52おはよう、朝ですよ
次の日、目が覚めるとスズナ達はまだ寝ていた。
だが、窓の外を見ているものが一人いた。
「エレン、おはよう。」
私は、とろんとした目を擦りながらエレンに声をかけた。
【起きたのか、おはよう主。 今日も良い天気だぞ。】
エレンはそう言いながら私のところまでやって来て、布団から私を引っ張り出した。
エレンは、私を抱っこして窓のところまで行くと、外を見せてくれた。
外では、いつも通り草花が咲き誇っている。
私は、窓を開けて草花におはようと挨拶をすると、草花もカサカサと揺れ、挨拶を返してくれた。
「ミユキ様、おはようございます。 朝ですよ~」
私が窓を眺めている間に起きる時間になったらしくアメリが起こしに来た。
「アメリ、おはよう。」
私は、エレンにおろしてもらうと、アメリに向かってたたっと駆け寄った。
「うぅ、おはようございます。 今日も大変可愛らしい…」
ん? いま、おはようのあとがなんか変だったぞ?
しかもおはようの前になにか唸ってるし…
「ミユキ様? 着替えをしますよ。」
アメリは、私が考えている間に今日着ると思われる服を持って近付いてきた。
私は、アメリの持っている服に着替えると、みんなを起こしてまわることにした。
「スズナ、チェリニー、起きて?」
私は二匹をなでなでもふもふしながら声をかけた。
【【うう~ん… ふふ、そこはくすぐったいよ❗】】
二匹がなかなか起きないので、お腹をもふもふしてみたら、くすぐったくて笑いながら起きてくれた。
「スズナ、チェリニーおはよう❗ 朝だよ。」
私は、挨拶をして次に起こす人の元へと向かった。
「タポポ、ヌレバ、ユズハ、ほら起きて?」
次に起こすのはタポポ達だ。
三人を、優しく揺すり起こしてあげると、三人ともすぐに起きた。
前起こすときにイタズラしてくすぐったらめちゃくちゃ怒られたから、それからは優しく起こすようにしてるんだ。
あの時は本当に凄かった…
***
ミユキの回想…(まだエレナ達が来る前です)
スズナとチェリニーを起こした私は、タポポ達を起こすためにいつも通りかごを覗き込んだ。
「今日もぐっすり寝てるね。 そうだ、少しくすぐって起こしてみようか?」
私は、スズナ達にそう言うと手を伸ばしてタポポ達をくすぐり始めた。
【【【くすぐったいよ❗ やめてってば❗】】】
私は、三人がそう言っても止めなかったので、怒られてこの後攻撃を受けた。
まずは、ユズハがわたぼこがたくさんだして私の顔に思いっきりぶつけてきた。
次にヌレバがまわりを急に暗くして、なにも見えなくなったところを最後の追い討ちをかけるかのようにタポポが勢いよくまわりを明るくしだした。
ただ急に明るくなって目が痛いところをさらにわたぼこがただの白ではなくて光を反射しやすいタイプの白だったらしくてタポポの光で乱反射して私の目が痛くなった。
「うわ~❗ 目が、目が…❗」
私がそう叫んでいると、魔法で攻撃を躱していたらしいスズナとチェリニーが自業自得じゃんと言う顔で見てきた。
…こんな辛い思いを体験してから私は、優しく起こすということを心に刻んだのだった。
***
【【【ユキ…は…う ミユキ…はよ…ミユキ、おはよう】】】
「あっうん、おはよう。」
私は、回想に夢中になりすぎて、みんなに挨拶されていることに気が付いていなかった。
なんとか返事をして最後にエレナを起こしに向かった。
なんだかんだで一番寝ているのがエレナなのだ。
エレナは起こしても本当に起きない。
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