79おやつの時間
私がお茶の用意を終えて仕事部屋へと戻ると、ハロルド様とミユキ様がご一緒に仕事をなさっていた。
なんとも微笑ましい光景ですが、何故ハロルド様はご自分で仕事をせずにミユキ様にやらせているのでしょうか?
「ミユキ様、お茶にしましょう。 あっ、あなたは仕事を続けて下さって結構ですよ?」
私がそう言うと、ミユキ様は喜びながらソファーに座った。
ハロルド様は、なんで私だけ…などと文句を言ってはいるものの、きちんと仕事を続けているようです。
「アシェルありがとう❗」
私がミユキ様とスズナ達契約獣組のお茶の用意をすると、ミユキ様はそう言ってくださった。
感謝をしてくださるミユキ様もとてもお可愛らしいですが、頬っぺたを膨らませてカップに息を吹きかけお茶を冷ましている様子もまた、とてもお可愛いものです。
「いえいえ、当たり前のことをしただけですから。 でも、喜んで下さると仕事のやりがいを感じますね」
私はそう言うと、チラリとハロルド様の方を見た。
あいにく、ハロルド様は仕事に集中していて私の視線には気が付かなかったようですが、#たまには__・__#感謝の気持ちも伝えて欲しいものですね。
それにしても、皆さん本当に美味しそうにおやつを食べていますね。
今度、料理長に伝えておきましょう。
きっと大喜びするはずですから…
***
「このゼリーみたいなの美味しいね❗」
私は、パクパクと食べながらそう言った。
【これ、ゼリーっていうの? ヌレバ知らなかった❗ でも、美味しいね~】
ヌレバとタポポも、頬っぺたを押さえながら食べている。
よっぽど美味しいんだね。
私達がにこにこして食べていると、その様子を見ているアシェルもまた、にこにこしていた。
うん、みんなにこにこしていると嬉しいね。
「おっ、終わったぞ~❗」
私達がおやつを食べ終わる頃、お父様がそう言って大きく伸びをした。
「お父様お疲れ様。 少し休憩するの?」
私は、食べ終わった食器をアシェルに渡しながら質問をした。
「ああ、今日の仕事は全部終わらせたから後は自由だ」
お父様は私のことを抱き上げ、その場でぐるぐると回った。
よっぽど疲れたのだろうお父様は、すぐに回ることを止めて椅子に座った。
勿論私のことを膝にのせることも忘れていない。
そして私の膝の上には、ゼリーみたいものを食べ終わったチェリニーとスズナが乗ってきた。
これでお膝はぬくぬくだね。
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