まだら模様の友情5
まず、1000pvへの感謝を述べさせて下さい。ありがとうございます。この小説を書き始めた時に、今年中に達成したかった目標の一つです。こんなに早く1000pvになるとは、思っていませんでした。私からの読者の皆様に出来る事は、物語を紡ぐ事でしか恩返しが出来ないなと、嬉しさ半分、戸惑い半分で予定を変更して書き上げました。本当は、解説の方を作り込む予定だったのは内緒です!!
「ありがとう師匠。わし、もっと強くなるよ。ここにいる仲間の背中守れるようになりたい。」
少し目を瞑り、レイピアの神気とネオの中にある神気を繋ぐ。
緩やかにそして暖かい温もりが魔気の冷たい肌を撫でる。
身体の中で、今まで感じた事の無い程の魔気と神気が滑らかに循環する。
目を開くと紫と白と金色に輝く美しい毛並みとなって視界に映る。
この日、ネオは一粒の勇気と一欠片の友情を握りしめて巨大な恐怖に挑んだのだ。
一歩を踏み出した時にレイピアが光り輝く。
「行こうよ!アトラス。新しい世界を見に。」
コーネル語でアトラスは小さな勇気という意味がある。
ネオが獣神として覚醒したのだ魔を完璧に制御出来た瞬間だった。
魔気への恐怖では無く受け入れたのだ。
恐怖を飲み込もうと足掻くのでは無く、消す必要は無いのだ。
恐怖を恐怖として受け入れて前へと歩む勇気があれば誰しもが勇者になれる。
トワの明るい無邪気な笑顔が遠くでひかる。
師匠の地面をえぐる轟音が鳴り響く。
ネオは音を置き去りにして魔を貫く。
2人を見て比べてしまう、自分の弱さも受け入れたのだ。
弱さを卑下するよりも、弱さを知り立ち止まっても前へ進む勇気がネオの強さとなる。
「立ち止まってもいいんだ。今まで復讐に取り憑かれてひたすら強さを求めていたけど、強さって奥が深いな。」
ネオの顔にトワみたいな素敵な笑が溢れる。
「私も、負けてられないな。」
トワは、張り詰めた現場の空気に刺激を沢山受け取る。
そんな中で、遠くからでもわかる程、ネオの気が生まれ変わった。
修行では得られない経験を一瞬が与えてくれる。
龍神化している身体から湯気が立ち昇る。
「閉まれよ」
『閉まれよ』
【閉まれよ】
トワの一言にエコーが加わり複数の声が木霊する。
【龍言】が覚醒した瞬間である。
龍神が成人する2000歳あたりで獲得する。
龍の奥義である。
言葉には力がある、その力を具現化するのが【龍言】なのだ。
たった12歳で会得するものではないのだ。
ネオの成長を目の前にして、トワも覚醒したのだ。
まだら模様の毛並みをした猫が引き起こした奇跡である。
グレンは鳥肌が立つ、まだら模様の友情が花開く。
予想以上の成長にグレンが一番恐ろしさを感じた。
砂時計から充満した水蒸気が空間を安定させてはいたが、トワの一言でぴたりと一つの前線が消えた。
それぞれの成長が彩豊かに自由気ままにまだら模様となって聖域に色を添える。
「ねぇね!次、何処いく?」
トワが嬉しそうに叫ぶ。
さぁ、いよいよ、第二章を次のタイトルシリーズで完結させてみようとざっくりとかんがえています。はじめての長編小説なので無理せず、なるべく早く仕上げてみたいです。この小説は、多分ですが、第三章か四章位がベストかな?とおもっています。結末も何も決まってないので、少し時間を下さい。本当に申し訳ありません。




