66魔法の授業を始めます
授業の準備をする人もいれば、友達と話している人もいる。
だがやっぱり私達の周りに集まってくる人の方が多いようだ。
突然、もじもじしながら数人の女の子がよってきたかと思うとこんなことを聞いてきた。
「ねえミユキちゃん、フィンリ様はいつも家ではどんな感じなの?」
さてはレオンに聞いてこいと言われたな?
なぜそう思うかと言えば、それは勿論レオンがチラ見しているからである。
普通に聞けばいいのにねと思いながらもしっかりと答えてあげる。
レオンにもよーく聞こえるようにね。
「えっ? お兄様はね、優しいし、しっかりしてるの。」
私は、普段のお兄様を思い出して答える。
「他には?」
ほら、レオンがすぐに食い付いてきた。
「うん、無いよ。」
そう答えるとレオンはガックリとうなだれた。
なにを求めていたんだか…
そんなこんなで、雑談をしている間に授業開始時刻になった。
「これから、魔法の授業を始めます。 今日はミユキちゃんに合わせて今までの復習をしましょう。 ミユキちゃんはお兄さんに教科書を見せて貰ってね。」
そう言って授業を始めたのは、さっきのチャル先生だった。
「ではまず、魔法石を使って実際に魔法を使ってみましょう。 皆さん光の魔法石を机の上に出してください。」
その言葉を聞いてお兄様が出した石(魔法石)は、黄色い透明な石だった。
「それでは、魔法を使う前に魔法石とは何か誰かに答えて貰いましょう。 じゃあ、レオンさん。」
先生がレオンのことを指すと、レオンは返事をして説明を始めた。
「魔法石とは、長い年月をかけて沢山の魔力が石になったものです。 もともとは色々な魔力が集まっていたものを割ることで特定の魔法石になります。」
レオンは、そこまで言うと先生の方を見た。
「正解です。 これからもしっかり学んで下さいね。 では皆さんは魔法石に魔力を流して使って見てください。 ミユキちゃんは私のところへ来てください。」
先生が話し終えるとみんなが次々と練習を始めた。
私はまたエレンに先生のもとまで連れていって貰った。
「それじゃあミユキちゃん、ミユキちゃんは魔力の使い方は分かるかしら?」
私は、分かりますという返事とともに首を縦にふった。
「あら、もうそこまで出来るのね。 なら、魔法石の使い方は分かるかしら?」
今度は、首を横にふる。
「流石にそれは知らないのね。 なら、今日はそこから教えてあげましょう。」
今日の魔法の授業では、チャル先生に魔法石の使い方を教わることになった。
「先生、よろしくお願いいたします。」
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