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神滅  作者: クノン
死神
69/69

神を滅ぼせる者

美羽がクルアを仕留めたころには俺は治幸を追い詰めていた。

治幸「っち。何で攻撃があたらない」

俺は攻撃をひたすらに避け続ける。

ガリン「そんなことも解らないのか」

俺は治幸の攻撃をするタイミングが大体わかっている。

そして、後は相手の攻撃を見切りながら潰す。

奥義:百花繚乱

治幸が槍を地面に突き刺し無数の槍が地面から出てくる。

スキル:憤怒

槍は俺を貫く。

どこから来るか解らない!

だが、防御力は取り戻している。

ライフは6割くらいは残っている。

ガリン「終わりにしてやる!」

刀を突き出し止めを刺す。

治幸「まだまだ!」

奥義:ゴットバスター

2連続でも奥義。

槍は俺の体を貫き刀は治幸の体を貫く。

ガリン「攻撃速度速くないか…」

奥義から奥義の切り替えが早い。

俺はライフを2割残して生き残った。

ガリン「さて、向こうだな…」

絶のいる方へと足を向ける。


絶と合流した俺は驚いた。

絶のライフが残り3割でゴーウのライフが7割も残っている。

ゴーウ「弱い!弱すぎる」

いや、この状況はおかしい。

ゴーウは強いが絶が足元に及ばないなんて事は無いはずだ。

絶「ガリン!油断するな。こいつの本気は化け物だからな」

ゴーウの刀を弾きながら言う。

俺は絶の手伝いに入るが…。

ゴーウは俺と絶を同時に相手している。

俺を蹴り飛ばし、絶に切りかかる。

絶「化け物が…」

絶は刀で防御をする。

俺のライフは徐々に削られていく。

ゴーウが後ろに引いた時、俺が追撃をすると目の前を銃弾が横切った。

美羽「危ないよ!」

遠くから美羽が中腰になってライフルのスコープをのぞいてる。

絶「あれを避けるのかよ」

ゴーウ「甘いんだよ!」

すぐに近づいてきて攻撃を開始する。

上から振り下ろされた刀を2つの刀で防御する。

スキル:抜刀-絶牙

風の獣が俺とゴーウに向かってくる。

お互いに後ろに飛び攻撃を避ける。

着地した瞬間を狙って美羽が発砲するがゴーウは銃弾を刀で弾いた。

ガリン「あいつは倒せるのか?」

冗談交じりに言ったが。

絶「真剣な話無理かもな」

絶がまじめに答えてくれた。

ゴーウ「ほかの奴はやられたか。弱い奴らだ。このゲームの操作の仕方をわかっていない」

そうつぶやきながらも美羽に向かって走り出す。

美羽はライフルをしまい。2丁拳銃を装備する。

美羽「仲間をそんな言い方で良いの!」

やや怒り気味の発言に

ゴーウ「仲間であっても弱い者は弱い!」

ゴーウが切りかかりそれを拳銃で防御するが防御しきれずにダメージを負う。

美羽「っく!」

ゴーウ「その武器、キノの物か。この一撃で壊れないとはな驚かされる」

ゴーウが驚いている間にも俺と絶は接近している。

美羽「2人とも行くよ」

銃でゴーウを殴る。だが、ゴーウが鞘で銃を叩き落とす。

背後から俺が切りかかる。

それを刀で受け止める。

絶「もらった!」

スキル:抜刀-絶

俺とゴーウの頭上から放たれる風の刃。

お互いに回避行動をとるが

ゴーウ「っ!」

ゴーウの足を美羽が狙撃。

攻撃で怯んだゴーウに絶の攻撃が命中する。

絶「うし」

喜ぶのもつかの間。

美羽に向かって鞘が投げられた。

銃弾を放ち鞘を打ち落とす。

ゴーウは素早く次の一手に進んでいる。

ゴーウが刀を絶に向けて走る。

絶は刀を刀で弾く。ゴーウはバランスを崩しながら絶に体当たりする。

俺は体当たりをしたゴーウに切りかかる。

あたる寸前にゴーウはしゃがんだ。

ゴーウ「その程度か」

スキル:天昇

切り上げた刀が俺を切り裂きつつ宙へと舞い上げた。

絶「ガリン!」

ゴーウ「ほら、一人目!」

スキル:抜刀-絶

ゴーウが放った風の刃がこちらに向かってくる。

ガリン「美羽!」

俺が言うと美羽はライフルで風の刃を打ち抜いた。

脅威的な射撃センスだ。

俺は助かったが・・・。

ガリン「ゴーウを打てよ!」

俺の命など軽い物よりゴーウのライフを少しでも減らしていくのが得策である。

美羽「え…」

助けたのにそんな反応するのっと言いたそうである。

絶「はぁ!」

絶は倒れこみながらもゴーウに攻撃を仕掛ける。

ゴーウはそれを避ける。

ゴーウ「良いスナイパーだ」

余裕な発言ですこと。

俺が地面に着地すると同時にゴーウは止めを刺しに来た。

奥義:抜刀-一閃

刀の奥義を使い俺と絶を狙う。

奥義:クロススラッシャー

お互いの奥義をぶつける。技が相殺した。

絶「お返しだ!」

奥義:抜刀-一閃

絶の放つ一閃が決まる。

ゴーウ「っく!」

ゴーウのライフもいよいよ4割を切り始めた。

そこに追い討ちをかける。

美羽のライフルの弾丸がゴーウを貫く。

ゴーウのライフは残りわずか。

やはり、最後の決め手は数になる。

今の攻撃も仲間が2人残っていればカバーをし合えただろう。

ゴーウ「俺が勝者だ!」

ガリン「お前はここで負ける!」

スキル:狂乱

防御を捨てて攻撃に集中する。

ゴーウ「はぁぁ!」

ゴーウが絶に近づき最大の一撃を放つ。

奥義:抜刀-夜刀

絶は反応できていない。

ガリン「さぁ、決めろ」

スキル:武装解除

俺の装備がすべて無くなり移動速度がさらに速くなった俺は絶の盾になるため絶の前に出た。

ゴーウ「な!」

美羽「教えて上げなよ。何故負けないかを」

俺はライフが0になり消えていく前に決着を見届けた。

絶「俺は俺を支えてくれる奴のために負けはしない!」

奥義:抜刀-夜刀

俺の屍を完全に踏み。

最強の7連撃を決めた。

ゴーウ「俺が負けた…」

[死神]と[神滅]の決着がついた。


ガリン「テメェ!最後に美しく散った俺を踏みやがったな!」

帰ってきた俺は早速喧嘩ムードである。

絶「黙れ!屍を超えていくって言うだろう!」

ガリン「なら、踏まずに超えろよ!」

美羽「まぁまぁ、終わったんだしゲームなんだからさ」

美羽が俺をなだめて言い合いは終わった。

ゴーウ「何故だ!何故負けた!」

ゴーウは絶望するかのように座り込む。

クルア「勝負なんだから負けることあるよ」

治幸「そうだよ。ゴーウはすごいよ」

ゴーウ「黙れ!お前らが負けたから!」

小坂「何も解ってないな元英雄殿」

怒るゴーウに小坂が近づいた。

小坂「何故ここまで堕ちたんだ。しかも、悪い方にだ。俺と共にカオスを手に入れた時はお前は完璧だった。人望もあって強い。だが、今のお前は強さだけが残った抜け殻だ」

例えがわかりにくいきがするのは俺が馬鹿だからか?

ゴーウ「黙れ黙れ!」

ヴァン「もう、良いでしょう。マスター」

ファイラ「立派に戦いました」

ウィター「負けたんです…」

ゴーウ「認めない。あんな戦い!」

ゴーウは子供のように自分の敗北を認めない。

ガリン「ゴーウ!お前は強かった。3対1でやっと倒せたんだ。この中で誰よりも強いだけどな、この中で誰よりも弱い。意味が解るか?」

ゴーウ「俺は最強だ!弱いわけ無い!」

ガリン「なら、強さとは何だ。最強」

我ながらゲームの中で何を言っているのだろう。

ゴーウ「誰も寄せ付けない物だ。それこそ強さだ!」

ガリン「なら、ゴーウ。お前は[神滅]には入れれない。このまま[死神]として生きるなりしろ」

その場にいる全員が驚いた。

ガリン「[神滅]はそんな強さを求めはしない」

シノブ「それは良い過ぎかと」

ガリン「だが!他のメンバーは[神滅]に入ってもらおう約束だ」

更なるひどい言葉を突き出す。

美羽「ガリン、やり…」

美羽が続けようとしたが絶がとめた。

ガリン「さぁ。治幸、クルア、ウィター、ファイラー、ヴァン。歓迎しよう俺と一緒に来い」

俺がそういうが誰も俺のほうに来ない。

ガリン「どうした?約束を破るのか?お前らから言ってきて破るとは良い身分だな!」

シノブ「ガリン、どうしたの!?」

クロウ「シノブ、黙ってろ」

シノブ「でも…」

小坂「これがあいつの答えならそれを信じろ」

そして、渋々だがゴーウ以外のメンバーが[神滅]に入った。

さぁ、悪役はつらいもんだ。

ガリン「さぁ、これで、独りだな。最強様よ。どうだ。誰も寄せつかないぜ。強さを実感できたか?」

ゴーウ「…」

わずかな沈黙。

ゴーウ「いやだ…。俺だけを残さないでくれ…」

現れた。これがゴーウの本当の言葉だ。

ゴーウ「いつでも、最後に残るのは俺だ。誰もかもを殺してしまう…。もういやだ。誰も救えないのも。1人でいる事も!」

このゲームの世界が見せる仮想世界ではゴーウが泣いてるかなど解らない。

ガリン「なぁ、お前は英雄を作って何をしたかった?」

ゴーウ「俺は、誰かを助けたかった。だが、俺は救うべき相手を切り裂いた。だから、俺はやめたんだ。俺には誰も救えない。俺に力など無かったんだ。それでも、力を持っていると意地を張っていた」

ガリン「なら良いだろう。俺たちについてこないか?」

俺がそういえば。

ゴーウ「駄目だ。俺は死神。すべてを殺す…」

ガリン「なら、俺は神滅だ。神を滅ぼす力を持つ。だから、死神でも俺を殺せない」

ゴーウ「お前は…。目の前から消えないのか?」

ガリン「あぁ、消えない。でも、お前が消えるんじゃないぞ。探しになんか行かないからな」

ゴーウ「あぁ…。消えたりなんかしない…。そして、ありがとう」

ガリン「強さの意味を知るまで…いや、いつまでも入れば良いさ」


こうして、[神滅]は[死神]を潰し。仲間を得た。

それからは止まる事など知らないっと言う勢いで闇を潰し続けた。

潰した闇が30を超え始めたころにガリンは知った。

いくら、俺たちが頑張っても闇が消えるどころか増え続けることを…。

それから、ガリンはまったくゲームを起動させなくなった。

ガリンが来ない[神滅]はいつしか自然壊滅した。

ある者はギルドを作り。

ある者はいろんなギルドを入っては出てを繰り返した。

完全に消えたと思われた神滅の伝説である。

しかし、神滅の帰りを待つ者もいた。


また、あの悪魔が帰ってくるのを待っている。

これにて神滅を完結とさせていただきます。

まだ、この物語には続きがありますがそれは、他のメンバーの許可を取り書いていけたら良いなと思います。

最後まで読んでいただけて本当にありがとうございます。


[神滅]の決意『神の滅亡を望むもの』


※この物語はあるオンラインゲームで実際にあったことを元に書かれています。

 (戦闘シーンは完全に違います。戦闘以外はほぼ実際にあったことです)

 もしかしたらあなたの近くに神滅がいるのかも知れません。


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