VS[イーグル] 剣と拳
[神滅]side
ガリン『こいつはやばいぞ・・・』
俺のライフが全回復した頃には・・・。
俺たちが隠れている建物の周囲を敵がうろついていた。
小坂『俺を囮に使ってください。こんなライフじゃ戦えませんし』
小坂のライフは５０%程度までしか回復していない。回復速度は個人によって違うようだ・・・。
クロウ『「馬鹿なことをいってんじゃねぇ」ですか？ガリン』
そう言うクロウも７０%くらいのライフだ・・・。
ガリン『あぁ、こんなとこで死なせてたまるかよ』
美羽『敵は遠距離攻撃が４人に近距離攻撃が６人何も持っていないのが一人・・・。あれは向こうのマスターだ・・・』
(海武が武器を持っていない・・・？職業がモンクだと厄介だな・・・)
モンクは拳や蹴りで戦う職業でグローブをつけてる。見ただけじゃあまり解らない。モンクはライフが高い癖に回避率も高い・・・。しかも、素早い行動ができる・・・。
美羽『一人そっちに向ってるよ！』
『『『！？』』』
(これはやばい・・・。この位置がばれたら魔法攻撃が一気に狙われる)
ガリン『美羽は確実に狙える奴から、できれば海武を狙撃。小坂は地雷を設置する奴を狙え！クロウと俺は切り込んでいくぞ！』
クロウ『無理するなよ！』
小坂『はぃ』
美羽『海武は無理。攻撃範囲外だから』
そして、俺たちは開戦する。
[イーグル]side
(この辺にいるはずなのに見つからない・・・。地雷で深手を負っているはずだ・・・)
ギルド員『見つけました！』
一人が言った時には全員の位置から奴らの姿が見えた。
海武『[神滅]だ！殺せ！』
敵を発見した奴はすぐにやられた。
ギルド員『海武さん』
その時、自爆したギルド員の話が出てきた。
(地雷のことを言う気か！？)
爆発した奴が言うことをまったく考えていなかった海武はあせった。
その時、近くにいたギルド員が倒れた。
ギルド員『狙撃だ！』
(な・・・。スナイパーが入るのか！？)
敵のメンバーの有能な人材がいることに驚きながら次の手を考える。
ギルド員『地雷が設置後すぐに爆発したんですけど・・・』
最初にやられた奴は話してしまった・・・。
ギルド員『どういうことなんですか！？』
ギルド員『もしかして、俺たちを見捨てる気ですか！？』
ギルド員が文句を言い出す。
ギルド員「嫌だ！俺たちは見捨てられた！戦いたくない！」
ギルド員の一人が全体チャットで話した。
ギルド員「馬鹿言え！あの人は裏切らない！」
何人かは俺の見方をする。
(馬鹿どもは俺の手の上で踊っていれば良いのに、文句なんていいやがって)
[神滅]side
俺は確信した。海武は自殺用地雷をギルド員に渡したことを・・・。
(奴は俺の手でぶっ殺す！)
襲ってくる３人の攻撃を避けながらその思いを強く持った。
クロウ『みんな、聞いたか？』
ガリン『あぁ』
美羽『もちろん・・・』
小坂『はぃ』
ガリン『奴は俺がつぶす』
クロウ『ここらは俺がやってやるからよ行け』
小坂『道は作ります』
美羽『こっちに敵が来たから私はそっちを相手しようか』
クロウは襲ってくる敵を確認しながら
小坂はナイフから弓に武器を変えて。
(良い奴らだ・・・)
俺は３人を抜けて建物から出て海武の元に、
クロウ「さぁ、この建物はテメーらの棺おけだ！」
クロウは襲ってくる５人の相手に言った。
俺を襲うまたは地雷を使う者は美羽や小坂が狙撃して行った。
そして、俺は海武の目の前に行った。
ガリン「宣言する。堕落したギルドの末路は滅亡だ！」
剣を相手に向けて言った。
海武「堕落？俺が悪とでも言いたいようだな」
ガリン「お前はギルド員にやったことを解っていないな」
海武「馬鹿は馬鹿らしく使われていれば良いんだよ！」
その時、海武の隠し持っていたグローブが現れた。
スキル：正拳
スキル名が出て敵の拳が俺に向って近づいていく。
スキル：炎刀
俺は剣に炎をまとわせながら拳を避ける。
スキル：裏拳
スキルを避けた瞬間次のスキルが繰り出されていた。
俺の肩にヒットする。回避判定で命中になった・・・。
俺は少し転がりながら海武を見る。
スキル：踵落し
次々発動されていくスキル。
海武の上げた足を振り下ろす。
それをぎりぎりなところで避けた。
海武「弱い、弱い弱い！」
(そうか、モンクは格闘術はスキルをつなげて繰り出すんだ・・・)
そんなことを考えながら反撃を考える。
燃える剣と力の拳。二つの力が今交わる。
