シノブの戦場
side シノブ
フィールドは草原だった。
ギルド員「また、弱そうなのが来たな」
槍をかまえて言う。
シノブ「私は強いよ?」
小太刀を手にとって言う。
そして、同時に動き出す。
スキル:ヘイスト
スキル:ソニックブースト
相手の方が早い。
私は相手の動きを見ながら横に飛ぶ。
相手は止まれずに真っ直ぐ突き進む。
結構はなれたところで止まった。
ギルド員「良い判断だ」
相手の癖にほめる。
シノブ「普通だと思うけど?」
私は冷静に答える。
相手は槍を振り回しながら近づいてくる。
私は槍を避けながら距離をとる。
ギルド員「ははは!楽しいな!実に楽しいよ」
槍を振り回すのをやめずに言う。
(攻撃パターンが読めない…。適当に振り回しているだけなのかな?)
攻撃のチャンスをうかがう。
スキル:ソニックブスート
加速して距離を詰めてくる。
最初と同じように横に飛ぶ。
ギルド員「甘い!」
!?
目の前から槍が来る…。
(そうか…。加速と同時に槍を横に振る…)
槍を直撃してライフは6割も削られる。
ギルド員「防御もライフも低いな。次で終わりかよ」
楽しみがなくなるように言った。
ギルド員「まぁいい、次も面白そうだからな」
スキル:ソニックブースト
相手は再び加速する。
シノブ「ワンパターンな奴ほど潰しやすいよ」
私は地面を蹴り飛ぶ。
ギルド員「なに!?」
相手は止まれずに私の下をつうかしていった。
スキル:手裏剣
敵の背中に手裏剣が刺さる。
シノブ「ここからは一方通行。私からあなたへ攻撃」
ギルド員「調子に乗らないことだ」
素早く距離を詰めて相手は槍で突く。
シノブ「無駄だよ」
槍を避け、時に受け流す。
ギルド員「当たらない!」
避けながら相手を切る。
ギルド員「がぁ」
シノブ「私の勝ち」
スキル:斬牙
最近使えるようになったスキルで止めを刺す。
二つの小太刀を合わして、敵を切り裂く。
ギルド員「タダで死ぬか!」
奥義:百花繚乱
相手は槍を地面に刺して、地面から無数の槍が飛び出す。
その槍を避けながら止めを刺した。
ギルド員「ばかな…」
ライフは4割残して次に残った。
シノブ『何とかって感じだね』
次がくるまで少しチャットする。
ガリン『余裕余裕次もその調子だ』
シノブ『うん』
クロウ『熱々だな…』
その一言にドキッとした。
ガリン『そりゃ戦いだからな!』
『『『…』』』
全員が静まりかえってから次の相手が来た。
次の相手はキャラクターと同じくらいの大きさの大剣を持っている。
ギルド員「よ、よろしくお願いします」
ぎこちない挨拶をした。
シノブ「よろしく」
とっさに返事した。
小太刀を持って突進する。
ギルド員「ひぃ!怖いよ」
相手は恐怖して背中を見せる。
(やっぱりPVPが嫌いな人だっているのかな…)
そんなことを考えた瞬間が命取りである。
ギルド員「もらった!」
上から振り下ろされる大剣。
(しま…)
ライフが0になった…。
sideEND
[蒼樹]五人目の登場です。
[神滅]はガリン、小坂、絶、クロウが残っています。