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神滅  作者: クノン
蒼樹
48/69

来れられない壁

side 絶


俺は一人で狩場に出ていた。

[沈黙の森]

狩場としてはレベルが低い。

161~170のモンスターが入る。

その奥へと俺は足を運んだ。

絶「さて、今更なんのようですか?隊長(ゴーウ)

最深部で俺がそう言うと木の陰から良く知ったキャラクターが出てきた。

ゴーウ「9ヶ月ぶりだって言うのにずいぶん冷たいな」

約9ヶ月前まで[英雄]のギルドマスターとしていた。ゴーウだ。

絶「いきなり、メールでここに来いって送っておいてそれか」

昨日、メールを確認しているとゴーウからのメールがあった。

この場所に来るようにとしか書いていなかった。

ゴーウ「まぁ、それは悪かったな。俺も急用なんだよ」

絶「それで、用件はなんだ?」

俺はあまり話しをしたくなかった。

ゴーウ「そっちも急いでるようだしな。率直に言う。俺の下に戻って来い」

はっきり言って神滅に入った時の決心が揺らいだ。

それでも平然のように言った。

絶「断る。昔と今は違う。それにお前の下に行って、また裏切る可能性があるからな」

ゴーウは困ったように言った。

ゴーウ「本当か…。お前とは戦いたくなかったんだがな」

絶「戦いたくないだと…?」

まさか、[神滅]の戦力を減らすために…。

ゴーウ「お前の入っているギルド。[神滅]なんだろ?」

知らない振りをしようとしたがもう意味がないだろう…。

絶「あぁ、[神滅]だ」

ゴーウ「[神滅]はこれから強大な力と戦う。それにもし勝ち残ったとしたら俺たちが戦うことになるだろう」

ゴーウはまるで未来を見ているように言った。

絶「後者は良いとして、強大な力と戦うだと?なぜ、そんな事が解る」

ゴーウ「なぜだろうね。まぁ、有名になりすぎたっと思っておくんだな」

(有名になりすぎた?行動を起こしすぎたっと言うことか…)

ゴーウ「まぁ、がんばるんだな。強力な力に勝っても次に戦う俺たちには勝てない」

それが当然のように言った。

絶「どういうことだ?」

ゴーウ「[神滅]のトップであるお前が俺に勝てないって事だ」

はっきりと言いやがった…。

絶「なめるなよ…。何時までもお前の下な事はないんだ」

ゴーウ「なら、試してみるか?」

絶「当然だ」

俺とゴーウは決闘をした。



ゴーウ「言っただろ?お前じゃ勝てない」

絶「…」

俺が負けた…。

今まで敗北を数えるほどしかなかった俺が…。

簡単に負けた…。

ゴーウ「まぁ、がんばれば生き残れるかもな」

そう言ってゴーウは決闘場から出て行った。

(ゴーウ…。一体どこまで上に…)

俺はまだまだ下だということを知らされた。

次回から新章

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