49遊ばずに終わりました
「これから話すことは、絶対に他の人には話さないで欲しいのだが、これを守ってくれるだろうか? 守れなければ話すことは出来ない。」
まず、お父様は他言しないという了承をもらったあと、ことの説明を始めた。
「第一に、この妖精はミユキと契約をしているんだ。 そして、ここにいるエレナに魔法をかけてもらって今日だけ特別に姿が見えるようにしてもらっている。 普段は私も妖精の姿が見えていない。 まあ、簡単に話すとこういうことだ。」
お父様はさらっと説明したあと、マーナとナーラの顔を見た。
「えっ? 契約をしているんですか⁉️ ミユキちゃんすごいね❗」
マーナはそう言って瞳を輝かせてわたしを見た。
その横には、無言で瞳を輝かせタポポとヌレバを見つめているナーラの姿もあった。
「「あっ、ごめんなさい。 そうだったんですね? でも、声も聞こえるだなんてすごいです‼️」」
二人は、興奮した様子で私とお父様とタポポとヌレバの間に視線をさまよわせる。
【タポポだぞ❗ よろしくな、マーナ、ナーラ。】
【ヌレバです。 よろしくお願いしますね。】
タポポとヌレバは、それぞれ挨拶をしたあと二人のまわりを飛び回った。
「「よろしくね❗ にしても、二人ともとっても可愛いね。」」
マーナとナーラは、タポポとヌレバを手の上に乗せて撫でながらそう言って微笑んだ。
【【えへへ、ありがとう❗ でも、タポポ(ヌレバ)達はかっこいいのほうがうれしいぞ(な)。】】
二人は、褒められて嬉しそうにしながらもかっこいいと言ってもらえなかったことを少し残念そうにしていた。
「こほん、あ~、そろそろパーティーに私は、戻るからな?」
お父様は、わざとらしい咳をしたあと、そう言って部屋から出ていった。
しばらくタポポ達と触れあった後、アメリが話しかけてきた。
「ミユキ様方、そろそろ戻らなくてはいけませんので…」
「うん、分かった。 あっ❗」
私は、返事をしたあと思い出してしまった。
「遊んでない⁉️」
そう、二人と遊ぶためにここへ来たのであって、タポポ達と触れあうために来たわけではなかった。
それなのにタポポ達と触れあって終わったのだ。
「なら、また遊びにきてもらえば良いのではないですか?」
そっか、また遊びに来てもらえば良いのか。
「マーナ、ナーラ、また遊びに来てね?」
「「うん❗」」
私達は、そう言ってパーティーへと戻っていった。
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