64フィンリお兄様のお友達
まさかのジルだった。
ジルってそんな喋り方出来たのねという眼差しでジルを見つめていると、ジルが私の眼差しに気付いた。
「ミユキ、学校は他の人も居るからジルは丁寧な言葉なんですよ。 いつもと違っても認めてあげてください。」
フィンリお兄様が、笑いを堪えながら教えてくれる。
「そうだ、これは仕事モードだ。」
ジルも負けじとそう言っているのでそう言うことにしておいてあげよう。
「きゃ~❗ ウィリアム様だわ。 今日も麗しい。」
「フィンリ様もいるわよ。 二人が揃うととても素敵」
ジルと話している間に私達は、色々な人から囲まれていた。
挨拶をしてくれる人もいれば今のように黄色い歓声をあげている人もいる。
「ミユキ、スズナの背にのせて貰った方がいいよ」
フィンリお兄様は、私にそう告げると歩きだした。
ウィリアムお兄様はいつの間にか居なくなっている。
私は、急いでスズナの背にまたがるとお兄様のことを追いかけた。
クラスに入ると、お兄様は私に向かって声をかけてきた。
「ミユキ、後で先生がミユキの席を教えてくれるはずですからそれまで私の席の近くにいてくださいね。」
お兄様がそう言っている間にも色々人が集まってくる。
「おはよう、フィンリ。 って、その子供はなんだ? もしや誘拐したのか⁉️」
「おはようございます。 なんでそうなるんですか。」
お兄様は、呆れたようにそう言うと私に自己紹介をするように促した。
「初めまして。 私の名前はミユキです。 こっちは家族のスズナにチェリニーにタポポ、ヌレバ、ユズハ、エレナにエレンです。 いつもお兄様がお世話になってます。」
私がそう言うと、挨拶をしてきた人も周りから様子を伺っていた人もあんぐり口をあけている。
我に返ったらしい挨拶をしてきた人がびっくりした表情で聞いてきた。
「もしかして、いや、もしかしなくても前に発表された姫のミユキか? あっ、失礼しました。 私は、アルール公爵家の次男のレオンです。 確か私のいとこのマーナとナーラとお知り合いでしたよね。」
挨拶をしてきた人ことレオン様はそう言ってお兄様を見た。
「ええ、そうです。 そのミユキです。」
「えっ❗ マーナとナーラのこと知ってるの?」
私とお兄様が話したのは、ほぼ同時だった。
「ええ、アルール家とアルーン家は親戚にあたるんですよ。」
お兄様は、丁寧に教えてくれる。
「そうだったんですか、ならレオン様とはまた会えますね。 あっ、私のことはミユキと呼んでください。 敬語も要りませんよ。」
私がにっこり笑ってそう言うと、クラスのみんなが次々と倒れだした。
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