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【完結】妄想オナニー女子  作者: 泉水遊馬
第5話:八木奈々との癒しの夜
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しずくの変化…もしくは覚醒

その日しずくは二日前にAmazonで注文したある物を待っていた。

しきりに配送状況を確認し、すぐ近くの配送拠点を出発していることに笑顔になる。

今日は仕事は昨日までに済ませた。

ただ注文した品が到着するのを待つだけだ。


ただ時間が過ぎる。

少しイラつくしずく。


するとそのイラつきが、ざわつきに変わり、股間を刺激する。

脳より先に体がうずき、そのあと思考が快楽に取りつかれる。


しかし、しずくはそれをグッと堪えた。


それは夜になってからだ。


そうやって必死に自分を制御していた。


そして、昼前にそれが届く。


大きな段ボールを開けると、お待ちかねの品物がびっしり詰まっていた。


それを丁寧に取り出し、作業に入る。


ベッドルームを覆う防音板。


部屋の大きさをしっかり計って注文した。

しずくの得意分野だ。


もっと卑猥な言葉を声を出して、もっと大きな声の恋人のさえずりを聞きたい。


もうこの部屋は恋人との二人だけの空間である。


しずくの中で、闇が広がる。


その闇は妄想などではない。


しずくの妄想は、進化して覚醒していた。


もう、しずくは後戻りはできない、究極の快楽を求める悪魔に取りつかれてしまったのである。

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