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神滅  作者: クノン
蒼樹
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蒼樹

いつものギルドH

俺とシノブが狩り行った日からなぜか絶の機嫌が悪い…。

ガリン「何かあったのか」

絶「何にもないよ」

……

(気まずい…。ひじょうに気まずい…。なぜだ俺たちのギルドHはこんな場所だったのか?)

そんなことを考えているとギルドHの扉が開いた。

キノ「おじゃましまーす」

見たこともない少年が入ってきた。

ガリン「おじゃまするなら帰ってください」

適当に言い返した。

キノ「失礼しましたー」

何事もなかったように扉を閉めて出て行った。

(帰ってもらうんじゃなかった!)

この気まずい空気の中知らない人でも入ってもらっておいた方が気楽だったかもしれない。

再び扉が開く。

今度は3人は入ってきた。

リリー「失礼するよ」

見た目はおとなしそうな女にさっきの少年と仮面をつけた奴が…。

シファ「ついてきて正解でしたね」

仮面をつけた奴が言う。

ガリン「今度は団体で何用ですか?」

俺がそんなことを言ってると

絶『まずい…。ガリン、こいつらはやばいぞ…』

急にまずいとかギルドチャットで言い出す。

キノ「ここって[神滅]ですよね?」

ガリン『何がだよ?』

ガリン「そうだが?」

ギルドチャットをしながら、ボイスチャットの方で答える。

絶『知らないのか?こいつらは[蒼樹]だぞ!』

[蒼樹]っと言うギルドは俺でも知っていた。

キノ「戦争をしにきましたー」

[蒼樹]とはギルドに入っている人数が最も多いこのゲームで最大戦力を持ったギルドである。

ガリン「え?」

リリー「あんた達、[英雄]や[両翼の天使]ギルドを潰してるんだね」

この時、絶は気づいた。

あの時の「有名になりすぎた」っと言う言葉の意味を

ガリン「あぁ、俺たちだ」

絶『何とかして争いを避けるんだ!』

絶の言葉を見る前におれは答えた。

シファ「あなた達の行為を見逃すわけには行きませんね。ここで消えてください」

キノ「えー、戦いたいよー」

リリー「ちょっと、静かにしててくださいマスター」

(とりあえず平和な交渉って事か…。まるで、俺たちみたいだな)

絶「断ります」

絶が発言した。

シファ「何?」

絶「戦いも消えることも断ります」

絶が話しを進める。

シファ「ようは、怖いと?」

絶「そうですね」

ガリン「待った」

俺が止める。

ガリン「考える時間を貰ってもいいかな?」

向こうに了解を取る。

絶『まさか…、挑戦を受ける気か?』

すぐにギルドチャットに切り替える。

ガリン『当たり前だ。向こうがやる気なんだぜ』

絶『無理だろ![蒼樹]だぞ!総計150名が入ってるギルドだぞ!』

このゲームにおいてギルドの最大人数は150名である。

[蒼樹]は限界まで人が入っているということになる。

ガリン『今、闇が動かない理由わかってるのか?』

今現在、闇があまり動いていない。

動いているかも知れないが俺たちにはわからないほどだ。

ガリン『俺たちが強いからだ。そして、闇を狙ってるって解ってるからだ』

絶『そうだが…』

ガリン『来るのは解ってたんだよ。そのうち、俺たちを倒す勇者が来るのはな』

当たり前のことだギルドを潰すギルドを誰もが見逃すはずがない。

絶『やるしかないのか?』

ガリン『あぁ』

結論は出た。

ガリン「結論が出ました」

リリー「静かに消えてくれますか?」

向こうの問いかけに…。

ガリン「そんな要求飲むはずないだろ?」

シファ「やっぱりですか…」

諦めるシファと

キノ「戦いだー。戦い!」

はしゃぐキノ。

リリー「正気ですか?それともこちらのことを知らないのですか?」

ガリン「知ってるさ150名の大規模なギルドだろ?」

リリー「なら、なぜ?」

ガリン「一騎討ちだ」

俺は勝つためにはそれしかないと思った。

俺たち個人の力は凄いと思ってる。

リリー「そんな要求のめるはず…」

キノ「いいよ」

リリーの発言を止めたのはギルドマスターであるキノだった。

少し静かに時間が過ぎる。

きっとギルドチャットをしてるのだろう。

キノ「一騎討ちでいいけど、条件があるよ」

ガリン「条件?」

キノ「こっちは10名でそっちは最大10名出しての一騎討ちで勝ち残り戦をすること」

(嘘だろ…。こっちのメンバーは7名しかイナイのに…)

キノ「その上、勝ち残った者は決闘が終わっても回復を認めない。でも、戦ってる途中に回復魔法やスキルで回復するのはいいよ」

これは完全にこちらが不利だ…。

絶「そんな条件のめるはずが…」

講義をするが

キノ「ならギルド全員で争うことでいいかな?」

もちろん、こちらが無理な条件を言いだしたのだそういわれるに決まっている。

ガリン「解った…」

絶「ガリン、正気か!」

正気も何もこれしか道はない。

キノ「それじゃ、そう言うことで」

最後はキノが言いとおし3名は帰ろうとしたとこ

ガリン「待った」

俺は本日2回目の待ったを言った。

キノ「?」

キノはこちらを向いて首を傾ける。

ガリン「知らないだろうが、俺たちは7名という小規模なギルドだ」

キノ「へー」

ガリン「友好関係がある仲間に来てもらってもいいのかな?」

俺の頭の中にあるのは英雄達だ。

キノ「ダメだよ」

今までと違って冷たい言葉を言った。

キノ「他の人に頼っちゃ。自分たちで守らないとね」

俺はさっきまでの人と同じ人なのかっと疑うくらいだった。

キノ「それじゃ。また日にちは別の日にね」

3名は去っていった。

ガリン「絶、ここで俺たち終わりかな?」

絶「もう、しかたないだろ…」

その日にギルドメンバー全員に[蒼樹]との戦いのことを伝えた。

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