それぞれの戦い4
グレンにとって憧れの存在が目の前にいるのだ。
女性ならきっと誰しも一度は彼女の話を聞き胸をときめかせる。
才色兼備、自由奔放、質実剛健のカリスマであり唯一無二の修羅姫が地上に降り立ったのだ。
極点の管理者でもあり真理の目を持つ白の守護者の佇まいはそれそれは美しかったのだ。
真っ白なローブを身に纏い透き通る様な真っ白な肌に全てを見透かすかの様な薄い青色の瞳は淡く白と青の境目を漂う儚さがあった。
「フリズ様、アテラの席を外しても大丈夫なのですか?」
グレンは気になって問う。
「大丈夫じゃないわよ?でもここまでめちゃくちゃにされたら根本から治療した方が早いと思ってさ。」
フリズはコバルトブルーの長い髪をファさっとフードを取り靡かせる。
「それは、そうですね。」
グレンは頷く。
「馬鹿姉貴?痛いんだが?もう離しても良いのでは?」
泣きそうなマグン。
「んっ?無駄な物を無くしてるんだけど悪い?」
最後に思いっきり捻り切ってから手を離す。
「ぎゃーー!!ほんまに悪気は無いのか?この怪力!」
マグンはお腹を全力でさする。
「さっさとこれ片付けるわよ?」
フリズは300まで減ったカウントダウンを見つめて戦場を支配する。
ゆっくり進んでいたカウントダウンが急に進行していたのだ。
「わしのお腹の肉の処分より先にこっち潰せよ!バカ。。」
マグンは涙目になって体を労わる。
アテナとギアが空席となった副作用が如実に現実世界に影響を与える。
「すげぇ。偉大な方なんすね。」
フリズ様が降り立った瞬間に目減りしていくカウントダウンをみてネオは恐ろしくなった。




