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神滅  作者: クノン
英雄
19/69

英雄なんて重い荷物捨ててきた

それから、俺は英雄のギルドマスターになり。

狩場で困ってる人や瀕死の人を助けた。

だが・・・。

ゴーウの言っていたことが正しいと思ってしまった時が来た。

俺は160レベルになりそこそこ強いやつだと自分でも思っていた。

俺はいつものように狩場に行っていた。

そこで大勢の敵に囲まれている奴を見つけた。

(俺はこのままではあいつはやられる)

モンスターを倒すことにした。

スキル:抜刀-絶

俺の抜刀と同時に風の刃が出る。

モンスターは弱っていたので全滅した。

絶「大丈夫ですか?」

俺は囲まれていた奴に話しかけると

ヴォマ「なにやるんだよ!」

(え・・・)

俺は驚いた。

こんなことが起きるなんて思ってもいなかったからだ。

絶「俺は、囲まれてるから危ないって思って・・・」

ヴォマ「横殴り(他人が戦ってるとこに入ること)野郎がなにいってんだ!」

絶「そんなつもりはない!」

ヴォマ「お前、噂の英雄か!自分のやってることがいつでも正しいなんて思ってんじゃねぇ!」

俺の中で何かにひびが入った気がした。

ヴォマ「正義のヒーロ気取りか?そうやってほめてほしいか?甘いんだよ!」

(言うな・・・。それ以上・・・言うんじゃない!)

ヴォマ「お前みたいな奴はいなくなれば良いんだよ!」

俺の中で何かが砕け散った。

絶「うるさい・・・」

ヴォマ「は?」

絶「黙れよ。何も知らないくせに!知った風にいってんじゃねぇよ!」

ヴォマ「逆切れかゴラ!」

そのときの俺はどうかしていた。

絶「ついて来いよ。お前の腐った根性。叩きなおしてやる!」

その後。ヴォマをつれて決闘場に行った。


決闘をすると結果はすごいものだった。

俺はノーダメージでヴォマを倒したのだ。

ヴォマ「英雄とかいって。人を殴り殺しか!お前みたいな偽善者なんているからだめなんだよ!」

俺は言い返せなかった。

今まで自分が正義だといっていたが・・・。

暴力で解決させてしまった。


俺の手は黒く染まった・・・


その数日後。

ヴォマが掲示板に俺のことを書いた。

掲示板には個人名の悪口を書き込むことはできない。

しかし、ギルドのことを酷く書かれた掲示板は挙げれたのだった。


投稿者『ヴォマ』

タイトル『ギルド『英雄』について』

本文

『先日、俺は狩場にて集めながら狩りをしていたところ。『英雄』のギルドマスターに横殴りされました。

『英雄』は噂ではいろんな人を救う人だと聞いてましたが。だからといって横殴りして良いのでしょうか?

横殴りしたあいつはいいわけをして、俺を決闘場に連れて行き。

暴力による解決をしました。そんな奴が『英雄』なんでしょうか?』


こんな文だった。

それから、俺は友達を失い・・・。ギルド『英雄』の中にもいられなくなった。

俺は責任を取るっという形でギルドの脱退をした。

責任を取るために脱退したんじゃない・・・。

俺は、ただ逃げただけだった・・。

英雄という。重い荷物を捨てて・・・。

俺に残ったのは無駄に高いレベルと二人の友達だった。

時代は進み。そんなことを知っている奴も少なくなった。

これから、自分を変えていこう。決意した時でもあった。


~現在~

俺は昔のことを考えて決意する。

(俺は・・・。次の土曜日・・・に『英雄』と決着をつけてやる)

俺はログアウトして。眠った。


俺は一人で背負いすぎたのかも知れない。だから、捨ててしまった・・・。

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