たべたい
だって、お前が言ったんじゃないか。
チョコが食いたい、って。
だからオレは。
ゆるりと浮かぶ意識。
ぷころぷころと頭の下から鈍く響く音がするのは、氷枕のせい。
低く続く空調の音と、遠くで動く人の気配。
ぼんやりした頭で考える。
今いるのは、しばらくの間オレが滞在している病室のベッドだっていうのは、張りのあるシーツの感じで納得した。
右腕に慣れてしまった小さな違和感があって、まだ点滴が繋がれたままなんだなと思う。
ってことはうたた寝くらいにしか眠っていないってことか。
脳細胞の変わりに細かい砂が詰まったように頭が重くて、寝返りを打つこともおっくうな状態。
瞼をあげるのも面倒くさくて、目を閉じたまま大きく息を吐く。
吐息すらも熱くて、さっき寒気で気が付いたあがり始めの熱は、まだあがり続けてるって教えてくれる。
「チヨ」
ベッドの周りをぐるりと囲んだカーテンのむこうから、そっと声がかけられて、隙間から人が入り込んだ気配がした。
「チヨ? 眠っているのか?」
ベッドサイドに入り込んだ人物が、オレの額に手を当てて熱を確かめ、張り付いた前髪を撫でつける。
「……やあ、先輩、こんばんは」
「狸寝入りか? 先生と呼べよ。調子はどうだ? 昼間に外出してたって? ちゃんと防寒した? 張り切りすぎたのか?」
重たい瞼を開けて声をかけたら、矢継ぎ早に質問が来た。
せわしないなと思う。
でもこういう人だとも、知ってる。
せわしないけれど優しくて、忙しくて、気になることはその場で解消してしまいたい人なんだ。
ああ、いやってほど、よく知っている。
「チヨ?」
千代田 洸、という名前からついたあだ名を、今ここでも、当たり前のように呼ぶ。
自分のことは「先生」と呼ばせようとするくせに。
「今、目が覚めた。頭痛い。昼間は調子よかったから外行ってた。ちゃんと脱ぎ着できる服で行った。張り切ってない。普通」
答えながら、手渡された体温計を脇の下に挟む。
それから心音と脈拍と血圧と、瞼裏の色や肌の張りを確認される。
先輩の手は優しい。
でもあの頃のような熱はない。
記憶の中にあるのよりも、少しかさついた手。
「帰ってきてすぐの簡易検査には、異常なかったんだよね。風邪……って感じでもないな。やっぱちょっと疲れたか……どれくらい出かけてた?」
「バス乗って……三時間くらい、かな」
「家に帰ってたのか?」
「や。買い物」
ぴぴっと電子音が鳴ったので、体温計を返す。
先輩は眉を上げて、思わしくないってことをオレに伝えた。
白衣のポケットに体温計を入れて、カルテを書き込む。
「寒気があったって? 今は?」
「ない。けど、熱いしダルい」
「三時間も散歩行くのは、まだちょっと早かったみたいだな。寒いとそれだけでも体力使うから、疲れるんだよ。来週は外出禁止」
「へーい」
買いたい物はちゃんと買うことができたし、別に冬に出歩くのが好きなわけじゃない。
病室にいることは苦痛なタイプじゃないから、それはいい。
けどいつもの癖で面倒くさい感じに返事をしたら、こつんと小突かれた。
「無理をしない。お前の身体だよ」
あ。
「せんせー」
多分、今オレ、熱で頭沸いてる。
「お前の身体だ」そう言われて急に心細くなるなんて、絶対変だ。
自分からこの人のこと、せんせーって呼んでしまうとか、手術の前にだってなかったってのにさ。
いやもう、こんな気の迷いなんて、絶対に熱のせい。
「大丈夫だよ」
ふふ、と小さく鼻で笑って、先輩が点滴液の調節をする。
「なにが」
「お前の言いたいことくらい、予想できる。大丈夫、予後は良好。入院が長引いてるのは、お前が医者の言うこと聞かないで、そうやってふらふらしてるせい」
「だって、外出していいって言った」
「体調次第だともちゃんと言っておいたし、安静にしていた方が治りが早いとも言ったよな?」
「治る?」
「当然。そのための入院だろ」
ぐらぐらと、横になっているのに頭が揺れる。
ぷころぷころと耳元で氷が転がる音がする。
治療してリハビリしたら、元のように「普通の生活」ができるようになるって、確かにそういう説明は聞いた。
けど、それってどれだけの時間が必要なわけ?
元って、どれくらい元よ?
「普通の生活」って、どれ?
先輩は自信満々に言い切ってくれる。
けどそれは、オレが揺らいでいるから安心させるための芝居なのか、それともホントのことだからなのか。
そんなことすら疑ってしまいたくなる。
廊下の向こうの方で、にぎやかな声がした。
場違いな程に明るいじゃんけんをせがむ声。
「お、きたな」
先輩が笑う。
「チヨ」
「なに」
「不安にならなくていい。ちゃんと治るし、退院もできる」
「うん」
「入院中はキスまでな」
「は?!」
なんてことないことのように言われて、驚いた。
頭を上げようとしてぐらんぐらんと目が回って、氷枕の上にぽすんと頭が後戻りする。
そんなオレを見て楽しそうに笑うから、力が抜けた。
「先輩」
「ん?」
どうせ今更だから、と、続きを口にする。
「そんな状態で、巻き込んでいいと思う?」
「入院がいつまでかわからなくて、その間はキス止まりだと浮気されるか?」
あんたじゃあるまいし。
ちょっとだけそう思ったけど、言わなかった。
っていうか、ぜんぜんそんなとこまでいってないし。
もっと手前のところ。
呆れるくらいに、どうしようもないところで立ち止まっちゃってるんだっていったら、この人はどんな顔をするんだろう。
「じゃなくて、そんな先のわからない状態で、その……告ったりとか、さ……」
照れくさいけど言葉を継いだ。
やっぱり、絶対オレ、熱で沸いてる。
そうじゃないとおかしい。
この人にこんなこと言うなんて、素面じゃあり得ない。
だから沸いてる。
ふむ、と考えるそぶりをする先輩。
ばれてるから。
あんたのその態度、絶対本気で考えてないだろ。
オレがぐるぐるして頭沸いてるようなこと口走ってるのを、ものすごく楽しんでるよな?
「チヨは俺の患者だからなあ……」
もったいぶった様子で先輩が口を開く。
「キス止まりが生殺しって思う奴もいるだろうけど、不埒な行為が健康になってからって思えば、チヨの場合、それが励みになりそうで……治りもよくなるんじゃないかと思うんだよね」
「は……?」
「うん、やっぱりそうだな。告白がお前の励みになるなら、巻き込むくらいしてもいいんじゃないかと思うよ。病院で再会してるわけだし、見舞いじゃないのだって知ってたんだろ? だったらそれくらいは覚悟の上で口説いてたんだろうし、さあ」
「励みにしていいの?」
「本人に聞いてみるといいよ」
まあ、熱があるときに考えるような内容じゃないよね。
先輩はそう笑ってオレの髪をなでつけ、もう一度ベッド周りをチェックしてから、カーテンを細く開けてくれた。
ちょうど、病室の入り口が見える部分だけを。
「じゃ、点滴終わったらナースコールして」
「ん」
先輩の姿がカーテンをすり抜けてドアの方に向かう。
去っていく背中に手を伸ばしたいと思ったのは、もう遠い過去の話。
ぼんやりと見送ってそのまま目を閉じる。
瞼が熱い。
ぷくころん、と耳の下で、氷が転がる音がした。
「……が」
「ちょっと、はりきりすぎて……」
「え……じょうぶ……」
会話をしている声がする。
かつて大好きだった人の声と、今心惹かれている人の声。
何を話しているのか気になったけれど、耳を澄ませているうちに意識が溶ける。
ざわりとした雑音と氷枕の氷の音と、自分の鼓動が大きく聞こえ始める。
まだ、寝入りたくはないのに。
こつ、しゅ。
こつん、しゅ。
こつ、しゅ。
聞き覚えのない音が部屋の中に入ってくる。
入院していて物音に敏感になった。
目を閉じてうつらうつらと過ごす時間が長いからかな。
それとも、カーテンで仕切られているとはいえ、他人と同じ部屋の中で過ごすからか。
看護師さんの足音や運んでくる医療器具を乗せたワゴンの音。
点滴のスタンド。
ストレッチャーの音。
食事が運ばれて来る音は、食器を回収する時とは、ワゴンの音が違う。
見舞いの人たちも、よく来る人は足音でわかる。
オレのところに来るのは、歩行器を使った音。
そのはずなのに、今日は違う音が聞こえる。
「チョコ先輩……熱あるって?」
先輩が開けてった隙間から、聞きたかった声がした。
オレのことをあだ名で呼ぶ奴は限られてて、ほとんどの奴らは先輩が呼んでいたように『チヨ』と呼ぶ。
けどその中でも、ほんの数人。
高校時代の後輩たちだけ、オレのことを『チョコ』と呼ぶのだ。
千代田 洸、を聞き間違えたのだという一人が言い出して、なぜか定着してしまったあだ名。
「寝てんのか……んとに、何やってんだよ、あんた……」
さっき耳にした聞き覚えのない音がして、ベッドの横の椅子が動かされた。
それから点滴のために布団の外に出されていた手が握られる。
優しく指を絡められて、それから。
「あーあ、すっかり冷えちゃってんじゃん」
ゆっくりと指の一本ずつをマッサージされて、気持ち良くなった。
高校の時にオレの名前を聞き間違えたバカと再会したのは、持病が悪化して検査に来た時だった。
オレはいくつかの検査室をハシゴするために廊下を歩いていた。
あいつは結構大きなケガをして、最初に入院してたどこかの病院から移動してきたとかで、ストレッチャーに乗せられてた。
受付や待合なんかがある病院の表玄関からかなり離れた、検査病棟の廊下なんてところで、
「チョコ先輩だあああああ!」
って、ドップラー効果でもかかりそうな感じでオレを呼びながら運ばれて行くあいつを見て、目が点になった。
だってほら、病院で誰かに会うなんて、思いもしてなかったし。
しかも『チヨ』と呼ばれるならまだしも、『チョコ』の方で呼ばれるとは予想外にもほどがあるって感じで。
にぎやかでバカで憎めない後輩が、入院中にいったいどうやったのかわからないけど、それなりに手を尽くしたらしく、「見舞いに行ってやって」とあちこちから声がかかった。
昔から憎からず思っていた。
じゃなきゃこんなふざけたあだ名、許すわけない。
そりゃあ、まだ若いですから、お互いにここに至るまで色々と紆余曲折はあった。
向こうの色々は漏れ聞いているし、オレだって先輩のことがあったりまあ、ほらその、色々とあった。
だけど、見舞いくらいはしてやろうって、思えるくらいには嫌じゃなかった。
そのケガでベッドから動けなくなってる男から口説かれることになるなんて、ホントに考えてもなかったけど。
「うわあ、運命感じる。俺、根性で治すわ。先輩とのデートが待ってるからな!」
「はあ?」
「デートしようよ、デート。俺が退院したら、デートしましょうね」
「ああ、そう……何すんの」
「何がいいかなあ……あ、先輩、したことなくてしてみたいこととか、ある?」
「……バンジージャンプ、とか?」
「いきなり、ハードル高っ! いいですよ、じゃあ、先輩も体調万全にしてくださいね」
「え、オレも?」
「してみたいことって、いったじゃん」
「じゃあ、遠慮する」
「なんで! でも、デートはしてくださいね! 今、俺の心の支えですからね!」
「大げさ……」
バカみたいな会話。
くだらなくて中身がないと思ってたけど、ないと寂しくて、ついうっかり見舞いに日参してしまった。
かわいいと思ったんだ。
そんな風に、「なんかいいかも」と思っていた相手からの行動が、オレの背中を押したのは確か。
今まで逃げ回っていた手術に同意してしまった。
だってそう望まれてしまった。
先輩がこいつから手を回したのかもしれない、って気がついたのは手術を受ける麻酔中だったけど、それでもまあいいかくらいは思ってしまった。
そんな相手だからさ。
外出許可とれるって聞いたら、望みをかなえてやりたくなるじゃん。
折しも世の中バレンタインだったわけで。
憎からず思っていて口説かれてても、踏み込んで告ったわけじゃなくて、あやふやなままの関係だったもんだから尚更に、いい機会だって思ってしまったわけだよ。
だって、言ったんだ。
「チョコが食いたい」
って。
「そんでさあ、佐藤くん。かいがいしいのはいいけど、君もケガ人だよ~」
ピリリとテープを切る音と点滴の外された感じがして、ふ、と目が覚めた。
いつの間にかやってきた看護師がてきぱきと処置をしている。
「だって、まだ、チョコ先輩と話してないんですよ、今日」
「そうは言っても、やっと歩行器から松葉杖になったとこでしょ? 無理したら逆戻りよ? そろそろ戻って横になりなさいね」
「ぅええええええ」
「……佐藤?」
ぼんやりした視界に、ここ数日目に入っていた持ち運びゲージみたいな歩行器がない。
でも声はする。
オレの右手を優しく握っている手は間違いなくバカな後輩、佐藤の手だ。
点滴の間、また転寝していたらしい。
寝入りばなに指をマッサージしてくれていたのは、夢じゃなかったんだ。
「先輩、起きた? 点滴終わったから、外してもらったよ」
「あとで検温に来るけど、佐藤くんはそれまでにお部屋に戻ってくださいね」
「はーい」
返事だけはいいこの返事をして、佐藤が看護師を見送る。
ホントに、いつの間にか人に好かれてる得な性質してるよなって思う。
「今日は何勝?」
手をのばしたら当たり前のように、ストローがセットされたペットボトルが渡される。
ありがとうと礼を言って、一口飲んだ。
眠っている間に喉が渇いていたらしい。
なんだかすごく旨く感じて、続けてごくごくと飲む。
「今朝から、松葉杖になって」
オレの様子を見ながら、佐藤が口を開いた。
「ああ、そうみたいだな。おめでとう」
「いつもみたいにしてたら、安定悪いって怒られたから、勝負は流れちゃった」
「じゃあ、もう、いいんじゃねえの?」
「でもさあ、最近やっと勝率上がってきてたのに」
「それ呆れられてると思う」
「俺の気持ちが認知され始めたとこだったんですよ?」
しれっとそう言うバカな後輩に、ため息が出た。
なにが『俺の気持ち』だ。
オレが入院したのはこいつのリハビリが始まったころで、できるだけ動きたいからと歩行器でわざわざ通ってきていた。
それも、できるだけ時間をかけるとか言いだして、じゃんけん勝負をしながら。
そのじゃんけんだって、「チョコレートだからね!」という理由でチョキしか出さないなんて、勝負にならない勝負。
何か願掛けしているらしいっていうのは、先輩から聞いたけど、こいつの口からは出てこない。
「まあ、それはさて置き」
「俺の気持ち、さて置かないでくださいよ」
「置くだろ、普通。そんでよ、枕もとの紙袋、とって」
「これ?」
「そう。やるからもってけ」
ベッドサイドの椅子からも手を伸ばせば届くところに、今日買ってきたものを置いておいた。
コイツが食いたいと言った、チョコレート。
手に取って中を確認したバカが、何とも情けない顔をした。
「……先輩、これもってけって……あの」
「お前が食いたいっていったんだろ」
「でも、今日、バレンタインデイじゃないですか。こんなんもらったら……」
「迷惑なら置いてっていい」
コイツの好意がオレの勘違いだったのかって。
さっきは先輩に巻き込んでもいいんじゃね、なんて言ってもらったけど、やっぱ駄目だったんじゃん。
反応を見てそう思った。
うん、なら置いて行ってくれたらいい。
見ていられなくていたたまれなくなって、よっこいせと体を起こして、紙袋を取り返そうと手を伸ばす。
「迷惑なわけないでしょ!」
病室だっていうのに、でかい声。
びっくりしてその顔を見たら、いい年した男が、涙目になってた。
って、えええええ?
「本気にしますよ」
「オレもちゃんと本気だけどね」
そう言ったら、今度はびしっと固まった
「せ、先輩?」
「お前が『健康的デート』もしたいとか、『白寿デート』したいから長生きしろって言ったんじゃん。だからオレは……」
「先輩」
「そのくせ、なんも言わないでヘタレてるから、オレが言ってやるよ。お前が好きだよ」
ポロリと一粒落ちた雫は、シーツに吸い込まれた。
オレも熱でグラグラしてるし、バカも座ってるのがやっとのはずで、せっかく盛り上がってんのに抱き合うこともできなくて、つないだ手に力を入れた。
指を絡めてつなぎなおして、お互いの手元に持ってって、順番に唇を落とした。
ああ、バカみてえ。
なのにどうしよう、泣きそうに嬉しい。
「で、どうしたんですかこれ」
興奮しすぎちゃだめですよ、また熱が上がっちゃうから寝てください。
思い出したように佐藤が言ったので、枕に頭をつける。
横になって顔がよく見えるように体の位置をなおす。
紙袋を嬉しそうにのぞいていた佐藤が聞くから、正直に答えた。
「買ってきたよ」
「先輩が?」
「そう」
「いつ?」
「今日。外出届出して、行ってきた」
「は? 今日?」
確認されてうなずいたら、慌てた顔で責められる。
「あんたはっ! もう、なんで? こんなの買いにいって、熱出してちゃダメじゃん! 自分の体、大事にしてよ!」
「してるって。っていうか、お前が食いたいって言ってたし……今日だからさあ、やりたかったんだよ、お前に」
そろそろこの関係をはっきりさせたかったっていうのもあるけど。
オレがしてやれることで、お前が希望するなら、叶えてやりたいじゃん。
あの時、一緒に談話室でテレビ見ながら、お前が言ったんだ。
「じゃなくて……ああ、もう、だから! 俺が食べたいって言ったのは『チョコ』だよ!!」
え?
だから、買ってきて、渡して……え?
『チョコ』って……
「……え??」
自分を指さしてバカを見たら、こくこくと大真面目な顔してうなずかれた。
がああああああって、顔が熱くなる。
体調不良の熱じゃなくて、それ以上にかっかして、ぼわって、なった。
「気づいてなかったの?」
笑っていいのか泣いていいのかわかんない。
くっきりはっきり顔にそう書いて、佐藤がオレを覗き込む。
「告ったつもりなのにスルーされたから、俺、振られたんだと思ってた……」
「そんな遠回しな告白、気がつく訳ねえじゃん、バレンタイン前に! チョコの要求かと思うだろうが!」
「退院して最初のデートは決まりですね」
「何?」
「チョコを、食う」
にやりと笑って、佐藤は言いきった。
はい。
今度は間違えません。
だからお互いに、頑張りましょう。
目指せ、健康体、ってことで。
結局、サクラサク、までお預けになったけど、それはまた別の話。
<END>