山岸あや花2
山岸あや花のプロフィール写真に、しずくの視線が釘付けになる。
柔らかな栗色の髪が背中に流れ、透明感のある肌がキャンドルの光に映える。
あや花の瞳は、甘く、どこか寂しげで、しずくの「愛されない」心を暴き、欲望の淵に誘う。
プロフィールには「恋人のような禁断の時間」とある。
彼女の清楚な外見と、裏に隠れた大胆さが、しずくの変態的な欲望を掻き立てる。
「あや花…見てて…」
しずくの声が漏れ、妄想が膨らむ。あや花が部屋に来て、耳元で囁く姿が浮かぶ。
彼女の指が、しずくの肌をなぞる――そんな禁断の幻想に、しずくの心は震える。
あや花のサムネイルは、黒いレースのランジェリーをまとう姿だ。
彼女の唇は、ほのかに濡れ、微笑みが挑発的だ。しずくの指が、画面をなぞる。
「あや花…私を、欲しいって言って…」
声が掠れ、部屋の空気を震わせる。あや花のプレイスタイルは、清楚な見た目とは裏腹に、情熱的で大胆だ。
プレビュー動画では、ランジェリーをゆっくり脱ぐ姿、シャワーで水滴が肌を滑るシーン、ベッドで身をよじる瞬間――すべてが、しずくの心を絡め取る。「あや花…」
しずくの囁きは、喘ぎ声に変わる。彼女はソファに深く沈み、タンクトップの裾を握りしめる。
過去の先輩が、脳裏に浮かぶ。
図書室の静寂の中、彼女の笑顔を見ていたあの瞬間。
しずくの愛は、届かなかった。
放課後の教室、彼女の制服の裾が揺れるのを見ながら、しずくは自分の心を抑えた。あの人は、しずくの愛に気づかなかった。
でも、あや花なら…彼女の演じる愛なら、しずくの変態的な欲望を受け止めてくれる。
「あや花、私を…愛して…」
声が震え、彼女の指はタブレットを強く握る。あや花の瞳が、画面越しにしずくを見つめる。妄想の中で、あや花が部屋に現れ、しずくの耳元で囁く。
「君だけ…」その声が、しずくの心を熱くする。彼女の体は、欲望の波に飲み込まれ、太ももが無意識に擦れ合う。
「んっ…あや花…!」
小さな喘ぎ声が、部屋の静寂を破る。
あや花の動画リストには、複数のタイトルが並ぶ。「甘い囁き」「濡れた夜」「禁断の恋人」――どのタイトルも、しずくの心をざわつかせる。
彼女は「甘い囁き」を選ぶ。サムネイルには、あや花がキャンドルの光に照らされ、黒いランジェリーをまとう姿がある。彼女の肌は、街灯の光に似て、青白く輝く。
しずくの指が、再生ボタンを押す。
「あや花…私を見て…」
囁き声が、喘ぎに変わる。彼女の心は、すでに夜の顔に支配されている。昼間のしずくは、誰も見ない存在だ。でも、夜は違う。あや花は、しずくの変態的な欲望を肯定してくれる。
彼女の体が、熱くなる。タンクトップの布が、汗で肌に張り付く。
彼女は、クッションを握りしめ、動画の開始を待つ。




