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神殺しの剣―キリヤード―  作者: からあげ丸・イッシ
第二章~首都・グランモール~
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城内

第43回!


僕たちは少女と宿を出てる。

すると、少女は外に待機していた騎士団員二人へと近づいた。


「お待たせ」


「はい、どうでしたか?」


二人は少女に伺いを立てるように話しかけた。


あれ…?これって。


「もしかして、彼女って…階級高い?」


僕はクラサにヒソヒソと話しかけた。


「あれ…言ってなかったですか…?ヒリナは、師団長ですよ?」


「え…」


えっと、騎士団長がトップとして、副団長が次ぐらいで、師団長は…その次ぐらいに偉い?


「敬語とか使ったほうがいいかな…?」


「大丈夫だと思いますよ。いきなり変なしゃべる方されたら、逆に気持ち悪がられるかも知れませんし」


笑いながらクラサはそんな事を言ってくる。


気持ち悪がられるのは嫌である。

なので、普通に話そう。


「お待たせ。行きましょうか」


団員と話し終えたのか、少女は僕たちへと近付き、先へと促した。


僕たちは、少女の案内で街を奥へと進んでいく。

先ほど、待たせていた団員達はその場で違う任務へと散って行った。

僕たちが向かうのは、街の離れにある、大きな建物だ。


そこへ向かう道を歩いていると、朝早めなのに、もう商売をする声が聞こえてくる。


「朝早いのに、もう露天を開いている所があるんだね」


僕がポツリとつぶやくと。


「ここでは朝のファンファーレがなった時点から、店を開く事を許されてるの」


と、少女が説明してくれた。


「へぇ…」とつぶやきながら僕は、少女の後を追い、建物へと進む。


建物に近づくにつれ、団員が何名か出てきては、少女に礼儀正しく挨拶をする。

それに手で答える少女。

その様を見て、改めて少女の階級が高い事を実感してしまう。


実力も申し分ないのだろう。

あの恐ろしく強いと思った、クラサのもう一人の幼馴染すらも一瞬で追い払っていたのだから。


そういえば…。


「あの時、いきなり現れたけど…なんであそこに居たの?」


僕はちょっとした疑問を投げかけみた。

この少女は、都合良く現れたからだ。

しかも、上空から…。


「あの時?…あぁ。たまたま歩いてたら、団員に会って話を聞いて、街の屋根を飛び回ってたのよ」


「は…?」


屋根を飛び回って…え…?

僕は、ついある漫画の兵団をイメージしてしまった。


僕は建物の屋根を見上げる。

うん、僕には到底無理そうだ。


そうこうしているうちに、建物についた。

少女が、門番に話をつけ、僕たちは中に入ることができた。


建物に入る直前、僕はその建物を見上げた。

もう、これは城をイメージして貰った方が早いだろう。

中に入ると、それはまさに城の作りだった。

敵の進軍拒むように出来た通路。

一直線に君主の下へ行かせない為の作りである。


僕とウィーネは口を開け、その建物を楽しんでしまった。


しばらく歩くと、僕たちはある小部屋に通された。


「ここで待っててくれる?了承を得てくるから」


そう言うと、彼女はスタスタと歩いていってしまった。


「ここ、すごいね」


僕はうきうきしながら、クラサに話しかけた。

その言葉にウィーネも大きく頷いている。


城なんて、日本のお城ぐらいしか行った事がない。

洋風の城を見るなんて、アニメや3Dのゲーム、写真ぐらいだ。


「ふふ、そうですか?二人とも、キョロキョロしてて面白かったです」


そう指摘され、ちょっと恥ずかしくなってしまう。


三人でしばらく城の話題で盛り上がっていると、少女が戻ってきたようだった。


「用意が整ったから、来てもらってもいい?」


少女は、そのまま踵を返す。


騎士モードなのだろうか。ちょっと素っ気無い気がした。


僕たちは、もう一度少女の後ろを歩いていく。


すると、大きなドアの前で少女は立ち止まり。


「ここを開ければ謁見の間です。準備はいいですか?」


と口にした。

少女の声は完全に騎士のそれとなっていた。


僕たちは互いに頷くと。


「うん、お願い」


少女は、僕の言葉を聞き。

備え付けられている紐を引っ張った。

鐘のような音がなった後。


謁見の間へと続く扉が開け放たれた。

外国のお城一度は行ってみたい…(ぉぃ)

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