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ひきこもり勇者の英雄談  作者: 御影友矢
21/61

3回目03


 早いもので一年が経過した。


 サヤとの仲は良好だ。外では小悪魔だが、家では天使ちゃんだ。結構甘えてきて、俺のでっかい腹に顔を埋めてぐりぐりするのが一番好きらしい。


 すごく可愛い。親ばかになる親の気持ちが分かる気がする。サヤは誰にもやらんぞ。


 と言っても、何年後には、貴族と結婚することを考えると気持ちがげんなりする。


 サヤの家も大幅に拡張した。もうね、うん、俺がんばったよ、八畳一間の平屋だったのが、1LDK、トイレ、風呂付きの物件に変化した。


 トイレと風呂は大工さんと相談して共同作業。


 トイレは村ではぼっとん便所が主流だが、川に流れる様に排水工事し、風呂は、宿屋にもなく大抵の人は、生活魔法のクリーンですませることが多いが、木でできた風呂を俺が作り、トイレと排水管を繋げる作業は大工さんがしてくれた。


 完成したとき、サヤがえらくはしゃいでいたな。良い思いでだ。やり方を見ていたので四回目は自分で作れそうだ。


 水は、土魔法でこつこつと地面を掘って井戸を作り、そこからひいている。トイレ、台所、風呂は蛇口を捻ると水が流れる構造だ。これも大工さんがしてくれて、電気はないが、魔石が電気の代わりで、最下級の魔石でも、年に一回ぐらいの交換で大丈夫らしい。


 中級大工書に載っている術式で、その術式も教えてくれた。何とも太っ腹な大工さんだ。


 何と費用はただ。その変わり、休日はしこたま井戸掘りや土魔法を使っての手伝いをさせられた。


 ただより高いものはないと知った瞬間だ。また一段大人の階段を上った。


 同僚のコルナとの仲も良好だ。友達以上恋人未満・・・・・・すいません嘘こきました。本当は単なる同僚だ。もしかしたら友達ぐらいにはなっているかもしれない。少なくても嫌われてはいない。


 前回やった作業と同じだから比較的楽だ。


 それでもきついことに変わりはないが。


 給料で買った本がこれだ。


 中級魔法書


 絵本


 以上だ。


 だって仕方ないじゃん。絵本はサヤにねだられて買ったし、お金の半分以上はサヤに渡していて、毎日こつこつためて、ようやく二ヶ月前に中級魔法書を買えた。


 値段は金貨六枚。土下座して運良く潰れた下級貴族から安く買い叩いたものを仕入れたと言っていて相場以下で譲ってくれた。


 お値段以上○トリばりになってくれると願って読み進めた。


 中級魔法書は火、水、風、土、光、闇、の中級魔法に、氷、炎、雷、時空、森の派生魔法、さらに付与魔法も載っていた。初級魔法書よりも三倍ほどぶあつい。


 そりゃあもう期待したさ、有頂天のテンションマックスエディション。アゲアゲのブチアゲだ。隅の隅まで一生懸命読んだ。


 しかししかししか~し、派生魔法は全滅だった。


 全世界の俺は泣いたさ。サヤによしよしされて気分は持ち直したが、あの時の絶望は言葉では表すことができなかった。


 幸い土の中級魔法は使え、付与魔法も適正があったから、全くの無駄ではなかったけど。


 サヤも面白がって、俺が一から教えたが、光、闇、火、炎に適正があり、俺よりも早く中級魔法を修得した。うん、ウチノコスゴイネ。風呂を温めるのに便利になたよ。


 喋りも大分改善されたと思う。サヤはもちろん、毎日誰かと喋っているので、口も重たくなく、なめらかになってきたと自分では思う。



 一年間の報告は以上だ。あずさのことはもちろん考えてある。正直不安しかないが、やれることはやったと思う。


 そして今日は決戦の日だ。


「そっそれじゃあ、行ってくるだ」


「行ってらっしゃいブータン」


 サヤに見送られ、俺は英雄ギルドに向かった。


 そして昼休憩の時、前回同様。


「めっ飯に行ってくるだ」


「了解、それなら私の分も何か買ってきて」


 コルナのそんな言葉をバックにあずさを迎えに行った。



ここまで読んでいただきありがとうございます。




ここからはギャグです。


替え歌(タイガー&ドラゴンより)


俺の俺の俺の小説を見てぇ~ 五分だけでもいい


そしておもろかあったら~  評価してよねぇ~


小説下のぉ~       星マーク押したら~


評価されるんだよ~    簡単だから~


ふぉ~



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