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猫の王子2

疎な更新の中で読み続けて下さりありがとうございます。投稿1週間で、100pv達成してビックリしております。一ページあたりのボリュームが少なくページばかり嵩張りますが申し訳ありません。亀さんの歩みで皆様と一緒に物語を進めていきたく思っております。引き続き四つ跡を宜しくお願い申し上げます。

しばらくは、ほのぼのかも?

「きれぇー。ちょこちょこ、穴あるけど。」

トワは綺麗な内装に見惚れる。

大きな扉を開けると玉の間が広がっており、騎士の銅像が入り口入ってすぐに、向かい合うように立っている。

銅像には探知魔法がかけられており、セキュリティとして置かれている様だった。

天井には国の歴史を絵巻にしたか、天井絵が一面にびっしり書き込まれいる。

一番奥には低い階段が10段あり、その上に玉座が構えてある。

その玉の間を奥まで階段を上がり玉座の裏には小さな扉が右端と左端に2つあり、どちらも同じ広場に繋がっていた。

四方を壁に囲まれた広場の四角にも王宮の入り口と同じ銅像が置かれている。

「すげぇな。セキュリティが凄いわ。」

セツナはマジマジと銅像をじっくりと見つめる。

法術の刻印が5種類も刻まれているのだ。

『敵意感知、魔気感知、起動、守護、殲滅』

「わぁお、動くの?これ。」

セツナは思わず銅像に近づく。

美しい術式が刻まれているのだ。

「わしの兄貴の力作やで!」

ネオは見慣れているのかそそくさと広場を通り過ぎて行く。

「ちょっと待ってよ!」

セツナは置いてかれそうになり、小走りで追いつく。

「この広場で良く近衛騎士の練習もやってるんよ。そんで、この広場の奥が居住スペース。」

ロの字に廊下がありその中心には砂が敷き詰められた練兵の場所として使ってる事を簡単に説明をするネオ。

「ちなみにここの近衛騎士の指導員をうちがやってるんよ。」

グレンが自慢する。

「それは、騎士に同情しますよ。」

セツナが苦笑いする。

「なんてずるいの。」

トワは羨む。

「騎士からは嘆きの広場って言われてるからな。本来は騎士の広場って名前だった気がする。」

ネオは笑いながら師匠の顔を見る。

「知らんよ!クリスのおっちゃんにビシバシやってくれってお願いされてやっただけやし。」

グレンは心外と言わんばかりの顔で答える。

アーチ状のレンガ造りのトンネルを5人は抜ける。

騎士2人は広場に留まり5人を見送る。

トンネルを抜けると5階建てレンガ造りの大きな屋敷が現れた。

「ここが、俺の家やわ。まぁ、ゆっくりしてってや。あっ、くれぐれも屋上には行くなよ。死ぬで。」

ネオは大きくあくびをして屋敷へと入っていく。

「5階と屋上が弟の執務室になってるので、危険なんですよ。地下室に大浴場があるので良かったら皆様先にお風呂入ります?」

王女はネオの説明に付け足す。

屋敷の扉を大きく開けて3人を招き入れる。

中は真っ赤な絨毯に薪火のストーブがある応接間を右に曲がり下に降りる階段へと案内される。

下に降りると男と女それぞれ別れた簾がある廊下に降り立つ。

一番手前が男湯で一番奥に女湯がある構造になっていた。

「さぁ、どうぞ。出てきたら食堂まで執事が案内します。」

王妃はそれだけ伝えると上へと姿を消す。

よく見ると女と書かれた簾の横に騎士の銅像があり、セツナはもっと目を凝らす。

『覗きには死を』

見た事ない恐ろしい術式が書かれていた。

「怖っ。」

セツナは思わず殺意を汲み取る。

そうして大浴場を堪能した3人は食堂へと案内された。

8人掛けのテーブルが1つありおのおの好きな所に座ると料理が次々と運ばれてきた。

「グレンさん、あの、聞きにくい質問になるんですが、ネオの復讐と魔神どっち先に片付けます?」

セツナは風呂の間にずっと考えていた疑問をぶつける。

「んっ?そりゃ、魔神よ!ネオの復讐は後回しでいいよ!どうせまだ勝てないしさ。」

グレンは遅れて食堂に来たネオに気づいて大きな声で答える。

「わしの復讐は後でいいよ。」

ネオはしんなりした毛を毛繕いしながら座る。

「なんの話?」

王女も後からやってくる。

「わっちの庭先で仇が彷徨いてたんよ。仕留めそこなったんやけどな。コイツが気を遣って仇討ち手伝うよって言ってくれてるんよ。」

ネオは大きなエビを剥いて頬張る。

「あぁー。なるほどね!ネオちゃんは、1人でやりたいもんね。」

王女は兄弟姉妹として長い付き合いがあるからこそネオの性格を良く理解していた。

「手を貸すと拗ねちゃうから気にしなくていいよ!お二人さん。」

さらに付け足す。

「シュティム王女は憎くないんですか?」

セツナは食事の時にするべき話題では無いと解っていても聞かずにはおれなかった。

「私の場合は、諦めが強いかな。復讐に燃えてる時間より国民のために命を張るのが国王の努めじゃん。人族と魔族じゃ、話にならないしね。今回の内戦も勝てたのはグレン様がいたから勝てた。ただ、それだけよ。でもね、私の気持ちはネオに託してるの。この子なら私達の気持ちを叶えてくれるってね。」

綺麗な金髪を耳に掻き上げてカラム草のスープを王女は飲む。

*カラム草、深いコクがあり甘い薬草。疲労回復、美肌効果付き。

「このスープ、うまっ。ネオたんならあと一年あればいけそう?じゃないかな。これおかわり。」

トワは初めて飲むスープの美味さに感激しておかわりを所望する。

トワの直感では、まだ武器の性能の高さにネオの肉体がついていけてないと見ていたのだ。

特にグレンねぇのスパルタなら一年あれば実力は跳ね上がると確信している。

「また兄貴は飯食わないのー?」

ネオは天井を見上げる。

「ふふふっ。いつもの事よ!ネオ、弟に後でご飯持ってておやり。皆んな、この子の昔話興味ある?」

王女はパンを割いてスープにつけてニコニコしながら食べる。

「ある!」

トワの目が爛々とひかる。

「おっ、それは良いね。どれから話す?」

グレンも話にのっかる。

「拒否する。」

ネオ、1人だけ渋い顔になる。

「じゃあ、まずはネオが初めて王宮に来た日からお話ししましょうか。」

シュティムはスプーンを机の上に置いて昔話を始めた。

猫の王子の物語、始まり、始まり。


















終わった。シュティム王女、昔話するんだ。どんな話する気なん?困るわ。こういうの無茶振りって言うんだよ。次回の更新は、、5月18日土曜日にさせて下さい。では!次回、休みは必ず週休2日が良いでお送りします。それではおやすみなさい。

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