VS[イーグル] 決着
[神滅] 小坂 side
小坂『マスターはたどり着いたみたいですね』
クロウ『奴なら海武に負けないだろう』
ガリンが苦戦していることを知らない他のメンバー。
襲い掛かる6人の敵を二人で戦う。
スキル:斬風
スキル:フレアアロー
二人のスキルが発動されクロウの振ったナイフから風が刃として敵を切り裂く。小坂の弓は燃えながら敵を貫く
スキル:ウェポンブレイク
相手の一人が武器を壊すスキルを放つ。
クロウ「小坂!避けろ」
俺はとっさに武器を盾にしてしまった。
『バリン』
効果音が鳴り俺の弓が折れた。
壊れた武器は修理してもらえば直るが当然だが町に戻らなければ直せないので今すぐには無理だ。
ギルド員「くたばれ」
連携プレイで武器を壊した俺をギルド員が狙う。
小坂「うわぁぁ!」
全体チャットで叫ぶ。
スキル:投剣
後ろからクロウがナイフを投げて俺を狙っていたギルド員に命中させる。
その間に俺はナイフと盾を装備する。
クロウ『気をつけろ。ブレイク系を使う奴がいるぞ』
小坂『はぃ!』
まだ、2人は5人もいる強敵を相手する。
[神滅] 美羽 side
ライフルを覗いてると後ろから敵のギルド員が現れた。
美羽「良くここにたどり着いたね」
ゆっくり振り向きながら言った。
ギルド員「はじめの銃弾を撃ってから時間がたってるから場所がわかってもおかしくないと思うけどね~」
私はライフルをしまって、2丁拳銃を出す。
ギルド員「やめましょうよ。こっちのギルドが悪って事は判明しました。俺たちが戦っても無駄だと思うんですけどね~」
美羽「そこまで言うのにここにきたのはなぜかな?」
私は銃口を相手に向けながら話す。
ギルド員「いやいや、海武さん。裏切りじゃないですよ」
突然話し出した。ギルドチャットで裏切り者とでも言われたのかな?
ギルド員「俺はここがそう言うことをしてるってことを調査するために、このギルドに入ったんだから」
(驚いた・・・。私たち以外にもこんなことをしてるギルドがあるなんて・・・)
ギルド員「ここに来た理由でしたね?それは、あなたを見るためですよ」
美羽「は?」
何を言ってるんだこいつは?
ギルド員「これから脅威になるであろうギルドの攻撃範囲ぎりぎりまで狙える精密なスナイパーを拝見しておきたかったんでね」
美羽「へー。そうなんだ」
ギルド員「2丁拳銃を使う時にも興味が出た。やっぱ、一戦交えますか」
私は先制攻撃を仕掛けた。
スキル:乱射
2つの拳銃を乱射した。
敵は何の抵抗もせずに倒れた。
ギルド員「そんなスキルを使うのか。では、また合いましょう」
そう言って消えていった。
(・・・。名前は『クアゼ』何者なんだ・・・)
チャットログを見つめながら疑問を思う。
[神滅] side
海武<っち、役に立つ奴はいないのかよ>ガリン
海武はそんなことをささやきで言い出す。俺は海武の目の前で地面に倒れていた。
(ささやき・・・。そうか、これなら外に聞こえないのか)
ガリン「信頼が無いマスターについてくる奴はいない・・・。ただそれだけだろ?」
起き上がりながらそう言うっと。
スキル:回し蹴り
相手はスキルを発動した。
俺は後ろに避ける。
スキル:正拳
蹴りに使った足で地面を踏み正拳を打つ。
避けようとしたが間に合わず武器でガードした。
海武「反応がよくなってるな。長引かせると厄介そうだ」
力強く踏み込むと両手で何度も殴る。
避けるかガードするか迷ったがガードをすることにした。
ガードをするがわずかなダメージがたまっていく。
スキルが終わると俺のライフは半分以下になっていた。
海武<どれだけ、正しいことをしていても。力が無い正義じゃだめなんだよ。入るのは力!>ガリン
ガリン「力こそ正義だというのなら俺はそんな世界いらない!この世界が力の上で成り立っているならその支配を終わらせる!」
俺は燃えている剣を強く握る。
スキル:炎斬
スキル:踵落し
二つのスキルが激突する。
相手の方がライフが多くなくなった。
海武「威力があるじゃないか。最初から積極的に攻撃すれば立場が逆かもな」
ライフとしては相手は70%ほど変わりに俺はもう30%も無い・・・。
(負ける。俺が負ければ俺たち([神滅])は消える。嫌だ。俺は負けない!)
その時、閃いた。相手は正拳と踵落しを主軸にスキルを使っている。それなら・・・。
俺は敵に近づいた。
スキル:連舞
剣を振り回し。
海武「あたるかよ」
後ろに避けながら少し上に跳ぶ。
(この動きは踵落しに威力を上げるためか!)
スキルを終了して俺は横に避けた。
スキル:踵落し
海武「!?」
スキルは発動できないので普通に斬る。
ある程度減らすと距離をとる。
海武「なるほど、攻撃を読むかなら」
海武大きく前に出た。
(正拳か)
俺は横に避ける。
スキル:裏拳
拳が横から来る。俺は拳に当たり倒れる。
海武「この程度じゃ俺に勝てないぞ」
ガリン「・・・」
起き上がった俺は考えた。勝つ方法を。勝つだけの方法を・・。
海武「そろそろ眠れ」
俺のわずかのライフを取りに来る。
スキル:飛び膝蹴り
海武は軽く飛びスキルを決める来る。
スキル:投剣
近距離に迫ってる敵に剣を投げつける。
以外にもあっさりと決まる。
その場に落ちて倒れる海武に追い討ちをかける。
スキル:煉獄
真っ赤になる剣を海武に向ける。
海武は少し動き肩に直撃する。
スキル:回し蹴り
ダメージを受けながらスキルで反撃する。
お互いのライフは海武が10%俺が5%
お互いに立ち上がり。最後のスキルを発動させる。
スキル:煉獄
スキル:地獄突き
2本の真っ赤な剣は敵を貫くために動く。
敵の拳は俺の喉に向って伸びてくる。
『バキン!』
煉獄が敵の拳に当たった。
海武「こんなことあるのかよ?」
剣が手のひらを貫通しているのを見てつぶやく。
ガリン「現実は受け止めろ。クズマスター」
『勝者[神滅]』
アナウンスは真実を告げる。
あー、やっと1つが終わった・・・。