17 サーヤ様の心配事
一旦おちついた私達は、とにかく話し合うことになった。
『改めまして、私はサーヤと言います。 そちらの世界で言うと神様と呼ばれている存在ですね。 それで、スズナは神獣を辞めたりしないわよね?』
サーヤ様が軽い自己紹介を、したあとスズナに聞く。
【やだな~、そんなことするわけないじゃん。 サーヤ様心配しすぎですよ。】
スズナは、笑って冗談だと言う。
でもスズナさん、それにしては目が笑ってないですよ?
私がそう思っていることに気が付いたのか、スズナはこっちを軽く睨みながら「こてん」と、首をかしげた。
『そうよね❗そんなわけあるはずないものね。』
サーヤ様は、こっちを見ているにも関わらず、冗談ではないことに気が付いていないようで心底安心している。
その頃のお父様達はというと…「…………。」と、まあ、またフリーズしていた。
時々「神様だったのか?」と、呟きながら。
うん、怖いね。
「おとうしゃま…」
私がそう口にするとこっちに意識が戻ってきたらしく、慌てて姿勢を正していた。
「神様、サーヤ様、心配させてしまい申し訳ありませんでした。 これからは、ミユキ達を大切にしていこうと思っています。」
お父様達が、また謝っている。 最近は、謝ってばっかだね。
というか、神様、サーヤ様って… 神様、仏様じゃないんだから。
思い出したら寂しくなってきたな。 皆、元気にしてるかな~?
ポロ、ポロ…ボタボタ…
あれ?なんか涙がこぼれてくる…どうしたんだろう。でも、なんか寂しい。
「ミユキ⁉️突然どうしたんだ?」
お父様が、ぎょっとした顔で聞いてくる。
「うぇ、うわあぁぁぁ~ん」
なんか、止まらない❗「うぇ、うぇ、ひっく」
「本当にどうしたんだ?」
お父様だけでなく、お母様達まで心配そうにしている。
「ミユキちゃんおいで」お母様が呼んでくれたので、駆け寄ると、優しく抱き上げ、背中をぽんぽんしてくれた。
「どうしたの?何か寂しくなっちゃた?」
「まえのかぞく、ひっく、をおもいだしちゃったの。」
私は、泣きすぎてひっくと言いながらも一生懸命伝えた。
「そう、もう大丈夫よ?ここには、お母さんもお父さんもいるわ。だからね、安心して?」
「うん。」
私の意識は、そこまでだった。
すぅーすぅー…
「泣きつかれて寝たな。」
はぁ、急に泣きはじめたかと思うと、すぐに寝たな。
ウィリアム達の時を思い出すな。
「本当ね。 私は、ミユキちゃんをベッドに寝かせてくるわ。」オリビアが出ていったので、私達も話し合いを再開することにした。
ブックマーク、評価お願いします。




