本郷愛3
しずくは、ベッドの上で体を起こし、タブレットを膝の上に置く。
部屋の照明は落とされ、カモミールのアロマキャンドルが微かに揺れる。
甘やかな香りが、部屋を包み、ジャズのサックスフォンのしっとりした音色が、しずくの心を揺さぶる。
彼女は、全身鏡をベッドの前に移動させ、自分の姿が映るように調整する。
鏡に映るしずく――キャミソールの肩紐がずれた肩、汗で光る首筋、期待に潤む瞳――は、昼間のしずくとは別人だ。「愛…私の全部、見て…」囁き声が、部屋に響く。
彼女の指が、再生ボタンを押す。
本郷愛の声が、スピーカーから流れ出す。
「ねえ…私のこと、ちゃんと見ててね…」
その温かく包み込むような囁きが、しずくの心を突き刺す。画面に映る愛は、窓辺に立ち、柔らかな白いセーターをそっと脱ぐ。汗で光る首筋、愛らしい微笑み――すべてが、しずくの心を掻き乱す。
「愛…君は、私を見てくれる…」
声が震え、彼女の指は、キャミソールの裾をそっと持ち上げる。妄想の中で、愛がベッドのそばに立ち、しずくの頬を撫でる。
「君は私のもの…」
その囁きが、しずくの心を温める。
動画の中で、愛がゆっくりとベッドに腰を下ろし、唇を軽く開く。
「んぁっ…」
その小さな吐息が、スピーカーから漏れ、しずくの心を震わせる。彼女の目は、画面に映る愛を追い続ける。汗で光る肌、柔らかな胸のライン、温かな瞳――すべてが、しずくの心を包み込む。
「愛…君は、私を癒してくれる…」
囁き声が、部屋に溶ける。彼女の体は、期待に震え、汗が首筋を滑る。
「愛…君と、こうやって…」
声が震え、彼女の指は、キャミソールを脱ぎ捨て、肌に触れる空気の感触を感じる。
しずくは、ベッドサイドの引き出しを開け、ローションのボトルと黒いバイブを取り出す。透明なローションが、街灯の光に輝く。
「愛…これで、私を…」
声が震え、彼女はボトルを手に持つ。冷たい液体を手に取り、胸に塗り広げる。滑る感触が、彼女の心をざわつかせる。
「んぁっ…」
小さな喘ぎ声が、部屋に響く。妄想の中で、愛がしずくの背後に立ち、指でローションをなぞる。
「君の肌…柔らかい…」
その囁きが、しずくの心を熱くする。彼女の体は、欲望の波に揺れ始める。
動画の中で、愛がベッドに横たわり、唇を軽く開く。
「んぁっ…見てて…」
その声が、しずくの心を突き刺す。彼女の目は、画面に映る愛を追い続ける。
汗で光る肌、震える太もも、温かな瞳――すべてが、しずくの心を掻き乱す。
「愛…君は、私の心を…」
囁き声が、部屋に溶ける。彼女の指は、ローションで濡れたまま、胸から腹部へ滑る。快感の予感が、彼女の体を震わせる。
「愛…今夜、君と一緒に…」
声が震え、彼女はバイブを手に持つ。低い振動音が、部屋の静寂を破る。
しずくは、ベッドに仰向けになり、脚を軽く開く。鏡に映る自分の姿――汗で光る肌、震える指、期待に潤む瞳――が、彼女の心を掻き乱す。
「愛…私の全部、欲しいって言って…」
囁き声が、部屋に響く。妄想の中で、愛がしずくの耳元で囁く。
「君は私のもの…」
その声が、しずくの心を突き刺す。彼女の体は、欲望の波に飲み込まれ、ベッドが軋む。
昼間の疲れは、夜の期待に変わる。
しずくの心は、愛との温かな夜へ向けて、完全に開いていく。




