表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編集(詩やSSなど含む)

なまえ

作者: 藤谷 K介(武 頼庵)

ちょっと長い詩になってしまった(^▽^;)

とても小さかったあの時の僕は

君を追いかけることに夢中で

毎日が楽しかったのを覚えている

今の君はどうなのだろう?


まだ目が見えないときに

誰かが僕の事をなでてくれた

小さくも温かなその手を

忘れる事の無い喜び


君が僕を見て何か言うけど

それが僕の事だと分かったのは

呼び続けてくれる君がいたから

その時から僕には名前が付いた


毎日のように遊び回って

暗くなっても追いかけ続けたり

隣りで眠る君は優しく温かった

心がとても満たされる気がした


どうでもいい したくない

我儘な性格がある僕だけど

君はそんな事を気にすることなど無かったね

いつも一緒でずっと側に居てくれた


君が僕を呼ぶ度 本当は嬉しいんだ

誰でもない僕の事だけを

まっすぐに見て呼んでくれるから

それが僕に着いた名前なんだよ


ずっと一緒だと思っていた時もあったけど

でも本当は知ってたんだ 

その時が間近に迫ってる事

でも撫でてくれるだけで満足だった


君のいない 誰もいない空間で

独り待つことそれも嫌いじゃなかった

君の匂いが包んでくれてたから

君の優しさを知っているから


もうすぐ君に会えなくなると

僕の中の何かが言うけど

大きくなった君は笑うかな?

最後まで呼んで欲しい僕の事


もう見えない もう感じない

動けないからもう側に行けないよ

その温かな大きくなった手で

僕の事を優しくなでて欲しい


いつか 君がまた誰かに出会って

大事な何かを感じたら

その時は付けてあげてね

僕に出会った時のように


温かな腕に抱きしめて


時には思い出してくれるかな

でも泣く所は見たくないから

大丈夫 いつでも側で

この僕がずっと見守るから


いつか 君がまた誰かに出会って

大事な何かを感じたら

その時は付けてあげてね

僕に出会った時のように


その声で その笑顔で


お読み頂いた皆様に感謝を!!


ちょっと長くなってしまいましたね。

自分と一緒に育ったもの達。そんな存在の視点でした。

上手く表現できているかな?

出来ていれば嬉しいな。


※因みにこの作品のモデルは、覚えておられる方がいらっしゃるかわかりませんが、昔飼っていた猫『ちゃらすけ』です(*^▽^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 横たわったまま 小さく上下運動している その胸の動きだけが 君がまだここにいることを 教えてくれている 開いた瞳は 何を見ているのだろう まだ私を見てくれてるだろうか まだ世界が見えている…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ