告白
とてつもなく、中二病なものと恋愛的なものが描きたいので!
毎日一時間ずつ書いて、更新出来たらな!と思ってます!頑張ります!
雨が降っていた―――。
突然の夕立。
田んぼと山に囲まれた田舎のバス停で…
僕【川本 雄太】は、最近仲良くなった女の子【小野 雫】と雨宿りをしていた。
偶然の二人きり、僕の心拍数は今までとは段違いに跳ね上がり止まらなかった。
チャンスだ…。
計画的ではないにしろ、いずれ告白しようと思っていた事だ。
僕は片想いをしていた彼女に告白する事を心の中で決意した。
突如、雷鳴が周辺に鳴り響く。
彼女はその大きな音に対し小さな悲鳴をあげ、ひざを折り丸まってしまった。
今のは結構近かった。
同じ反応をしなかったが、自分の内心ではとてもビビっている。
「…大丈夫?」
僕は彼女の不安を紛らわせる為に、声をかけた。
「…うん」
不安そうな顔、少し塗れた髪と衣服。
不謹慎ながらもその姿に心拍数があがってしまう。
どうしても好きという気持ちが抑えきれない。
今、告白したらどうなるんだろう。
つり橋効果も相まって結ばれるんだろうか。
それとも「それどころじゃない」と突っぱねられるだろうか。
姑息にもそんな考えを巡らしながら、怖がっている彼女を見ていると、振られて傷つくより
今、怖がっている彼女を守りたいという気持ちが込みあがってくる。
告白をすれば、今の不安な心を少し和らげる事が出来るかも知れない。
だから、僕は…
「…好きです」
彼女に
「付き合ってください」
突然の告白をした。
さっきの雷鳴のように、でも荒々しい音ではなく、出来るだけ優しい音で。
彼女は顔を上げ、驚きの表情を見せた後。
数秒考えた後に顔を赤らめ。
恥かしそうに、でも、嬉しそうに。
「…うん」
その言葉にうなずいてくれた。
しかし…
次の瞬間。
僕の世界が終わりを告げた。
何が起こったのか…。
考えれば分かる事だ。
落雷だ。
本当に最悪だ。
やっと彼女に告白が出来たのに…。
彼女の不安を取り除けたと思ったのに。
神様とやらはそれを許してくれなかったようだ。
『軽めに言って、呪ってやりたい…いや、ホント殺してやりたい…。』
…でも。
なんでこんな事を考えられているのだろう。
死んだら、終わりだと思っていた。
何も考えられないと思っていたからだ。
もしかして、未練があったから、幽霊にでもなったのだろうか?
いや、そもそも幽霊って考えれるものなのか?
残った想いの思念であって、それ以上でもそれ以下でもないような気もするんだけど…。
それとも僕はまだ…生きて…?
目を開く。
「ん…」
日光が眼球を刺激する。
眩しさで目を閉じていたい気持ちを抑え、僕は日光から顔を反らす形で目を開けた。
僕は…。
見慣れない森の開けた場所に一人横たわっていた―――。
初めての投稿なので至らぬ点も多いと思いますが、お見逃しください。
少しでも楽しんで貰えたら嬉しいです!
ここから、異世界展開になります!