50ミユキの誕生日
「ミユキちゃん、初めてのパーティーはどうだったかしら?」
今は、パーティーが終わり休憩のお部屋で休んでいるところです。
「とても良かったです。 スズナ達も楽しめたみたいだし。」
お母様はなら良かったと言って優しく微笑んだ。
「お父様、お母様、今度お家にマーナとナーラを呼んでも良いですか?」
私が聞くと、お父様達は少しの間顔を見合わせた後いいよと言ってくれた。
お父様とお母様は、その後しばらく和気あいあいとした会話を私達とした後、深刻そうな顔をしてこちらを見た。
「なあ、ミユキは今いくつだ?」
なんで急にそんなことを?と思いながらもとにかく私は答えた。
「3歳です。 どうかしましたか?」
私が答えると、お父様達はやっぱりなと呟いた後、私に向かって何でもないと言った。
何でもなくない気がするんだけどな?
「ミユキはいつ4歳になる? 誕生日はいつだ?」
誕生日か… 前世の日本にいた時の私、長島深雪は四月三日が誕生日だったけど、今はいつなんだろう…
「ごめんなさい、分からないです。」
「分からないなら良いんだ。 ごめんな、変なことを聞いて。」
お父様達は、私にはそう言ったが小さな声でミユキの親は子供に誕生日も教えなかったのか?と話している。
【ミユキの誕生日は四月三日だよ?】
なんでスズナが知ってるの?
「なぜスズナが知っているんだ?」
今、私の心の声が漏れたかと思ったら、お父様だった。
【だって、サーヤ様が教えてくれてたんだもん。】
サーヤ様が教えてくれた?
そうだったのか、サーヤ様ありがとうございます。
私がそう心の中で唱えると、『良かったわ、役に立てて。』と言うサーヤ様の声が聞こえたような気がした。
「誕生日が四月なら行けるな。 ミユキ、来年から学校に行かないか? もちろんスズナ達も行けるし、マーナとナーラもいる。」
私は、学校と聞いて跳びはねて喜んだ。
「行く❗ 学校、行く❗」
私は、元気にそう叫んでお父様に飛び付いた。
「分かった分かった、行かせてやるから少し落ち着け。」
私は、は~いと返事をしてソファーに座り直した。
「あのな、とっても言いにくいんだが… その言葉づかいをなおさないと行けないんだ。 あと、ここに住んでいる以上ミユキも王族だ。 よって、学校では辛いこともあるかもしれない。 それでも行きたいと思うか?」
お父様はさっきよりも真剣に聞いてきた。
でも、私の答える言葉は決まっている。
「うん、私はそれでも行くよ。 大丈夫、こう見えても私、色々経験してきてるから。」
私は、極めて明るい表情で言った。
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