シノブの後悔
side シノブ
1時間半がたった・・・。
その時、あいつが来た。
ガリン「よぉ。約束どおりに持ってきたぞ」
私は信じたくなかった。こんな腐った世界にこんな人がいることが・・・
シノブ「受け取っちゃだめだよ。何か請求されるかも知れないから!」
正輝「え・・・」
ガリン「お前、友達少ないだろ」
シノブ「そんなこと無い!」
ガリン「そうか、なら悪かった。俺は確かに悪人さ。信じろとか言わない。だから、こうする」
そう言って、そいつは・・・。
ヴォルガの角100個をその場に捨てた。
(!?)
その行動に驚く。
ガリン「ごみは捨てた。じゃ、俺みたいなのにもう合うなよ」
そう言ってワープゲートに向って歩く。
正輝「ありがとう!」
自分を悪人と呼ぶ彼に礼を言う。
私は彼を追った。
ワープゲート前で止まり。
ガリン「まだなにか?」
彼は振り向いた。
シノブ「何で今の時代、あなたみたいな人が・・・」
ガリン<闇の時代を知るものか?>シノブ
シノブ<知ってるよ。初心者を騙す人が増えていって>ガリン
ガリン<こんな時代でも人を信じる奴がいるならそれを裏切りたいくなかっただけだ>シノブ
シノブ<どうして・・・。どうしてあの時、私を助けたんですか!>ガリン
(そう、私はあの時倒れるはずだった)
~回想~
私はこの世界の人を信じたくなかった。
初めて入ったギルドのギルドマスターに騙されて道具のように使われた・・・。
誰も救ってくれない。
誰も手をさし伸ばしてくれない。
私はギルドを抜けた。
そして、あの人が私を迎え入れてくれた。
このギルドで私は生きてきた。
良く、初心者たちがアイテムを探す。
それを手伝った。
だが、今回は無理だった。
ヴォルガは私でも戦えない。
怖いのだ・・・。
そして、あいつが来た。
あいつはいろんなことを言って、雷鳴の洞窟に行った。
私は悔しかった。自分は怖くていけなかったのに、あいつは他人の為に言った。
だから、私はひどいことを言ってしまった・・・。
そう、後悔して私も雷鳴の洞窟に行った。