スナイパー
矛盾に気づいたので変更させていただきます。
気をつけて書いてたんだけどね…。
side [死神] ファイラ
目の前にいたクロウがスキルと同時に消えた…。
スキル名が隠密だということを考えると姿を消すスキル…。
クルア『隠密は10秒継続できる。すぐに姿を現すから油断をするなよ』
パートナーからのアドバイスを受けて注意をする。
クロウ「あめぇ!」
スキル:暗殺
後ろから声がしたと同時にクロウが現れ。攻撃スキルを発動する。
(早い!)
後ろを振り返り防御しようとしたら、攻撃が来ることも無くクロウのライフが残り2割という大ダメージを受けていた。
クルア『背後から攻撃を食らっていたら半分は持っていかれていたよ』
(これが…。ゴーウさんの隣に立つ人の実力…)
side [神滅] クロウ
(バカな…。狙撃だと…)
相手のパートナーがスナイパーの可能性があるのは聞いていたが…。
(隠密モードで消えていた俺がスキルを放つと同時に…いや、距離が遠ければ攻撃が決まってからになるから予測射撃をしたのか?)
美羽『離れて!』
考えているうちにも攻撃は止まらない。
ファイラが攻撃を始めていた。
俺は攻撃を避けて物陰に入る。
ファイラが追ってこないが美羽が援護射撃をしたのだろう。
決闘中は回復アイテムが使えない。自然回復を待つか回復魔法を唱えるしかない。
どちらもない俺は戦い続けるしかない。
物陰からでて再び戦う。
ファイラが出てきた俺に攻撃を仕掛ける。
スキル:風界
ナイフを地面に刺して風の壁が生まれてファイラの攻撃を防ぐ。
クロウ『G』
Gだけを入力して美羽に合図を送る。
ファイラが体勢を立て直した瞬間に美羽が狙撃する。
次の瞬間。勝負が決まった。
ファイラが体勢を崩し。倒れて美羽の弾丸を避け。
風の壁を貫いた銃弾が俺を貫いた。
俺のライフは無くなり1:2の形が完成した。
クロウ「嘘だろ?」
side [死神] ファイラ
ファイラは驚いている。
パートナーであるクルアの実力が凄い。
クロウが物陰に隠れて追いに行った時に敵の援護射撃を1発見ただけで相手のスナイパーの位置を把握した。
次にクロウのスキルで体勢を崩し狙われていた事を察知してギルドチャットで体勢を崩せと指示と同時にクロウを射撃した。
ゴーウさんの上を行くのじゃないだろうかっと思うような実力に。
クルア『次はスナイパーだ。美羽だったかな?攻撃範囲ギリギリのものでも命中させれるから気をつけろ。遠くの物を射撃することの一点では俺以上にうまい』
ファイラ『クルアさん以上に?』
物陰に隠れながら聞く。
クルア『あぁ、俺は普通くらいしか無理だ。でも、予測射撃には自信がある』
予測射撃は相手の次の行動。例えば右に動くなどを考えて次に相手が移動したところに放つ事である。
クルア『美羽は俺が囮になる。その間に近づき叩け』
クルアの指示通り美羽が入る場所に向う。
side [神滅] 美羽
(クロウはやられた…。向こうはスナイパーとファイラ…。3発あれば十分倒せる)
自分に言い聞かせた。
絶望的な状況に負けないため。
敵の銃弾が飛んでくる。
(位置がばれてる?)
だが当たる気配はない。
撃たれている間に相手の位置を知ることができる。
(命中しないよそんなのは)
そう思いながら、引き金を引く。
美羽「位置は解っていたのにね」
相手のスナイパーを確実に貫く。
打った瞬間に美羽は確信していた。
それが実際におきる。
その一撃で相手はライフが無くなる。
(あとひと…)
次のことを考えていると後ろにいやな予感を感じた。
ファイラ「気づいてましたね」
ファイラが来ていた。
美羽「嫌な気配がね」
正直に答えると戦闘が開始される。
ファイラが前に出てきて殴りかかってくる。
それを避けれず武器で身を守る。
ダメージは軽減されたが3割以上が持っていかれた。
(タダの拳でこれってどうよ?)
スキルでもない攻撃でライフが一気に削られた。
武器は壊れてしまったので2丁拳銃に入れ替える。
ファイラ「勝てる」
つぶやきながらファイラが攻撃を止めない。
(スキルをバンバン使うタイプなら見切れるのに)
相手の変幻自在な攻撃を必至に避ける。
ファイラ「隠れて撃つしかできないね」
元々銃は遠距離で戦うために造られている。
だが…。思い出す。接近して戦う者の姿を。
ファイラが蹴りを放つ。
それの膝部分を銃で防御して、もう一丁で勢いを失った蹴りに向って銃弾を打ち込む。
ファイラ「な!」
蹴りをとめた銃は蹴り飛ばされている。
私は落とした銃を取りにいく。
ファイラは今起こったことに少し止まって。
動き始めたのは銃を持ったときだった。
ファイラ「凄いね」
今度は殴りかかる。
それを横から叩き、もう片方で銃口を向ける。
スキル:裏拳
弾かれた勢いで逆の拳が飛ぶ。
防御できずに飛ばされ壁に当たって止まる。
(負ける!)
ファイラ「終わりだ!」
もう、何も考えずに銃口を前に向けて放った。
ファイラはそれを避けて、留めを決めた。
ファイラ「勝った!」
side END