表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小さな小悪魔的な?

作者: ?

『あ~、やだやだ、毎日がやだ!』

と、心の中で叫んだところで、誰かに届くわけでもなく、虚しくなるだけだ。

やがて叫ぶのも止めて、無心になる時がくる。

俺は、今電車の中なのだが、何かいいことが無いか探している。

駅が来ると電車は止まる。

そんなのは、当たり前のことなのだが、今の俺は、気づかない。

やがて心は静まり返り無の境地へと、落ちていく、すべての音は、消え色はモノクロームの世界へと…


そんな無の境地に、そいつは無理矢理に入ってきたのだ!

じっとこちら、うかがっている。

大きな目をして、こっちを見ているのだ。

『や、や、止めろ、そんな目で俺を見ないでくれ』

心の中で叫ぶ、声に出して叫びたいが、声が出でない、いや、出せないのだ!!

『だ、だ、ダメだ!負けそうだ!う~…』

思わず、微笑んでしまった。

不思議そうに見ていた赤ん坊は、俺に笑顔で返してくれた。

その瞬間凍りついた無の境地から、一気に現実へと、音と色が流れ込んで来たのだ。

何んだろう、嫌な一日だったが、赤ん坊の笑顔に救われた。

大きな幸せは、なかなか、ないけど、何気ない小さな事に、幸せを感じれたことに感謝します。

では、また。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ