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其の二

其の二です。楽しんで頂けたら嬉しいです。

霧雨魔法店を後にした其の男性は今は霊夢が居る博麗神社のお賽銭箱の前に居る。


『チャリーン!』


持っている幻想郷の百円玉をお賽銭箱に入れた。その音を聞いて神社の裏の方から1人の女性、霊夢が現れた。


「珍しいわね、参拝客なんて。いくら入れてくれたの‥‥‥ん?」


霊夢はその男性の顔をじっと見る。霊夢の記憶にその男性が誰かの姿に重なる様な気がしたからだ。


「もしかして、この神社に来るのは初めてじゃない?」


「小さい頃に何度か来た事があるよ」


「ふーん」


しかし以前に会ったとは違う物を感じる。何かこう誰かに似てる様なそんな物を感じる。その誰かが出てこない。


1人思い当たる人物が居るけど違ったらその本人に悪いので別の話題を持ちかけた。


「お茶位しか淹れられないけど、飲んでいく?」


不思議と違和感は感じられなかった。いつも友達の様に接している様なそんな人に見える。


「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて頂きます」


裏に回って廊下に座って、霊夢が少し待つ様に男性に言い暫くしてお茶の入った湯飲みを持って来た。


「いただきます」


男性は湯飲みを取って自分の座る隣に置いた。霊夢も座り男性に語りかけてきた。


「人間の里の人?私は霊夢と言うのだけど、貴方は?」


「流星です。久々に幻想郷を旅してる只の風来坊ですよ」


お茶を飲み流星は昼の空を眺め始めた。流れる雲をただひたすらと見ている。


霊夢はその姿を見て流星が誰か確実に分かった。間違い無い流星は恐らく‥‥‥


「何か魔理沙に似てるわね」


「えっ?」


流星は霊夢の方を向いた。魔理沙の名に凄く反応をした表情をしてる。


隣に在るお茶を飲む、立ち上がって霊夢の方を見て流星は微笑んだ。


そしてポケットに手を入れて魔理沙が持っているのと同じキーホルダーを出し霊夢に見せた。


「やっぱり、貴方は魔理沙のお兄さんだったのね」


「魔理沙は元気にしてますか?」


「それはもう凄く元気よ。少し待ってて、魔理沙が直に来るから」


しかし再び振り向いた時には流星の姿は無かった。お茶の隣に一枚の書き置きだけが置いてある。


霊夢はその書き置きを手に取り読んだ。


「時が来たら会おう。としか書いてないわね」


霊夢は空の方を見た。何時もの様に空中を飛ぶ魔理沙の姿が見える。


魔理沙は霊夢の座る先に降りて来た。霊夢の持っている書き置きに目が行く。


「霊夢、どうした?何か珍しい物でも見たか?」


「魔理沙、驚かずに聞きなさい。今さっき此所に貴方のお兄さんが来てたのよ」


「そうか。それで兄貴は去ってた訳か」


「驚かないの?」


「兄貴の事だ。必ず何処かで会える事を期待しとくぜ」


魔理沙は座って流星と同じく空を眺め始めた。流星も同じ空を見ているのだろう。


「霊夢、お茶を淹れてほしいぜ」


「分かったわ」


霊夢は書き置きを置き奥の方へと歩いて行った。霊夢が置いて行った書き置きを見る。


「兄貴も照れ屋だぜ。態々居なくならなくても良いのに」


霊夢が来てお茶を受け取り魔理沙は直に会えるであろう、兄の事を思いお茶を頂いた。

読んで頂きありがとうございます。


主人公の紹介


霧雨 流星 (きりさめりゅうせい)


二十五歳位人間をしている。


男性なのに顔が妹の魔理沙に間違われる程似てる。


パッとみたら女性ではないかと言われる程。


名前の由来は私作者の一番に好きな曲『星色夜空』から取っております。


能力は不明 (後に能力を入れる予定)


早くも感想や評価や登録ありがとうございます。


では!






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