異次元の扉
ギッキィ――ッ、キィ――ッ。別の世界へ行っちゃうよ。この扉、不思議の扉。知らない。全く、謎な世界へ行っちゃうよ。
そこでは何かが、あら不思議。
地面…地面が斜めで立ってらんない。およそ、平らな場所がない空間かもしれない。
違うところへ、ドアを開けて行ってみよう。小さな玉が、たくさん浮いている空間だ。不思議とバランスとって乗れるけど。特に、することもない。別の次元に行かないと。
今度はクルクルしたものに、乗っている世界。膝を曲げて横から見てみると、それは渦巻きの線だ。動いているし、よく乗っていられているな。
もう、帰りたくなってしまったけど、かといって諦めずに、出歩かないと異世界の人とも、出会わないな。たとえそれが、意図などない、罠だとしても。
終
異次元は、まあ、危険だったりする。…そりゃあ、多分程度ではあるが。