表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/52

ネットワーク構築 1

今回は短くなってしまいました。区切りの良い様にしています。

33.ネットワーク構築 1


 なんとなく目標が見えてきた。精霊姫たちにも説明すると、これが大興奮。自分たちがネットワークの根幹になると知って、テンションMAXを突き抜けた。


 そこから、パワーアップどころでなく覚醒のための修行に熱が入る。

 

 精霊姫 2+2+2 から、精霊姫 3+3 へ。そして六人で1000手を繋いでサークルを構成し六属性コントロールの実現。イリーゼもそうだったが、精霊姫というのは全員ものすごく前向きである。



 集中しての修行(特訓とも言う)によって、六精霊姫のパワーは格段に上がっていた。少しずつ属性マジュ粒子(次元、時間、重力、空間、光、闇)も生成・蓄積が可能になってきた。量が確保できるようになったことで、保管方法の実用化にファミリーが成功。マジュ粒子ネットワークの根幹である属性マジュ粒子の確保に目途が立った。



 ここまで計画実現が見えてきたので、またまたクルルのお宅訪問となった。



 いつものように衛星の陰にディメンジョンアウト。


 すぐにクルルのメカ体が起動する。

 そして、六精霊姫に気付く。


 『まあ、新しい精霊姫たちね』。

 「「「「「「はい!」」」」」」。


 早速自己紹介を兼ねたおしゃべりが始まる。イリーゼがお茶を淹れているから、しばらく口を挟まないほうがよいだろう。



 ギンガは惑星クルルを眺める。人族と魔族はどうなったのだろうか?競争意識を前向きにエンジンとしてス目られれば、星海連合への加盟も遠くないだろう。スター・マインドの子らが連合に加入したという記録は無い。スター・マインドの子らの文化と、そうでない自然発生型生命体の文化が交わった時何が起こるのか?それもまた楽しみだ。



 自己紹介が終わり、お茶会のセッティングも完了した。

 クルルが堰を切ったように話し出す。


 『記憶から隠されていた属性は思い出したわ。その属性の精霊姫はいないからすぐには生成できないけど、この娘たちの作った属性マジュ粒子は大丈夫、操作できるわ』。


 蓄積中の次元、時間、空間、念のために重力属性マジュ粒子を一部提供し、ネットワークセントラルの方向を確定させる。まだ、衛星は設置していないので、バックアップ用のウィルスターの方向をロックする。


 『やってみるわね』。


 すぐに、ウィルスターのファミリーバックアップ機能であるチルドレンからシスターに受信確認が来る。


 『受信確認しました。疎通完了です』。

 シスターから報告が上がる。


 「「「「「「「おー!」」」」」」」。

 イリーゼと六精霊姫から歓声と拍手が上がる。


 『これで、リュミエル姉様や他のスター・マインドたちといつでもお話しできるようになるのね?素晴らしいわぁ!』。


 「母様、ちょっと待ってくださいね。この後、ルオーブ姉様、ルエーニ姉様、そして六連星系と周りますからコンタクトできるようになります」。

 「んーー」。

 イリーゼの説明に感極まって、クルルはイリーゼに抱き着く。


 「すぐに行って欲しいところだけど、この娘たちがいるからもう少しゆっくりしていってね」。

 

 お話しできるようになるのも素晴らしいが、face to face の会話も大事である。


 だが、スター・マインドの世界は大きく変わろうとしていた。

よろしければ、ブクマ・評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ