絶望の贈り物
そんなこんなで…。
リリー『私が監視役に呼ばれたから、これからよろしく』
[蒼樹]からの監視役としてリリーが[神滅]に一時的に入った。
それぞれがよろしくと答える中、小坂だけが何も言わなかった。
(まぁ、入づらいよな…)
リリー『小坂は何も言ってくれないのかな?』
小坂『今更だな。よろしく』
小坂が言ってリリーは満足した。
それから1週間後に闇ギルドを見つけて潰すことでリリーは[蒼樹]に戻っていった。
リリーがギルドから出て行った後に奴らは来た。
いつものように絶と俺、シノブがギルドHで雑談をしていた。
絶「思えば、[蒼樹]が来た時、ガリンが7人だとか言ってたけど、俺たち6人だよな…」
絶が昔のことを掘り返す。
ガリン「そんなこと言った?まぁ、人間誰にも間違いがあるよ」
シノブ「そうだよね」
そして、ギルドの扉は開かれた。
ゴーウ「さて、絶望を持ってきたぜ」
それが始まりの言葉だった。
ガリン「絶望ね…。ここがそうだっていえるけどどちら様?」
絶「ゴーウ!?」
俺が聞くが絶が異常な反応をする。
(知り合いか?)
シノブ「知り合い?」
何も考えずにシノブが聞く。
ゴーウ「そいつは、昔俺が作った英雄の下で戦っていた。部下かな」
入ってきたゴーウが説明をした。
絶「その通りだ」
ガリン「まぁ、旧友に話に来たってことじゃないな」
ゴーウ「あぁ、絶にようじゃない。[神滅]お前ら目立ちすぎだ。だから[死神]が来るんだよ」
ガリン「[死神]?」
絶「それが…お前の新しいギルドか…」
ゴーウ「鋭いね。その通りさ絶。俺たち[死神]メンバー計6名は[神滅]を全力で潰す!」
([蒼樹]といい宣戦布告をするなんてな…)
絶「ふざけるな!何が死神だ!そんなことをするために[英雄]を裏切ったのか!」
あの絶がこんなにも感情的に…。
ゴーウ「[英雄]じゃ、闇を消して救うことなどできない」
絶「あの時のお前は手の届く範囲の者を救うとしか言ってなかっただろ!」
ガリン<なぁ、俺たち邪魔かな?>シノブ
俺は雰囲気に入れずシノブにささやきを送る。
シノブ<相手の用件を見ると入なきゃいけないかと…>ガリン
(ですよねー…)
ゴーウ「戦わないのも良いが勝てば俺たちは[神滅]の仲間になり共に戦うことを誓う」
絶「何を今更!」
ガリン「ずいぶん良い話だが、負ければどうなる?」
俺は割り込んで聞いた。
ゴーウ「[神滅]の解散。そして、戦う意思がある者は俺と共に来てもらう」
ガリン「無茶苦茶だな」
シノブ「なんてことを!」
ゴーウ「そして、受けないなら。[愚かな罪人]を潰しに行かせて貰う」
絶「てめ…」
ガリン「なぁ、元英雄さん…」
絶が何か言い出そうとして俺が割り込む。
ガリン「あまり、調子に乗るなよ…。お前のやり方は闇だ」
ゴーウ「受けてもらったと思っても良いかな?」
俺はしぶしぶゴーウの挑戦を受けた。
ゴーウはさっさとギルドHから出て行った。
絶「くそ!なんで、変わったんだよ!」
ガリン「許さない。絶対に勝つ」
シノブ「あの…[愚かな罪人]って?」
話についていけないシノブに説明をして、
その後ログインをしていない者に連絡を入れた。
リリーの来た話は簡単に終わらせました。
まぁ、重要じゃないけど入れておきたかっただけですね。