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【出逢い】

初心者です。まだ2本目です。初めなので読んでいただける方も少なく、自分の作品の評価が分からないところであります。読んでいただけたら是非良かったところや気になったところ、感想をよろしくお願いします!

「リディア、魔術科ってどんな事すんの?」

学園裏の森で一緒に散歩中のリディアに訊いてみる。

「魔術科〜?魔法の修行よー。呪文を覚えたり危険な魔術や呪術なんかの座学もあるけど、あと普通科の勉強もちょっとするわよ?」

「へぇ〜、普通科の教科もやるのか。じゃあ今度のテスト勝負するか!」

「魔術科は普通科よりも授業数少ないし不利よ?そんな不公平な勝負持ちかけないでよ!」

リディアが頬を膨らませて言う。あっ!ダメだ、不覚にもリディアを可愛いと思ってしまった。

「ねえ?どうして頬を赤くして下を向くの?あれあれ〜?まさか〜?」

「うっせーな!ほっとけ!ん?あれ、なんだ?」

そこで俺が目にしたものは、この世のものとは思えない美しいものだった。



紅く燃え、少し開けた野原の真ん中で浮いている丸いもの。まるで太陽のようだ。とても眩しく、見ているだけで目がおかしくなりそうなほど。

「なんなの!?あれは!目を開けていられなる

いわ!」



『リディアやっと会えた...』



確かにそう聞こえた。

「今誰かお前の名前を呼んだか?リディア!?」

「ええ、たしかに私も聞いたわ。誰なの!私はある程度の攻撃魔法なら使えるわよ!?姿を現しなさい!」

そう、リディアはこう見えて魔法実技試験の点数が学年一位なんだと。この間自慢されたんだ。コノヤロー


「ドカン!!!」

すごい音がして風が巻き起こる。恐る恐る目を開けるとそこには太陽の様な丸いもの...じゃなくて可愛いうさぎが浮いていた。


「イテテ...もっと綺麗に降臨する予定だったのに...」

「あなたは誰?」

とリディア。

「おいおいおい!そこじゃないだろ今は!うさぎが喋ってんだぞ!ってか浮いてるぞ?このうさぎ!そこを先に訊けよ!」

心の中でツッコミながらも俺も質問してみる。

「自己紹介ぐらいしてくれないか?」

「あれ?君にも見えてるの?じゃあ君の守護精霊もこっちの世界に居るのかな?」

「なんだよ守護精霊って」

「僕らのことさ〜!人間や動物を守る精霊の事!僕はアルマンド、リディアの守護精霊だよ!」

「かわいいー!このふわふわ感!くりくりした目!よろしくね!アルマンド!」

「おいリディア、偉く馴染むのが早いな。警戒心ってものは無いのか?」

「僕はリディアの守護精霊だよ?なんで警戒するのさ!」

「そりゃいきなり現れた得体の知れないやつに警戒しないわけないだろ!?」

俺とアルマンドが言い合う。

「やめてよ二人とも!そろそろ授業が始まるわ!いい所だけど、また放課後に話しましょう。」

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