36ドラゴンに会いました
二人が止まった先は、森の奥深くにあるひらけた場所だった。
【ほら、ついたわよ? ここが私達の住んでいる場所よ、後でしっかりと家に送り届けてあげるから少し休みなさい?】
女の人達は、私達を下ろしながらそう言った。
ならお言葉に甘えて、とスズナを背にもたれ掛かると、すぐに眠りが襲ってきた。
***
「うう~ん、よく寝た。」
私が目を覚ますと、驚くものが二匹もいた。
【あっ、起きた? お兄ちゃん、ミユキが起きたよ。】
そう、目の前にいたのは、ドラゴンだった。
しかも、さっきの女の人の声を発していて、もう一匹のドラゴンのことをお兄ちゃんと呼んでいる。
「きゃ、きゃぁ~~~❗」
私は、意識がはっきりとしてくると、驚いて叫んだ。
【どうしたの⁉️】
ガバッと音がしそうなくらい勢いよく飛び起きたスズナがドラゴン二匹を見て唸り始めた。
【【あっ、すまん(ごめん)】】
二匹は、同時にそう言うと翼をたたんで人の姿になった。
「えっ? あっ、しゃっきの女の人と男の人だ❗ ドラゴンだったの? しゅごいね~❗」
私は、驚きとドラゴンを見たという感動で幼い言葉になったがそんなことを気にしている場合ではない。
【ミユキごめんなさいね、驚いたわよね。 少し気を抜いていたものだから…】
「ううん、大丈夫だよ? あと、どうちて私のことを知っていたの?」
私がそう聞いてみると、ああそれは…と少し気まずげに視線を反らした。
それでも食い下がって聞くと、二人は渋々答えてくれた。
【それはね…】
それは、突然だった。
突如あたたかく優しい魔力を感じて気になって女の人はその魔力の主を探すためにたどった。
その主を見つけたとき、こっそりと様子をうががった。
それが誘拐をされる少し前だったらしい。
そこで、その主の名がミユキであると知った。
この話をお兄ちゃん(男の人)にしたまではよかった。
だが、その後が問題だったのだ。
突然そのあたたかい魔力を感じにくくなった。
不思議に思った二人が私達を助けにきた、という話だった。
ふーん、でもそれって、あとを着けてきていたってことだよね?
まあいいやそのお陰で助かったんだし。
「二人ともありがとうございました。 できる限りのお礼は致します。」
私は、話を聞き終わったらとにかくお礼をして、なにかできることがないか聞いた。
【なら、私達と契約をしてくれない? 一応ドラゴンだから強いわよ?】
ドラゴンと契約?
なんて魅力的な…
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