出逢いは衝撃
僕と彼女との出逢いは衝撃だった―
今日から人生で一番リア充のチャンスがある高校生活が始まる。中学のときは親にホモと間違えられるほど、恋愛に奥手で何も出来なかったので今度こそはやるしかない。
期待に胸を膨らませて、僕は早い時間に家から出た。
「おーい、一寸木待ってくれよー」
「おう、利根川か。悪かった」
こいつの名前は利根川進僕の中学の頃からの友達で、中学はこいつと二人でずっと一緒に居たと言っても過言ではない。
「一寸木はこの学校の女子どうだと思うよ?俺は結構アリだと思うぜ?」
(そういえば...。見渡して見てもそれなりに可愛い人が沢山ではないがいるな)
「まぁ、それは僕も思っていたところだ。リア充になるには相手がまずいないと話にならないしな」
「お前がリア充になるって言ったときは、クラスの女子がAV女優だったときくらいの衝撃を受けだぜ」
「そんなに、僕は非リアを極めてたのか…」
自分でも呆れてきてしまってそんなことしか言えない...。
「当たり前だわ!お前はホモで俺のこと好きだと思っていたぞ!!!」
「おい、みんな見てるからやめてくれ」
「ああ、悪い(笑)」
「全く...まぁ、早く行こうぜ。お前とクラス一緒だったしな。腐れ縁もここまで来ると運命を感じるな」
「え?運命!?照れるからやめろよ...///」
僕は利根川を思い切りぶっ叩いて、先にクラスへと向った。
高校生活が始まるということもあり、自分でも気分が高揚しているのか、クラスに向かう足取りはとても軽く空が飛べそうだ。そして、自分のクラス1年2組へと着いた。
(よし、まずは1年。頑張ろう...)ガラッ
「え?は?」
驚くことにクラスのドアを開くと、そこには―
裸の女子が居た。