ぼくのパンツトレーニング
小さな子どもも、子どもなりに頑張って日々成長している。そんな子どもとの微笑ましいやりとりのエピソードです。
ぼくはパンツトレーニングを頑張っている。2歳上のねぇねは無事にパンツになったようだ。ぼくも早くカッコいいパンツにしたいから、トイレでおしっこできるようになりたい。
でも…楽しいことをしていると、間に合わない。
《あっ……》
そう思ったときには、もう遅い。
おおきいほうも、なんとかトイレでできるようになりたい。おや?そろそろかな…
《なんか、うんちでそう…》
行動より先に心の声がもれる。それを聞いたねぇねがママを呼ぶ。
《ママぁ~、とっくんがうんちだって》
すると、手を離せないママが…
《すぐに行くから、とっくんをトイレに連れて行ってあげてー》
《わかった!とっくん、トイレ行くよー》
無事にトイレに連れて行けたようだ。
これで一安心。
トイレからねぇねの声が聞こえる。
《ママ、とっくんがトイレでうんちしちゃった!》
キッチンからママが返事する。
《トイレでうんちできてすごいじゃん》
すると…
《ちが~う、トイレでうんちしちゃったの!》
《うんちはトイレでしていいんだよー》
ママが答えた。
《ちがうの、ちがうの。ママ…早くきて!》
《なになに、どうしたの?》
ママがトイレに行き、目撃したものは…
トイレの…床に!
笑顔で立っているとっくんの、出したての…それがあったのでしたーー。
《確かにトイレでうんちなんだけど…泣》