チラスマスパーティーのとくべつなおやつ~みんなのおなまえなぁに?~
この世界にはチンチラという生き物がいます。
ふわふわもこもこ、ぴょこぴょこする可愛くて不思議な存在です。
チンチラには、チンチラしか知らない特別な道があります。
皆の飼い主さん達が知り合いになると、そこのチンチラ同士には、道が通じるようになるのです。
知り合いが増えれば増えるほど、その道は沢山繋がって、全部の道の真ん中には皆が集まれる広いスペースができます。
スペースができたチンチラ達は飼い主さん達が寝静まってから、こっそりと抜け出して、みんなで集まってパーティーをすることがあるのです。
今夜も招待状が色んなチンチラに届きました。
「みなしゃーん!おしらせでしゅよ~♪」
郵便担当のチンチラちゃんが手分けしてお知らせします。
『チラスマスパーチーのおしらせ
じかん:かいぬちしゃんがおやすみしてからおきるまで。
さんかじょうけん:とくべつなおやつをもってくること。
おとなのみ。』
皆この日のためにそれぞれの飼い主さんからもらった特別なおやつを用意して、チンチラの秘密の道を走って集合するのです。
広場の真ん中には有志が作ったクリスマスツリーが飾られています。
人間のクリスマスツリーはもみの木ですが、
チラスマスツリーはブロッコリーと色んな葉っぱでできています。
一番上の大きなお星さまは星形になったにんじんです。
不思議なことにお飾りはそれ以外何もありません。とてもシンプルなツリーです。
ツリーの土台は皆が好きな枝や齧れる木のおもちゃでできています。
既に誰かが齧ったようで歯形があちこちについていて、作ったチンチラ達がぢゅっと怒ってます。
「みんなかじりたいのにだれでちゅか!」
周りのチンチラ達はそっと顔を背けたり、目を閉じたり、あらぬ方向を見たり、大海原を泳いだり、尻尾をぷるぷるふったりしてます。
「しかたないでちゅね!ふんとにもう!」
と言ってるそばから、『カリ…』と言う音がします。
「おかたづけのときまで、まつおやくそくでち!!」
とうとう怒ったチンチラと、齧ったチンチラの追いかけっこが始まりました。
でもこれもいつものこと。追いかけっこも楽しい行事の一つです。
キュッキュッ、ぷぷぷ、たまにぢゅっ、ぎゃっ
色んな鳴き声で賑やかです。
飼い主さん達が寝る時間がまちまちなので、チンチラが来るタイミングもそれぞれ。
ツリーの足元にはそれぞれに持ちよった『特別なおやつ』が置かれています。
「らいぞーはバタフライピーを持ってきたでち!」
「わぁ!おはなしゃんでしゅね~♪綺麗でいい香りでしゅ」
「お味も美味しいんでちゅよ!」
「後で食べさせてくだしゃい」
「あたちはクコの実もってきまちたよ」
「わぁ!はなちゃん!ご馳走でちね!」
「実はつくちゃんと…」
「つみりんも~」
「「クコの実持ってきたの~!!」」
「美味しいものはたっくさんあっていいんでち!」
「「良かった~」」
「ピノはリンゴのちっぷと枝も沢山でしゅよ~」
「ぼくはね~、青パパイヤの実!!」
「風汰くんは実なんだね!ミン君はね、青パパイヤとイチゴの葉っぱ持ってきたの!これ大好きなんだ~!」
「あ~!!『ぱりぱり』だ!こんぶも持ってきたの。これ、パパイヤの葉っぱって言うんだね!」
「これ、ぱりぱりしてて美味しいよね~」
「ぼくはレーズン!」
「もこちゃん、よだれたれそうだよ?」
「えへへ~美味しそうだからつい~」
「ぷんはバナナだよ!早く食べたいなぁ…」
「みんながまんだよぉ…じゅるり」
「おやつがこんなにあると…いつもだけど…がまんが…大変でち…うう」
「うふふ。みんなおこちゃまでちね。あたちはよだれなんか出さないんでちよ?はい、最近のお気に入りの、おふスナックでち!」
「ポ、ポッセちゃん!来てたんでちね!?」
「雷蔵しゃん!…あとで、一緒にたべまちょ?(ウインク)」
「ら、らいぞーはもうダメでち!ポッセちゃんに心臓を打ち抜かれたでち(はぁはぁ)」
「わぁぁ!雷蔵ちゃんが真っ赤になって倒れた~!!」
「えーせーはん!えーせーはん!」
「らいぞーがしんぞーを…」
「はい!そこ!黙るでし!」
鼻血が出そうな雷蔵は、チンチラ二、三匹がかりでえっさほいさと柔らかそうなお布団の上に運ばれて行きました。
「ぐりは、大麦若葉と、桑のカリカリもってきたでし!じゅるっ」
「ぐりちゃんもよだれ~!!」
「プレミアムなウマウマ持ってきまちた!」
「ビーツドロップでし!」
何を持ってきたか報告が入ると、皆瞳をキラキラさせながら歓声が上がります。
早く食べたいねと皆がきゃっきゃしていると、
一匹のスダンダードグレーのチンチラがおずおずと広場にやってきました。
そのチンチラはちょっと体も小さめで、どうにか皆の輪に入りたそうにしても、その一歩がでないようです。
何か言いたそうにして、口をちゃむちゃむしますが、何もしゃべらず無言のまま。
そんなチンチラにおはぎが気付いてちょちょちょと近付いて話しかけました。
「どしたの~?一緒に遊ぼ!おやつ何もってきたの~?」
「あの…」
「うんうん」
「あの……」
スタンダードグレーの子はもじもじして中々お話できないようです。
「おはぎさんちょっと距離近いんじゃねぇ?」
と笑いながらスターが言いました。
「無理に話さなくてもいいけど、おやつはさんかじょうけんだから出しとこうぜ?」
と、ちっちゃいお手てを差し出すと、
スタンダードグレーの子はちょっと涙目になって、そしてそっとおやつを差し出しました。
「ぼく…これちかもってこれなかったんでちゅ…」
出されたおやつは色んな形のにんじんを干したものと、歪な形をしたチモシークッキーでした。
にんじんは丸い形が干されてまるでお花のようになっていたり、棒のような形です。
チモシークッキーは星の形にしたかったようですが、うまく型を抜けなかったのか、丸い形や星の角部分が二つだけ、三つだけのものも沢山。何故か三角になっているものもあります。
「ぼく…まだ6ヶ月でおとなになったばかりで、初めてちゃんかするんでちゅ。こんなパーチーがあるのちらなくて、準備…なにもちてなくて…」
スタンダードグレーの子の瞳から、とうとうポロポロとガラス細工のような涙がこぼれ落ちて来てしまいました。
「『とくべつなおやちゅ』ってかいてあったけど、これ、いちゅものぼくのおやちゅなんでちゅ。ちゃんかちたかったのに…」
ぷるぷる震えながら泣いてるスタンダードグレーの子のおやつを見て、スターが大きな声で叫びました。
「わぁ!これお星さま!?俺と一緒じゃん!スターだ!すっげー!!」
それを皮切りに皆がスタンダードグレーの子を囲みます。
「素敵!手作りでしゅね!チモシークッキー美味ししょうでしゅ!」
「にんじんもひょっとしてかいぬちしゃんの手作りでしか?」
スタンダードグレーの子は皆から一斉に言われてびっくりして固まっていましたが、しばらくして我に返り、まだ涙がほほに残ったままでしたが、段々表情が緩んできました。
そして、輝くような笑顔で話します。
「そうでちゅ!ぬちしゃんの手作りでちゅ!にんじんも、かたちを変えてほちてくれてるんでちゅ。ぼくがなんの形がちゅきなのか考えてちゅくってくれまちた!」
「じゃあ『特別』でしゅね」
ふたばがにっこり笑います。
「ぬしさんが、君のことをいっしょうけんめい考えて作ってくれたものは十分『とくべつなおやつ』でしゅよ」
「そうそう!『とくべつなおやつ』は、皆の主さんが僕たちのことを考えて、用意してくれたおやつのことなんだから」
そこへぐりがぴょんぴょん跳びながら近づき、胸を反らして言います。
「ぐりも最初はにんじんの葉っぱ持ってきたでし!おかたんがにんじんの葉っぱ洗って切って干してくれたやつでしよ♪ぐりのための『とくべつなおやつ』でし!」
「ぐりちゃん…ドヤしすぎ…」
マーロウに突っ込まれてもぐりは気にせず、えっへんのポーズのままです。
「ぼく…このままちゃんかちてもいいでちゅか?」
スタンダードグレーの子が恐る恐る言います。
「「「「いいよ~!!」」」」
注目していたチンチラ全員がにっこり笑って答えます。
ももがハンカチで涙を拭いてくれました。
「さ、チラスマスツリーの根元におやつを置きましょ?それから、はじめまして!の、ご挨拶をしましょ?」
そうです。ご挨拶を忘れていました。
皆が一斉にスタンダードグレーの子に注目します。
スタンダードグレーの子はおやつを置いて、改めて皆を見回します。皆笑顔でご挨拶を待ってくれているようです。
その子は一つ、大きな深呼吸をして、顔を真っ赤にしながらお名前を言いました。
「は、はじめまちて!ぼくは『可愛いもふもふもっふるくん』でちゅ!」
一瞬全チンチラがシーンとなりました。
まだ若いもっふるは、『もっふる』だけじゃなくて、飼い主さんに呼ばれてる全部が自分の名前と認識していたのです。
皆くすくす笑いながら、それでも可愛い間違いにほっこりしました。
それから、まわりに目配せをしてご挨拶をします。
「山の神おはぎさんだよー!箱根を目指す!走るのが得意なんだよー」
「「わたちたちは、」」
「ちゅちゅくりーむと…」
「ととわたあめだよ♪」
「はなは、ハナコとか、はなちゃんかな~」
「自分はいい子のおこげたん!」
「もこはもっちゃん!」
「きゅるるんピノちゃんて呼んでくれましゅよ~!」
「俺は、通りすがりの大根役者スターだぜ!」
「スターくん役者だったでしか?」
「よくスターくん劇場してましゅよ!」
「ワルネズミ雷蔵、もしくはワルのワル蔵」
「ワル!かっくいいでちね!あたちは…ポッちゃん、って呼ばれまちね」
「ポッちゃん…あだ名まで可愛いでち…らいぞーもうメロメロでち」
「雷蔵しゃん…」
「ポ…ポッちゃん」
「は、恥ずかちいでちね」
「あの二人は放っておこー」
「つくちゃんは、ほんとはつくね、だけど…呼ばれるのは、つく、かな~?」
「つみりんは、つみりん!」
「つみちゃんはほんとは、つみれ、でしょ?」
「…そうだった!」
「ももはね、ももすけ、ももたろう、ももたろす…」
「ももちゃん女の子なのにね」
「ぼくはふーちゃんだよ?」
「風汰くんは男の子なのにね」
「飼い主さんだったら何て呼ばれても嬉しいからいいの♪」
「ぼくもだよ~!」
「えっと、ミン君は、ミンキュン、もちもちミン君、ミーギュリ…たくさん!」
「手で寝るふたば、か、可愛いことが分かってるあざとふたば?」
「可愛いもんね」
「皆可愛いでちゅ!」
「ぷんはね、ぷんはね、いたずら坊主のぷんち、ぷんさん!」
「こまるはね~、ふわふわのふわのすけ、もふぞう、もふたろう、もっふる、もちもちのもちお、とろろしゃん、ほこりちゃん…それと…」
「こまるちゃん!ほどほどでいいでちよ!」
「こんぶは、こんぶさん、きょんきょん、きょんぶちゃんって段々崩れていくね~」
「ぐりはぐりきょむ、もふもふ、おもちの妖精ちゃんでし!(ドヤァ」
「うちは大勢できたのよ。おっとりおじいちゃんのポトフ、チンチラ界の田中みな実のペンネ、インスタライブくじの覇者のパルメ、飛べないネズミのプリム、今回のゲスト、わがまま姫のピュレは、なんと!うさぎだよ!」
「うさぎさんだ!初めまして!」
「…(こんな紹介あるって聞いてない…)は、はじめまして…ピュレ、です…」
「出たな!ダークマーロウはおりこうさんだよ!テーマソングは、♪ぴょんぴょん跳ねるよマーロウくーん♪」
「あははマーロウくん自分で歌い出しちゃった!」
「お留守番番長だよマーロウくーん!」
皆賑やかなご挨拶です。
いっぱい、いっぱい愛情が溢れたお名前をぴかぴかの笑顔で伝えて行きます。
「ふふふ、こういうご挨拶もいいね!ママからこんなに愛されてるのってすぐ伝わるもん」
口元やほっぺたを抑えながらにこにこしてます。
「ごめんね~主とねんねしてて遅くなったの~」
そこへ、えーすが遅れて登場しました。
お昼寝が好きなえーすはいつも遅くなりがちです。
「えーすくん!今皆でご挨拶してるでし!この子は初めましての『可愛いもふもふもっふるくん』でしよ」
ぐりがドヤ顔のままで紹介します。
「ぐりくんお顔変でしよ?」
「がーん!?」
「えーと、えーすでし。えーちゃんって呼んでね!」
「えーちゃん!でちゅね!」
(ぐりもえーちゃんって呼んでないのに!?)
人知れず、いやチラ知れず何かショックを受けてるぐりを横に、もっふるは皆に挨拶をします。
そうしていると、もっふるの胸の辺りから、ほわんとまぁるい光が現れて浮かび上がりました。
「なんでちゅか!?これ!?」
周りを見ると皆の胸の辺りから、ピンクや黄色、水色、黄緑と、淡い色をした光のたまがほわん、と現れてふわふわと浮かび上がってます。
そしてその光はふわふわとツリーに次々と飾られていきます。
「チラスマスツリーの飾りはね、みんながもらった愛情の光でできてるんだよ」
誰かが答えてくれます。
「お名前も、とくべつなおやつも全部もらった愛情なの。幸せの塊なの」
単色の光りもあるし、1個が色んな色にくるくる変わるものもあります。
それぞれが違ってとってもきらきらと綺麗です。
「あれ?おりてくる光もありまちゅ」
空へ浮かび上がるものとは別に、空から降ってくる光もいくつかありました。
皆はそれを見るとちっちゃなお手てをあわせて祈るようなポーズをしました。
「あの光はね、先にお空のお星さまになったおともだちが、久しぶりに遊びに来てくれたんでち」
「お空の上にも愛情は変わらず届きまし。ご挨拶にきてくれたんでしよ」
「あの光みんなみーんなお名前があるんでしゅ。よく見て!」
もっふるが見たツリーの光のそばに、それぞれ少し透けた天使の羽がはえたチンチラ達がいました。
皆笑顔で手を振っています。
こちらも笑顔で手を振り返します。
「チラスマスの時に降りてきて、皆主しゃんとこにいくです。それまで一緒に遊んでおやつをたびます!」
「さ!皆揃ったでしゅ。パーチーでしゅ!!」
皆が輪になって歌ったり踊ったり追いかけっこしたり、おやつの食べ比べをしたり、
最新おもちゃ情報の交換、毛繕いをしたり。
とてもとても楽しい夜です。
朝飼い主さんが起きるまで、チンチラのパーティーは続きます。
天使のお友達は、パーティーの最後まではいません。
皆、主さんの元へ行って、夢で一緒に遊ぶため、少しずつ、すこーしずつ、それぞれの主さんの元へ飛んでいきます。
その内の一匹の天使がふわふわともっふるの前に降りてきました。
「はじめまして、わたし、蜜柑。あなたがもっふるちゃん?」
「あい。はじめまちて。もっふるでちゅ」
「うふふ。最後にあなたに会えてよかった」
「最後にって…どうしたんでしか?蜜柑ちゃん」
「わたしね、主さんの元へ行こうと思うの」
大体のチンチラは、お空の虹の橋の元で、仲間と遊びながらいずれ来る主さんを待っているのです。
「わたしね、待てなくなっちゃったの。最期まで一緒にいて、頑張ってくれた主さんに、もう一度名前を呼んでもらいたくて…カイカイしてもらいたくて…ありがとうを…伝えたくて」
「蜜柑しゃん…それって」
「だから、今の毛皮を脱いで、もう一度会いに行くことに決めたの!もっふるちゃん、あなたみたいになりたくて」
「え?ぼくみたいに…?」
蜜柑はにっこりと笑って続けます。
「主さんにもらった名前は大事だけど、もう一度新しい名前をもらうわ。そして、いっはい、いーっぱい呼んでもらうの!わたしも蜜柑だったことは忘れちゃうかもしれないけれど、もう一回、主さんに愛されるなら最高に幸せだからいいの!」
蜜柑の話を聞いていたもっふるは、自分でもわからない内に涙を流していました。
「ぼく…なんだろ…わかんないんでちゅが…涙が…。蜜柑しゃん、ぼく、ぼくね、たまにぬちしゃんが、ぼくをみてちょっと悲ちそうに笑うことがあったんでちゅ。『あの子と同じことするんだね』って…。ひょっとして…ぼく…」
蜜柑は、またにっこりと笑ってくるりと背を向けます。
「皆とはちょっとお別れだけど、大丈夫!また会えるから!そしたらまた、ご挨拶しましょう?新しいお名前もらってくるから!またね!」
蜜柑の体がふんわりと光だしました。
背中の羽を一度、二度、羽ばたかせると、蜜柑はそのまま空へ上っていきます。
それに気づいた皆が、手を振りながら口々に「またね」と叫びます。
さようならとは言いません。だって、また会えるのですから。さみしいお別れではないのですから。
「また、会おうね!蜜柑しゃん!またね!!」
もっふるも一生懸命手を振りました。
なんとなく、自分がどうして主さんのところに行くことになったのか理解したような気がします。
ツリーに飾られたもっふるの明かりは、色を変えながら輝いています。
もっふると皆は、新しい仲間の門出を幸あれと祈りながら、再会を願いながら、パーティーを楽しむのでした。
さて、最後はチラスマスツリーの解体です。
フライングで既に齧られているところもありますが、最後に皆でツリーを齧ってお腹いっぱいになったら終了の合図。大好きな主さん達が起きる前に、こっそりと、でも急いで帰らないといけません。
お家に帰ったらまた、『とくべつなおやつ』の用意と、名前を沢山呼んでもらって愛情を溜めておくのです。
次のパーティーのために。
でも、チラスマスだけだと年一回だと思うでしょう?
ところが、誰かのお誕生日とか、お正月とか、
チンチラは割りとパーティーをするんですけどね。
なので再会は、思ったよりすぐかもしれません。
「また会おうね」
~おしまい~
ご協力いただいた飼い主さま、チンチラちゃん。
皆さんありがとうございます。
沢山の愛情を作品にもわけていただきました。
全然チンチラちゃんが幸せでありますように。
そしてまた、飼い主に会いにきてくれますように。