プロローグ
何気に公の場に出すことを恐怖に感じます(汗
取り敢えずはプロローグという事で気軽に読んで下さい
プロローグ
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side-??-
……唐突だが、『今、自分の生きる世界を創り変えたい』と思ったことはあるだろうか?
僕はある。
両親を亡くした10年前、幼なじみの一人を亡くした7年前。亡くした原因は自分にあって、それに気付いた時には酷く後悔して、絶望して、『なんで自分なんだ』と神を世界をそして自分を呪った。
全てが無くなればいい、不幸など存在しない世界を創りたい。
そう思い、でも不可能で、また絶望して…………全てがどうでもよくなった時、その人はやって来た。父さんの友人で国際異能管理局――通称“I.M.M”のエリート局員であるその人、ケイト・D・G・カタルシアが来て、苦笑混じりに僕に言った。
『この世の不幸を全て無くす事はできない。だけど、君の力で少しは無くす事ができるかもしれない』
その言葉を聞いた時、僕は理解した。
ケイトさんが-本心ではないにしろ-I.M.Mに誘っている事、I.M.Mの上層部が僕を利用しようとしている事。そんな負の側面が透けて見えた。
僕には大切なモノを亡くした“力”と父さんと父さんの弟にあたる伯父さんから教えられた“最強の刀術”と謳われる流派がある。
利用されるには十分で、だからこそ世界を変えるには打ってつけだった。
二つ返事で了承した僕にケイトさんは驚いていたが、あの時の僕は-罠だとわかっていても-生きる希望を見つける事が出来た喜びに満ち足りていた。
だからこそ僕は戦い続ける。この不幸の連鎖に腐った世界を変えるために戦い続ける。それが今の僕に架せられた使命なのだから……。
世界を変えたい――私はたまに思いますよ(笑 それを口に出すものですから知人連中には「厨二、厨二」などと言われるわけですが(汗
そんな訳で(どんな訳だ?)プロローグ終了です
誰しも……とは言いませんが、一度くらいは「こんな世界があったらなぁ」と考えた事ありますよね?それがこの小説のコンセプトでありテーマです。
そんな欲望、願い、思いがどんな物語を紡ぎ出すのか楽しみにしていて下さい(笑