欲望の開放
不定期更新ですみません
一応生存報告もかねた投稿です
ここは何という楽園であろうか。それが俺が感じた第一印象だ。
「まず白猫ちゃん。なんだよそのロリ体型!俺の心にカーブからのストライクッ!!あれか?あれなのかっ!?ちっちゃい体でさわやか系の服着て元気でーす感出してさらにポニーテールにして無邪気さをアピール。し・か・も一体何処から出してきたのかそのランドセルは服を少し引っ張るから膨らみかけたちっぱいが強調されて並々ならぬ犯罪臭を漂わせてくれるぜェ」
自分の今の格好が女の子になっているのにもかかわらず男の口調でしかも興奮気味に語ってしまった。そしてターゲットは次の標的へと移る。
「そしてわんこちゃん。一言目に来るのはアウト!!その格好はアウトだよわんこちゃんいやでも俺は犬耳とかそーいうのはバッチコイなんだけどもっと隠そうよ!あんまり見せるのはよくないよ反則だよちっちゃい体なのに不釣り合いに大きい胸はもうやばくてサイコーです!!おまけにわんちゃんってボクっ子だからその格好だとなぜか従順な子犬をイメージしてしまうぞ。・・・・・ふう、結論。二人が可愛すぎて鼻血が止まりません」
言い終えると同時に鼻血が噴き出して床に倒れかける。
が、直前に白猫ちゃんとわんこちゃんが同時に支える。
「だ、大丈夫ですか?先輩。気をつけてくださいよー」
「そうですよ。この格好だって黒猫先輩をそのぉ・・・一応、興奮させるために着たんですから。その反応は嬉しいんですけど」
「う、嬉しい事をいってくれるねぇ。耐性は十分ついてたと思ってたけどな。・・・それよりもこの姿について何か疑問とかは持たなかったのかい?」
俺がそう問いかけると二人は即答した。
「いやぁ、先輩だからこれぐらいは余裕で行っちゃうかと予想してました」
「むしろどちらが予想していたものに近いか賭けをしていたぐらいですよ」
そ、そうだったのか。俺の知らない所でそんな会話があったのか。と思うと結果が気になる物で聞いてみた。
「あ~、それはですね。・・・まだ内緒にしてもらえると助かります」
「ちゃんとボク達の能力が分かってからにしてもらえないですか?」
「おう。それならぱっぱと次に進んでいこうか」
鼻血をふき取り、机をもとの状態に戻す。椅子に座れば準備完了。気持ちを切り替えてさあ、君たちの能力をこの目でじっくりと見させてもらおうか。
「それじゃあ気を取り直して、説明タイムと行こうか。まずは変化が一番少なかったわんこちゃんからだよ。お願いするね」
「はい、ではボクの能力は簡単に言うとコスプレですね。詳しく説明すれば今着ているこの犬っ娘の格好はボクのイメージで作られた服です。イメージすることができればどんな服でも作ることができます。例えば・・・」
わんこちゃんの身体が一瞬光ったと思えば、さっきまで着ていた犬っ娘の衣装から今、結構な人気を集めているゲーム、「おっそ~い!」などの言葉で有名な艦隊を擬人化したキャラの服装になっていた!
「・・・ほらっ!この通り、一瞬で作り変える事もできちゃうんですよ!すごくないですかっ!?」
お、おう。
すごい勢いでこちらに倒れんばかりに身を乗り出して語りだすわんこちゃん。実はもの凄くオタクで、コスプレ願望があったのだ。だから今回衣装を想像して作ることができる能力を手に入れて興奮しているのだろう。だが想像してほしい。露出が多く、際どい格好をしたロリ巨乳のかわいい女の子が目の前で飛び跳ねるとどうなるかを。
ぶるんっ!ぼるんっ!ばいぃんっ!
体の動きより0,5秒ほど遅く動きだし跳ねるわんこちゃんの巨乳。それはこの世のものとは思えないほど柔らかいんだろうなぁと揺れが収まるまでじっくりと目に焼き付けていました。まる。
「あっ、や、やめてくださいよぉ。・・・そんなにじろじろ見ないでください。黒猫先輩のエッチ」
慌てて胸を抱き、身をよじる。そんな単純な動作だけで俺の血の流れが加速し、先ほど塞がったばかりの鼻血痕からまた血が出てきた。
「う、うん。ごめんね、じろじろ見ちゃって。でもこれだけは言わせてほしいな。今のわんこちゃんの表情とかすごくキラキラしてたら見とれちゃったんだ」
ごめんねと謝りつつさりげなく褒めておく。鼻血をティッシュで止めながら言うセリフではないと思うがそこは気にしないでもらいたい。だってほら。
「はうぅぅぅ・・・、そんなの言われたら絶対に許しちゃますよぉ。黒猫先輩ってあざとすぎますぅ」
顔を真っ赤にして小さくなっている。あざといとか言われたが気にしない。
「ごほんっ!それじゃあ胡毬ちゃんの説明が終わったところで次は私の番ですね!」