生徒会に誘われました(10話)
☆転生王女は、乙女ゲームを満喫する☆
(乙女ゲーム王女転生者)
~百合注意~
~第10話~
聖ミカエル学園に入学して2日が立ちました。
2日目で乙女ゲームの主人公のヒロインのカレン・カーマインちゃんとライバルキャラクターの悪役令嬢のダイアナ・サヴォイアちゃんと主人公のカレンの親友のマリア・ボルジアちゃんの3人と出会えてラッキーだと思いました。
そして悪役令嬢のダイアナちゃんが乙女ゲームの主人公のカレンちゃんの教科書を盗むイベントが起きました。
このイベントで主人公のカレンちゃんと仲良くなり悪役令嬢のダイアナちゃんとイチャイチャ?できて嬉しかったです。
ダイアナちゃんが差って行った後にある人から話し掛けられました。
「やあ、君が特待生のカレンさんだね。
僕は、生徒会長のロー・モレルですよ。
実は、カレンさんに生徒会の手伝いをお願いしたくてね。
カレンさん、お願いできないかな?」
ローさんは、甘いスマイルを浮かべてカレンちゃんに生徒会の手伝いをお願いしました。
私は、ローさんの姿を見て驚きました。
だってロー・モレルって言ったら乙女ゲームの攻略キャラクターで生徒会長で貴族で優しいで有名な男性です。
「えっ……
私が生徒会の手伝いですか……?
で、でも平民の私が生徒会の手伝いをするだなんて恐れ多いです!?」
カレンちゃんは、ローさんに生徒会の仕事をお願いされて慌てて両手を振り平民のカレンちゃんが生徒会の仕事をするのを恐れ多い事を知らせました。
「この学園は、完全実力主義なのですよ。
実力に平民も貴族も関係ありませんね。
それに実力があるのに使わないのは、それでこそどうかしていますね」
生徒会長のローさんは、甘いスマイルを浮かべて平民でも実力があるならば生徒会を手伝う事を知らせました。
「そ、それでは、ロー様、生徒会の仕事を手伝わせてください」
カレンちゃんは、緊張しながら頭を下げて生徒会の仕事を手伝わせてほしい事をお願いしました。
「カレンちゃん、良かったですね」
私は、カレンちゃんが生徒会に誘われたのが嬉しくてカレンちゃんの両手を握り締めてニッコリと笑いました。
「ありがとうございます、コハクさん……」
カレンちゃんは、私に両手を握り締められて恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべました。
「へーー、君があのコハクさんですか……
コハクさんも生徒会の仕事を手伝ってみないですか?」
ローさんは、私の名前を聞いて自分の口元を触り考え込んで私に生徒会の仕事をする提案をしました。
「えっ?
私が生徒会を?
でも何で生徒会に誘ったの?」
私は、正体を隠して普通の平民として過ごしていたつもりだったから何故生徒会に誘われた理由が解らなくてきょとんと首を傾げました。
「コハクさん、君の噂は、聞いているよ。
何でも入学試験でトップなのに特待生制度を断ったとか。
コハクさん、君には、興味があったのだよ」
ローさんは、少しだけ楽しそうに笑いました。
「んーー、それは、嘘の情報ですね。
私なんかが入学試験をトップな訳ないよ」
私は、口元を押さえて少しだけ考えて困ったように苦笑いを浮かべました。
確かに入学試験でトップだったのは、本当だったでも後で情報操作で平均点で入学した事にしたはずでしたから私が入学試験がトップなのがばれてないはずだと思いました。
「ふーーん、コハクさんは、なかなか面白いね。
ますますコハクさんの事を気に入りましたよ。
コハクさんが生徒会に入ってくれないと僕としては、困りましてね。
それにカレンさんもコハクさんに生徒会に入ってほしそうですよ」
ローさんは、困ったように苦笑いを浮かべてそしてカレンちゃんの方を向きました。
「は、はい、コハクさんが私と一緒に生徒会に入ってくれたら心強いです」
カレンちゃんは、私の両手を握り締めて真剣な表情で私を見つめました。
「カレンちゃんがそう言うんだったら生徒会に入っても良いよ。
カレンちゃんとだったら生徒会も楽しそうにだからね」
私は、カレンちゃんとだったら生徒会の仕事も楽しいって思い嬉しそうにニッコリと笑いカレンちゃんの両手を握り返しました。
「ありがとうございます、コハクさん!」
カレンちゃんは、私と一緒に生徒会の仕事をするのが嬉しくてパーと明るい笑顔を浮かべて私の両手を握り返しました。
「それでは、カレンさんもコハクさんも生徒会の仕事を手伝ってくれるんだね。
ありがとうね、カレンさん、コハクさん」
ローさんは、私とカレンちゃんが生徒会の仕事を手伝ってくれるって言葉を聞いて嬉しそうに甘いスマイルを浮かべて感謝を表しました。
「私の方こそ生徒会の手伝いをさせてくれてありがとうございます」
カレンちゃんは、ニッコリと笑い生徒会の手伝いをさせてくれる感謝を表しました。
「気にしないでね、ローさん。
私もこれぐらいの仕事ならばいつもしているからなれているしね」
私は、ニッコリと笑いいつもしているから気にしない事を知らせました。
「ふーーん、いつもしているね……」
ローさんは、私の言葉を聞いて口元を押さえて意味ありげに微笑みました。
「いやーー、その、お父さんの仕事の手伝うことが良くあるからね」
私は、王女様とばれると学園生活が終わるって思い冷や汗を出して誤魔化そうとしました。
「お父さんの仕事ね……
まあ、そう言う事にしておいてあげる」
ローさんは、意味ありげに微笑みました。
「と、とにかく生徒会室に行こうよ」
私は、あんまりこの話をされたらばれると思い話を変えようとしました。
「……そうだね。
それでは、生徒会室に案内するよ」
ローさんは、甘いスマイルを浮かべて生徒会室に案内する事を知らせました。
ローさんに連れられて私とカレンちゃんに生徒会室に向かいました。
「おや、ロー会長、遅かったな。
ってその子達は、誰だ?」
生徒会室に入ると乙女ゲームの攻略キャラクターの生徒副会長で王子様で私と血が繋がっていない弟のルカ・アルデンヌが立っていました。
わっ!?
ルカ君!?
な、何で弟のルカ君がこんなところにいるの!?
私は、弟のルカ君に私がマリアンヌだとばれるどうしようって思い冷や汗を出しました。
「この子は、カレン・カーマインさん、特待生だよ。
それでこの子は、コハク・シロガネさん、ほら、噂の子だよ。
この2人に生徒会の仕事を手伝って思ってね」
ローさんは、甘いスマイルを浮かべて私とカレンちゃんの紹介をしました。
「ル、ルカ・アルデンヌ王子様!?
し、失礼しました、ルカ様!」
カレンちゃんは、ルカ君の姿を見て慌てて頭を下げてルカ君に謝りました。
「……その呼び方をさせるのは、あんまり好きではないな」
ルカ君は、王子様として扱われるのが苦手だったから不機嫌そうにカレンちゃんを見つめました。
「す、すいません、ルカ様」
カレンちゃんは、慌ててルカ君に謝りました。
「ルカ君だよね!
私ね、ルカ君に会いたかったんだよ!」
私は、弟のルカ君にマリアンヌってばれるよりも乙女ゲームの攻略キャラクターのルカ君に会った事が嬉しくてルカ君の両手を握り締めてニッコリと笑いました。
「……くくく、コハクは、面白い奴だな。
気に入ったぞ」
ルカ君は、私に両手を握り締められてきょとんとして直ぐに口元を押さえてクスクスって笑い気に入った事を知らせました。
「えへへーー、ありがとうね、ルカ君」
私は、ルカ君の言葉を聞いて嬉しそうにニッコリと笑いました。
「あの、ルカ様にこんなにも気に入ってもらえるだなんでさすがコハクさんです」
カレンちゃんは、私とルカ君のやり取りを聞いて恋する乙女のように顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。
「早速で悪いが生徒会の仕事を手伝ってくれないかな?」
ローさんは、甘いスマイルを浮かべて生徒会の仕事のお願いをしました。
「わ、解りました、ロー様」
カレンちゃんは、緊張したように返事をしました。
「うん、解ったよ、ローさん」
私は、ニッコリと笑い生徒会の手伝いをする事を知らせました。
「解らない事が合ったら気軽なく聞いてくれよな」
ルカ君は、ニッ笑い解らない事が合ったら聞いてほしい事を知らせました。
「あ、ありがとうございます、ルカ様」
カレンちゃんは、慌てて頭を下げてルカ君の気持ちに感謝を表しました。
「ありがとうね、ルカ君」
私は、ニッコリと笑いルカ君の気持ちに感謝を表しました。
「それでカレンさんには、この書類の整理をお願いね。
これでコハクさんには、この書類の整理をお願いね」
ローさんは、カレンちゃんと私に書類のたばを渡しました。
「わ、解りました、ロー様」
カレンちゃんは、ローさんから書類の束を受け取ると緊張したように返事をしました。
「うん、任せてね、ローさん」
私は、ニッコリと笑い書類のたばを受け取り任せてほしい事を知らせました。
私がこれぐらいの書類の整理をするのは、お城の仕事に比べたら簡単でした。
だから1分ぐらいで終わりました。
それからカレンちゃんとローさんとルカ君の生徒会の仕事をしている様子を眺めました。
真剣に生徒会の仕事を取り込むカレンちゃんとローさんとルカ君が可愛らしいなって思いました。
ローさんは、私の視線に気がついて私の方に振り向きました。
「コハクさん、どうかしたのか?
何か解らないところでも合ったのか?」
ローさんは、私の視線に気がついてきょとんと首を傾げて私を見つめました。
「あっ、頼まれた仕事は、終わったよ。
ただ生き生きと仕事をするカレンちゃんとローさんとルカ君がなんだか良いなって思ってね。
つい見とれていたんだよ。
気が散っていたらごめんね」
私は、慌てて両手を合わせて謝りカレンちゃん達の仕事を見とれていた事を知らせました。
「えっ!?
もうあの量の書類の整理が終わったのかい!?」
ローさんは、私が書類の整理が終わったのを驚いていました。
「うん、終わっているよ。
簡単な整理だったからね。
これぐらい誰でも早く終わるよ」
私は、きょとんとしてこれぐらい早く書類の整理が終わる事を知らせました。
「……くすっ、やっぱりコハクさんは、僕の思った通りの子だな」
ローさんは、私の行動を見て口元を押さえて楽しそうにクスって笑いました。
「えっ!?
コハクさん、もう書類の整理が終わったのですか!?
さすがは、コハクさんです!」
カレンちゃんは、私が書類の整理が終わっているって言葉を聞いて目をキラキラ輝かせて顔を赤らめて尊敬な眼差しで私を見つめました。
「へーー、コハクは、やっぱり面白い奴だな」
ルカ君は、楽しそうに口元を押さえてクスって笑いました。
「次は、何をしたら良い?」
私は、ニッコリと笑い次にする仕事を質問しました。
「それでは、次にこの書類をお願いな」
ローさんは、私に他の書類を渡してこの書類の整理をお願いしました。
「うん、任せてね、ローさん」
私は、ニッコリと笑い書類の整理を任せてほしい事を知らせました。
私は、ローさんに任された仕事を1時間で終わらせました。
「……信じられない……
1ヶ月の仕事がこの短時間で終わってしまったよ……」
ローさんは、全ての生徒会の仕事が終わったのに驚いていました。
「やっぱりコハクさんは、凄いです!」
カレンちゃんも全ての仕事が終わったのを見て尊敬な眼差しで私を見つめました。
「コハクは、本当に面白い奴だな。
この量の仕事を終わられるだなんてな」
ルカ君は、私が生徒会の仕事を終わらせた事が凄すぎて楽しそうにニッて笑いました。
「いやーー、大袈裟だよ、これぐらい誰でも終わらせれる量だよ」
私は、ローさんとルカ君とカレンちゃんに誉められると頭を両手で押さえて体をくねくねさせて照れました。
実際にお父様だってエマだって城の将軍達や大臣達もこれぐらいの量の仕事ならば私と同じくらいの時間で終わらせました。
だから私が特別仕事ができるって訳でないと思いました。
でも生徒会に入る事ができましたからカレンちゃんの乙女ゲームの恋愛世界を直に体験できると思うと楽しくてしかたがありませんでした。
ーTo Be Continuedー