第70話 フルアーマー
なぜか登場の要望が多かったあの合法ロリがついに登場。
思っていた以上に読者の中にロリコン紳士が多かったようです。
私、楠木南央はとんでもないことをやらかしてしまったと内心、後悔していた。
あのみんなが錯乱状態になってしまったあの日。
冷静になった私たちは「やってしまった……」と誰もが思った。
あろうことか、あのロリコン先輩を合法ロリに会わせようなんて思ってしまったのだから。
しかしもう海斗先輩には連絡をしてしまい、あのロリコン先輩はとてつもなく機嫌がよかった。あまりの笑顔に、今回の一件を中断することを躊躇するほど。
そして訪れた運命の日。
私は、お姉ちゃんと一緒に加奈先輩のお部屋を訪れていた。そこには当然、小春ちゃんと海斗先輩を除く全員の文研部員が揃っている。
『…………』
みんなのテンションは、低い。
ちなみに小春ちゃんがいないのは、今回海斗先輩に会わせる合法ロリが、小春ちゃんのお姉ちゃんは人気リポーター、雨宮小夏さんであり、小春ちゃんは小夏さんと家に待機している。
今日は、小春ちゃんの家にみんなで遊びに行くという形で、私たちは小春ちゃんの家にお邪魔させてもらうのだけど……。
「あの……ぶっちゃけ、上手くいくのでしょうかね」
『さあ……』
あのロリコン先輩を更正するために合法ロリをぶつけて、思う存分幼女を堪能してもらえばもう一周回ってロリコンではなくなるのかもしれないと踏んだ私たちなのだけれど……やばい。今思うとこれダメかもしれない。っていうかダメでしょこれ。
「ま、まあ、でも。せっかく人気リポーターさんに会えるんだし、楽しんでいこーよ!」
恵先輩はこんな時でも元気だ。
しかし、恵先輩を含めて今この場にいる私たちの考えていることは同じだろう。
あの海斗先輩に対して合法ロリをぶつけるとかもう私たちに勝ち目がない。
『はぁ……』
もう何度目かも分からないため息。
とりあえずそろそろ時間なので、私たちはお隣の海斗先輩を迎えに行くことにした。
加奈先輩がインターホンを押す。電子音声が鳴り、数秒後にドアが開いた。
『……………………』
絶句した。
目の前にいるのは確かに海斗先輩だ。
だが、問題はその服装。
「あの、海斗くん……」
「ん? どうした?」
加奈先輩が、私たちを代表して海斗先輩にその格好について尋ねた。
「どうして、スーツを着ているんですか?」
そう、海斗先輩は何故かスーツに身を包んでいた。フォーマルなこの装い、いわゆる紳士服というやつだろう。しかも片手でエーデルワイスの花束を持っているし、もう片方の手には小さな箱のようなものを持っている。え、なにこれ。流石にこれは予想外だよお姉ちゃん。
「決まっているだろう。これから小夏さんと会うんだぞ。下手な服装はしていられない」
「……その花束は?」
「小夏さんへのプレゼントだ。日本には本物のエーデルワイスは生息していないときいてな。ちょっとヒマラヤ山脈まで行ってとってきた」
「か、かいくん。ちなみにその箱は……」
「これも小夏さんへのプレゼントで、中身は俺が作ったケーキだ。この日の為にひらすら腕を磨いてきた。味には自信がある」
完全武装。
最終決戦仕様。
フルクロス。
フルインパクト。
フルアーマー。
フルセイバ―。
何故だか私の頭の中に、これらの単語が浮かんできた。
言うなれば目の前の紳士服に身を包んだ紳士は、『フルアーマー海斗先輩』と言った所だろう。サ〇コフレームが展開したら絶対に赤じゃなくて緑だよあれ。覚醒してるよ絶対。そりゃあ覚醒すればヒマラヤ山脈に行ってエーデルワイスをとってくるぐらい余裕だよねこの人外先輩は。
紳士服に身を包んだ紳士はそわそわしながら腕時計に目をやり、「そろそろ行かないとな。遅刻はしていられない」と言い、私たちを置いて先に歩き出した。
ああ、もうこれダメかもしれない。
明らかに気合の入っているロリコン先輩に絶望しつつ、私たちは小春ちゃんの家に向かった。
なんでこんなことになったんだろうね。うん。
しばらくして、小春ちゃんの家にたどり着いた。小春ちゃんの家は一軒家で、白くて綺麗なお家だった。私たちは海斗先輩の服装を事前に小春ちゃんに連絡しておいた。彼女が目の前の光景に硬直しないように。
そして、海斗先輩は震える手でインターホンを押した。
ピンポーンという電子音声が、白いお家の中に響き渡る。
数秒後、小春ちゃんがドアを開けて出てきた。案の定、海斗先輩を見て一瞬だけ「私の目の前で何が起こってるの?」というような顔をしたが、そこは、演技だってこなしちゃう大人気アイドル。すぐにいつもの表情を取り戻した。
「い、いらっしゃい。海斗先輩。みんなも」
「お、おう」
「えーっと、とりあえず、あがってください」
小春ちゃんに促されて、私たちは家の中に入った。そのままリビングに案内される。小春ちゃんとは一緒によく遊ぶけれど、でも家に入ったのは今回がはじめてだ。
うわぁ。凄い。中も綺麗だなぁ。
あ、本棚に漫画がある。棚には模型も飾ってあった。そういえば最近、加奈先輩の布教で私たちも模型作りにチャレンジしてみたんだっけ。
リビングにお邪魔して、私たちはソファに座らせてもらった。海斗先輩は、加奈先輩の隣で一人ガタガタと震えていた。
「手の震えが止まらん……!」
あんたはどこのNEATだ(NEETの方ではない)。
どうやら海斗先輩はいつの間にかア〇ターウォーの世界で生きていたらしい。
みんなをリビングに案内し終えた小春ちゃんは、私たちを見て、
「お姉ちゃんは今……」
と、何かを言いかけた。だがそれは別の声によって遮られた。
幼い、小さな子供のような無邪気な声。
「あ、小春ちゃん。おともだちがきたの?」
ひょこっ、とリビングと廊下を繋ぐドアから顔を覗かせたのは、小学校低学年ぐらいの小さな少女……否、幼女。
純粋無垢な瞳。未成熟な肢体。ぽわぽわとした雰囲気。
紛れもない、雨宮小夏さん本人だった。
これで二十六歳だというのだから世の中というものはわからない。
だが一つ問題がある。
一つ、この時の小夏さんは服に身を包んでいない。
一つ、どうやら彼女はお風呂上りらしい。
一つ、彼女はバスタオル一枚でのみ身を包んでいる。
一つ、風呂上り+バスタオル一枚で絵的にかなり危険な状態。
導き出される結論は……、
「はじめまして。黒野海斗と申しまオルァッ!」
何故か海斗先輩は自分の顔をグーで殴っていた。恐らく、邪念が沸き上がる前に自分で抑制したのだろう。が、どうやら間に合わなかったようだ。明らかに鼻血が滝のように流れ落ちている。
導き出される結論。それすなわち、流血である。
今の海斗先輩の鼻からは大量の血液が物凄い勢いで流出している。擬音にすると『ドバババババババ』みたいな勢いで。
幼女に対して性的な目を向けるなど言語道断、と熱く語っていただけにまあ、そういう気持ちは抱いていないし、ただ純粋に幼女が好きだと言っていた海斗先輩でも、流石にこれは刺激が強すぎたのだろう。
自制するために自分を殴るとは思わなかったけど。
「わわっ。だいじょうぶっ?」
「こひゅー……はい……こひゅー……大丈夫、です……こひゅー……ちょっと血が……こひゅー……足りなくなっただけですから……」
そんなことを言っている今も、海斗先輩からは大量の鼻血が流れ落ちている。一滴たりとも床に鼻血を落としていないのは流石だ。いつの間にか取り出したビニール袋に血を溜めている。
「ちょっとお姉ちゃん、着替えてからにしてよ!?」
「ふぇっ。で、でもでも。小春ちゃんのおともだちだし……はやくあいさつしなきゃって思って……」
「そのお友達が今、死にかけてるんだけど……ていうか、お風呂入ってる途中だったんでしょ。無理しなくていいから、ゆっくりしてて」
「はーい」
さすがに風呂上りにバスタオル一枚しか身に着けていない合法ロリはこのロリコン先輩には刺激が強すぎる。とりあえず小夏さんには着替えてきてもらって、その間に海斗先輩は体の回復に専念してもらった。
「お、おふろっ!?(ブッシャァアアアアアアアアアアア)」
すごいこの人。『おふろ』の三文字だけで流血してる。
「ぐっ……刺激が……強すぎる……! 邪な気持ちな抱いていない……性的な目でも見ていない……それでも、いくらなんでも……刺激的過ぎる光景だぜ……!」
もう滅べばいいのに。
☆
「はじめまして。黒野海斗と申します。小夏さんのご活躍は、いつも拝見させてもらっています」
そういってロリコン先輩は、片膝をつきながら、そっと花束とケーキという手土産を小夏さんに渡した。
ちなみにエーデルワイスには『高貴』、『大切な思い出』、『忍耐』、『尊い思い出』という花言葉があるらしい。忍耐て。その花束を渡した当の本人が忍耐しきれずに流血沙汰になったというのに。
ああ、そういえば道中にどうしてエーデルワイスかたずねてみたら「小夏さんとのひと時は一秒一秒が大切な思い出であり、尊い思い出なのだという意味をこめてだな……ああ、小夏さん。かわいいよ小夏さ(以下略)」って言ってたっけ。
「わあっ。お花だ。きれーっ」
「お喜びいただけて、なによりです」
「これは……?」
「ケーキです。小夏さんがいちごのショートケーキが好きだと仰っていたので、作らせていただきました」
「ええっ! これ、かいとくんが作ったの?」
「は、はいっ。お口に会えばよろしいのですが……」
「ありがとっ。大切にたべさせてもらうねっ!」
合法ロリスマイル!
こうかはばつぐんだ!
ろりこんはちからつきた!
「って、先輩!?」
「ちょっ、いきなりなに倒れているんですかあなたは!?」
「へへっ……下の名前で呼んでもらえるなんて……しかもあの笑顔……もう死んでもいい」
『ダメでしょ!?』
私たちは思わず互いの顔を見る。
もしかするとこれは、思ったよりも心配する必要はないのかもしれない。
このロリコン、悉く自滅している。
恋愛フラグとか、そういうのを考えたり心配していた私たちがバカみたいなぐらいに自滅している。
例えるなら、地雷原と化したお花畑をスキップしてドカドカ地雷を踏みまくって爆ぜまくっているような、そんな状況だ。
「だ、だいじょうぶ? ぐあい悪いの?」
『ご心配なさらず。ほっとけば治るので』
小夏さんはきょとんと首を傾げていたけど、勝手に死体になっているロリコンを放置して、私たちは小夏さんとのお喋りをはじめた。
小夏さんと文研部のみなさんは、どうやら面識はあるらしい。とはいっても、文化祭の時に小夏さんがインタビューでお店に訪れた、というだけだが。
「ええっ。あのお料理をつくったのはかいとくんだったの?」
「はい。そうですよ。あの着ぐるみに入っていたのも、海斗くんです」
「すごいなぁ。じゃあこのケーキも……。はむっ。もぐもぐ……んにゅっ。おいしいっ!」
「本当ですか!?」
あ、復活した。
小夏さんの一言で、ロリコン先輩が息を吹き返した。いつの間にか血色もよくなっている。どうなってるのあの先輩の体。
「うんっ。とってもおいしいよっ。ありがとう、かいとくんっ」
にぱっ、と満面の笑みを浮かべる小夏さん。
海斗先輩は昇天してしまったようだ。幸せMAXの状態のまま放心している。
「……なんだか、いつにも増して海斗くんの行動が奇怪なことになっているような気がします」
人気リポーター雨宮小夏は、デビュー二年目にして、活躍の場をバラエティなどにも移しており、今ではお茶の間の人気者であり、癒しでもある。
そんな小夏さんを見て舞い上がるのは分かるが、海斗先輩のそれは明らかにただ有名人に会えるだけのものとは違う。
「かいとくんって、器用なんだねぇ」
「はっはっはっ。これぐらいは紳士の嗜みですよ」
本当の紳士ならば、幼女に褒められただけで鼻血が出たりはしない。
今もボタボタと流れ落ちているし。
ていうか……うーん。これは……。
なんていうか、海斗先輩は『いつか合法ロリと結婚する』と宣言している割に、色々と……奥手だ。
さっきから私たちはみんなでおしゃべりをしているはずなんだけど、海斗先輩は自分からあまり積極的に小夏さんに話しかけようとはしていない。
最初こそ張り切ってプレゼントを渡したりしていたけど、今はなんというか、おとなしい。
「YESロリータNOタッチ……YESロリータNOタッチ……幼女とは愛でるもの……幼女とは眺めるもの……手を出すことなかれ……ノー小学生ノーライフ……」
うわ必死に自分を抑制してる。『いつか合法ロリと結婚する』と言っているのにNOタッチじゃいつまで経っても無理な気がするんだけど。
「あの、海斗先輩……」
小夏さんが他のひとたちとお喋りしている間に私は、こっそりと海斗先輩に話しかけてみた。
「YESロリータNOタッチ……どうした、南央」
「いや、『YESロリータNOタッチ』じゃ合法ロリといえども結婚出来ないんじゃ……」
「フッ。甘いな南央。俺は幼女に対して性的な目をむけてはいない。あるのは純粋な、幼女に対する愛だけさ。幼女とは愛でるもの。だから俺は合法ロリと結婚して養って毎日ロリを愛で続けるんだ。そこに邪な気持ちは一切ない」
めちゃくちゃ綺麗な顔でサムズアップしてきた。
これなら良い……のかな? うん? あれ?
なんだかもうわけがわからなくなってきたよ。
「結婚している時点でアウトじゃないですか」
「結婚はタッチに入るのか!?」
「さあ……」
「まて。俺は邪な気持ちは一切抱いていない!」
「ほほぅ」
「ただ幼女を愛しているだけなんだ!」
「最後の一言で台無しですね」
「そもそもロリBBA、つまり合法ロリとは合法だから合法ロリなんだよ。だから結婚しても許されるんだ……たぶん」
「いや、何言ってるんですか普通にダメですよ」
「バカな……! たとえ幼女でも、愛さえあれば関係ないよねって思ってたのに!」
「あると思います」
「合法ロリとの結婚は『YESロリータNOタッチ』に反するのか否か……これはまた同士たちと議論せねばなるまい」
大人気リポーターがロリコンと結婚とかシャレにならないような気がする。
ていうか同士って誰だろう。まあ、犯罪者予備軍なんだろうけども。
「かいとくんとなおちゃん、どんなお話してるの? なんだかとっても楽しそうだったよっ!」
どうやら私たちの会話の様子に気づいたらしい。
小夏さんがキラキラと目を輝かせながらきいてきた。
ああ、この人。もう今年で二十六らしいのに凄く、純粋無垢だなぁ。良い意味で子供っぽいっていうか。
でも会話をしている限り、百パーセント子供ってわけじゃないんだよね。大人っぽさも秘めているっていうか。
「愛について語り合っていました」
幼女の質問にロリコンが素早くこたえる。愛について語りあってたって……まあ、幼女に対する愛という条件がつくけど。
それにしても凄いなぁ。『幼女』と『ロリコン』だけで誰が喋っているかが丸わかりだ。
「愛? ふふっ。もしかしてもしかして、かいとくんってだれが好きな子がいるの?」
『ッ!!』
この合法ロリ、とんでもない爆弾を投下してしまった。
その行為はさながらニコニコと無邪気な笑顔でバズーカをぶっぱなしたような、そんな感じだ。
ぶっちゃけた話、質問は今まで誰もしたことがなかったもの。
きいてみるのも怖いし、返ってくる答えを聞くのも怖い。
だけど海斗先輩とほぼ初対面の小夏さんは、そんな質問を平気でしてきた。
この場にいる二人を除いた私たちだけの間に、一瞬の緊張感がはしる。
小夏さんがワクワクしたような目で海斗先輩の事を見ている。
そして、「せーしゅんだねぇ」と言って、無駄に二十六歳っぽいところを感じさせた。
「まあ、ここでいつも通り『小夏さんが大好きです』だとか、『ロリでもないBBAには興味なんかありませんよHAHAHA!』みたいなことを言うんだろうねぇ」
緊張感がはしったのは一瞬。ここで私たちみんなが冷静になったタイミングで、恵先輩がそろそろいい加減パターンも分かっているというような感じでこっそり耳打ちしてきた。
他の先輩たちも「ああ、いつものパターンね」と言いたそうな顔をしている。
――でも私には、それがどこか「そうであってほしい」と願っているようにも見えた。
まあでも、さすがに合法ロリを目の前にして海斗先輩もいつもの紳士っぷりを全開にすることはないけれど、どうせ似たようなことを言……、
「…………………………」
あれ? おかしい。
海斗先輩が何も言わない。
小夏さんの言葉をきいてから、何かを考え込んでいる。
腕組みをして、首を捻ったりしながらも、何かを考え込んでいる。
他の先輩たちの様子を見てみる。が、加奈先輩やお姉ちゃんをはじめとして、他の先輩方も「あれ?」と海斗先輩の様子に首を捻っていた。
他の先輩たちも海斗先輩の様子を理解できていない? じゃあ、まだ私や小春ちゃんの知らない新パターンというわけでもないのかな。
短いか長いか分からないような時間の後、海斗先輩はゆっくりと口を開いた。
「…………………………うーん。なんだか、分からないです」
『……っ!?』
絶句、した。
私だけじゃなくて、小夏さん以外の、この場にいる女子全員が。
明らかに今までの海斗先輩の反応が違う。だが小夏さんはそんな海斗先輩の反応がおかしいことには気づかない。きょとんとした顔で首を捻る。
「わからない?」
「はい。どうしてでしょう。前まではこういう質問にはちゃんと答えられたはずなんですけど……あれ? なんだか自分の中で疑問というか……一つは決まってるんですけど、もう一つ、何かあるような気がするんです。ああ、もう。ごめんなさい。わかんないです。自分の中でもやもやっとしたものがあるんですけど、それが何なのか見当もつきません」
「ふふっ。そーなんだ」
混乱する私たちをよそに、小夏さんはにっこりと微笑む。
その笑みは子供っぽくなくて。
むしろ何かを理解した大人……お姉さんのような。そんな、笑みだった。
「そっか。じゃあいつか、わかるといいね。そのもやもや」
「小夏さんは、解ってるんですか?」
「うん。バーッチリねっ。おねーさんはすべてお見通しなのですっ」
そういって小夏さんは、海斗先輩ににっこりと天使のような笑みを浮かべて、優しく語りかける。
「そうですかぁ。うーん。なんだろ。はやく晴らしたいな、このもやもや……」
「かいとくん。そのもやもやはきっと、素敵なことだと思うよ。でも焦らずに、ゆっくりと自分で答えを出してそのもやもやを晴らしてね」
「はいっ。小夏さんに言われたのなら、絶対にそうしますっ!」
「じゃあ、おねーさんとの約束ね。ゆびきりしよっ」
その後、小夏さんと指切りした海斗先輩は幼女との物理的な触れ合いに歓喜し、意識を失った。
だけどぶっちゃけその時の私たちにはそんなことはどうでもよくて。
突然訪れた海斗先輩の変化に、みんなそれぞれが戸惑っていた。
合法ロリをついに絡ませるということで、主人公のキャラ的に話の流れなどに悩みました(捻りもなく書くとヒロインズが惨敗してしまうという意味で)。
これだからロリコンは(呆れ)
ちなみにまだ主人公の中では
幼女>BBA
は変わりませんが、文化祭編以降、ヒロインたちと同じ時間を過ごしていくうちに
幼女≧ヒロインズぐらいにはなりつつあります。
相変わらずロリコンのままですが。
今回、小夏から質問されたことで改めて真剣に考えてみた(合法ロリからの質問なので真剣に考えてみた)ことで、心の奥底でヒロインズを意識し始めたというところです。




