いきなりハーレム宣告
どーも!!
アラタ刹夜です!
前回の作品もまだ連載しています。
今回の作品はただひたすら甘いです。
主人公と二人のヒロインがただイチャイチャするだけのお話です。
それではそうぞ。
「お前達!!ケモ耳は好きかーっ!!」
バァーーンっっ!!!
いきなりこんな奇声を上げながらドアを開けたのは俺こと、黒音孤月は前述の通りケモ耳が好きだ。好きすぎて堪らない。むしろ愛しているとさえ言ってもいい。はい、俺はケモ耳に人生をささげています。
「はい、好きです。先輩の事が」
こんな事に動じないでさらりと俺に告白してくるのが同じ部活動「動物研究部」の副部長の白音胡毬である。黒髪ショートの清楚系で身長が俺が176センチあるのに対して158センチと意外と小柄なイメージが定着して学校では有名人だ。本人曰く脱ぐと凄いらしい。
「それは白猫ちゃんが白い猫耳カチューシャを着けながら言ってくれたら答えるよ」
「了解です。今すぐ、ドン〇で買ってきます。」
「いや、そんなに焦らなくていい。実は俺のカバンの中にこんなこともあろうかと思って持ってきたのだ!」
そう言って、カバンの中から様々なケモ耳カチューシャを取り出した。
「わあっ!先輩、さすがです!これで私の愛のベーゼを受け取ってくれるんですね!?」
「おおっと!そうとは限らないぜ、白猫ちゃん。カチューシャを着けてどれだけ俺を萌えさせてくれるかによって答えは変わってくぜ」
「むむっ、これは難題ですね。では服を脱いで誘惑しまっ!!??」
「いい加減にしてくださいっ!!部室の中で淫らなことをしないように何回も注意してるでしょ、胡毬ちゃん!あと黒猫先輩も胡毬ちゃんを煽るようなことはしないで下さい!これ以上ボクの精神をすり減らすようなことはしないで下いよぉっ!」
このキレのあるツッコミを入れてくれたのは、同じく後輩の犬威詩帆。今時珍しいボクっ子で一般の女子の高校1年生にしてはかなり小さい146センチであることに悩んでおり毎日牛乳と豆乳を飲んでるらしい。しかしそれらの栄養はすべてある場所の成長に使われているようで背は全然伸びていないらしい(本人談)。
「はははっ、悪かったな。白猫ちゃんにばっかり構って。わんこちゃんもちゃんと構ってやるから許してなっ?」
「なっ、なにをいってるんですかぁっ!ボクは別に・・・・構ってほしいわけじゃ・・・」
顔を真っ赤にしながらもじもじと言い訳を言う姿には何かグッと来るものがある。わんこちゃんカワイイよ。
白猫ちゃんとわんこちゃんの頭を撫でてあげてから席に座るように促す。
「それで先輩、どうしたんですか?いつもの事だけど一応聞いておきます」
「ありがとう、聞いてくれて。今回のテーマは写真撮影だ。二人にモデルとなって欲しいんだ」
「「モデルですか?」」
「ああ、今度の日曜に動物研究発表兼触れ合いの場をやるだろ?それをもっとみんなに知ってもらいたくて二人に白羽の矢が立ったんだ」
「「(黒猫)先輩の頼みならいいですよ」」
「二人とも感謝する。これは発表会の打ち上げに俺の部屋に招待してあげるよ」
タラリ、と鼻血を出して倒れかける白猫ちゃんとさっきの3倍は顔を真っ赤にするわんこちゃんがそこにはいた。
二人が落ち着いた頃を見計らって話しかける。
「それじゃあカチューシャとシッポを着けてポーズ取ってちょーだい」
二人が俺の言葉に頷き、それぞれの思い思いのポーズを取っていく。それを俺はいいね~など言いながらカメラに収めていく。
30枚ほど撮ったあと、お疲れ―と声を掛ける。すると二人は寄ってきて写真を確かめたいと言った。
そうしているうちに部活は終わり、あとは帰るのみとなった。
「お疲れ様。今日はちょっと遅くなったから二人とも送ってくよ」
「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えて」
「先輩やさしー!」
「よし、それじゃあ行こっか」
「「はーい」」
学校を出て国道沿いに歩いていく。5分ほど歩いていたら、車道の端に茶色い塊が血に染まっているのが見えた。
「ん、あれは・・・」
「猫・・・ですかね」
「かわいそうです」
「そうだな、ちゃんと埋めて墓を作ってあげよう」
「「賛成です」」
カバンからビニール手袋を取り出し、猫を拾いあげる。近くの公園の木の下に埋めてお祈りをする。安らかに眠ってくれと。
「それにしても先輩ってなんでもカバンの中に入ってますよねー」
「あ、それボクも思った」
「ああそれはな、父が獣医で俺も継ごうと思ってるし、助けられる命があるのに見てるだけじゃ嫌だからな」
「カッコいいです・・・」
「ボクも惚れ直しました・・・」
「二人は将来、何になりたいんだ?」
「私は先輩の仕事のお手伝いがしたいです。あと、お嫁さんになりたいです」
「ボクもお手伝いがしたいし、黒猫先輩のお嫁さんになりたいです・・・」
「じゃあ二人とも俺のお嫁さんになる?」
「「はいっ!!」」
「そしたら今度二人は俺の女だって証明できるものを買いに行こうか」
「そ、それはまさか・・・」
「ボク達の・・・」
「「婚約指輪ですかっ!?」」
「それは行ってからのお楽しみだな」
「え~」
「ふふっ、期待してますよ。せ~んぱいっ」
そうして俺は二人を家に送り自分の家兼動物病院に帰っていった。