4 異世界2日目と朝ごはん
「んー❗よく寝た❗」私は、スッキリした頭でまわりを見渡した。スズナはまだ寝ているようで、私が動いても気付いていなかった。
今の時間は、何時だろう?
私はカバンを開き、「異世界辞典出てこい❗」と小さな声で言った。
ブォン 私の手のひらには、異世界辞典がのっている。辞典を開くと、6時32分と表示された。
うーん早く起きすぎたか…スズナが起きるまで何も出来ないし、カバンの中身でも確認するか。
スズナが起きるまでカバンの中身確認をすることにした深雪は、カバンを開いた。
ブォン 昨日と同じように、目の前に中身の表が出てきた。
・服(お出かけ用)
・服(普段着用)
・異世界辞典
・契約獣用ネックレス
・お金
・和食
・洋食
・スズナのご飯
・スズナのおやつ
・サーヤからの手紙
んん?中身がかなり増えている。あと、サーヤからの手紙ってなんだ⁉️
とにかく私は、サーヤからの手紙を取り出し、開封した。
ペラッ 手紙には、こう書いてあった。
《深雪とスズナへ 新しい世界では頑張っていますか?ご飯や、服が足りない気がしたので追加しときます。あと、物にカバンをかざすと中に収納されます。上手く活用してください。それではまたね❗》
「………はぁっ⁉️」さらっと大事なこと書かないでよ❗びっくりして大声だしてしまったではないか。
【えっ?どうしたの❗】
そしてスズナが、私の声にビックリして飛び起きてしまったではないか。
「ごめんね、何でもないの。ただ、サーヤ様からの手紙に驚いただけ。」私は、カバンの中身とサーヤ様からの手紙について説明した。
「……ということがあったの。」
【ふ~ん。なんで大切なことを口で言わないのかな~?まっいいや、とにかく朝ごはんにしようよ❗そのつぎはまた、まわりを探検しに行こう?】
「そうだね、それじゃあご飯出すね。」
ブォン さて、今日のご飯は~……まず私は、洋食にした。
その中身とは、
・パン(イチゴジャムとマーガリン付き)
・サラダ(和風ドレッシングのかかったやつ)
・コーンスープ
の三品だった。
なぜ洋食で和風のドレッシングなのかはあえて聞かないでおこう
次にスズナのご飯は、
・鶏のゆでささみ(いっぱい)
・フェンリル用ミルク
・果物
だった。ちょっと待て、フェンリル用ミルクってなんだ?
【わぁ~ありがとう❗いただきま~す。】私は、スズナが食べ始めようとしたところでストップをかけた。
【えーなんで~?】
「ごめんね、この、フェンリル用ミルクって何か知りたいの」
【?そのままの意味だよ?スズナ達が、おいしいと思う味になってるの。】
「そうなんだ。教えてくれてありがとう。いただきます。」
【いっただっきまーす❗】
そう言って私達は、食べ始めた。
にしても、フェンリルが美味しいと思う味のミルクってどんな味なんだろうか?
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