いします。

      今から語られるこの物語は実話ではありませんが現実に起こりうる物語です。


 世は大不況の真っ只中。その中の1人の男の物語である。

 いつもと変わらない毎日が続くなかで男の運命の日はやってきた。

 その男の名は「秋山大和」(あきやまやまと)。この男が物語りの鍵である。

 いつもと変わらない朝、大和はいつもと同じように目覚めた。

「大和の母」大和~起きなさい!!!遅刻するわよ!

「大和」・・・わかってるよ・・・あ~ねむて~。

 いつもと変わらない朝がやってきた。しかし大和はこの日が運命の日になるなんて思いもしなかった。

「大和の母」大和~あんたも今年卒業なんだからもっとしっかりしなさい。

「大和」わかってるよ。それより今日は俺の誕生日だからヨロシク!

「大和の母」あらそうだったかしら?(笑)

「大和」おいおい・・・頼むよ母さん。(笑)

「大和の母」わかってるわよ。冗談冗談。それよりケーキ買っとくから早く帰ってくるのよ。

「大和」ケーキって・・・子供じゃないんだから。俺だってもう18になるんだからもっと違うプレゼントとかないの?(笑)

「大和の母」バ~カ。あんたはいつまで経っても子供よ。(笑)

「大和」はいはい。母さんに言った俺がバカだった。もう行くね学校。遅刻しちゃうよ。

「大和の母」はいはい。早く行きなさい。いってらっしゃい。

「大和」いってきま~す。

 そして大和は学校に行くため家をでた。もう2度と戻れない事も知らず・・・

 大和が学校に向かう途中には色々な店がある。スーパー、コンビニ、ゲーセン、雑貨屋、et   

c・・・もちろん友達の家もある。

 そんな中いつもと変わらない道を通り走る大和に街の皆はいつも通りに声をかける。

「近所のおばちゃん1」あれ?大和君、今日も遅刻?

「近所のおばちゃん2」あいかわらず寝坊だけは治らないね~(笑)

「大和」ほっといいてよ~(笑)いってきま~す!

「近所のおばちゃん1、2」いってらっしゃい~

 と急いで走る大和に友達の1人が駆け寄る。山下達也やましたたつや

「達也」大和~

「大和」達也?お前も遅刻かよ?(笑)

「達也」おお、大和はいつもだけどな。(笑)

「大和」ほっとけ!(笑)早くいこうぜ!

「達也」おお!

 そして2人は学校に向けて走ってる時だった。突然近くからすごい爆発音がして辺りは白く煙に包ま れた。爆風に巻き込まれた2人は奇跡的にかすり傷ですんだが辺りを見渡すと先ほどまでみた風景と は異なる風景だった。

 家が燃え、車も燃え、壁は砕け、電信柱が傾き、人が倒れている悲惨な風景に2人は直面した。

「大和」・・・なにこれ?どうなってんの?

「達也」うそだろ?なんなんだよ?

 2人は目の前におきた現実を受け止めれずにいた。そんな中に近くから女の子の声がした。

「女」誰か~助けて!

「大和」・・・今声しなかった?

「達也」うん。聞こえた。

「大和」誰かいるんですか~?

 と大和が声を掛けながら歩くと

「女」ここです!助けてください!

 2人は声のする方に歩いて行くとそこには1人の女の子が瓦礫がれきに挟まれ動けずにいた。

「大和」大丈夫ですか?今助けます。

「女」すいません。足が挟まって動けないんです。

「大和」大丈夫。すぐ助けるから。

「大和」達也手伝って!

「達也」あ!おお。

 2人は必死で瓦礫をどかした。周りは今にも崩れ落ちそうな場所にもかかわらず気にもせずに瓦礫を分け続けた。そして女の子の足が見えた。

「大和」よし!足が見えた。

「達也」オッケー。ゆっくり引っ張るよ。

 女の子を2人は慎重に引っ張った。・・・・・

 そして女の子は瓦礫からようやく救出された。

「女」ありがとうございます。

「大和」別にお礼はいいよ。それより病院行かなくちゃ。怪我してるし。

「女」大丈夫です。このくらいなら。・・・痛い!

「大和」ほら、無理したらだめだよ。とにかく救急車を呼ぶから。

「達也」・・・大和・・・電話繋がらない・・・

「大和」え!?うそ?何で?

「達也」わかんね、でも何処にも繋がらないんだ。

「大和」クソ!こんな時に。・・・とにかくこの子を病院まで連れて行かなきゃ。

「達也」ああ、そうだな。この近くだと・・・医大だな!

「大和」ああ、急ごう。

 2人は女の子の肩を担いで医大に向かった。この先に待っている現実をまだ知らずに・・・


ごく普通の高校生に突如舞い降りた現実。果たして大和はこの暗い闇に立ち向かう事が出来るのか気になる所です。

この先の大和の勇気が試される場面を期待しててください。

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