12 出会った人はまさかの人でした。
「君、本当にフェンリルに乗るの?」さっきまで抱っこをめぐって争っていたかと思うと、今度はひきぎみに聞いてくる。
「うん❗そうだよ?」
ピク、ピクピク…
「顔がひきつってるけどだいじょうぶ?」
「あっああ、大丈夫だ。このまま俺達についてきてくれるか?」
「うん、分かった。」
膝が、ガクガクしてるみたいだけど本当に大丈夫かな~?
それから私達は、街の入口だと思われる門の前に30分程並んだ。
***
やっと門に着いた。
「そちらの子供は?」門番だと思う男の人が聞いてくる。
「この近くにある不思議の森に居たんだ。多分捨てられたかなんかだと思う。」
「そうですか、ならお通りください。」
私達は、無事に街の中に入ることが出来た。
てくてくと歩いていると、3人が自己紹介を始めた。
「改めて、私はウィリアムだ。この国では、第一王子をしている。よろしくな?」
「僕はジルです。ウィリアム様の専属執事をしています。よろしくお願いします。」
「俺は、アランだ。ジルと同じくウィリアム様の専属執事をしている。よろしくな❗」
3人が自己紹介をしたので、私もしようと思う。
……えっ?第一王子って言った? すごくない⁉️
うん、今はおいといてとにかく自己紹介だ。
「私は深雪といいます。さんしゃいです。よろしくお願いします。 そして、こっちのフェンリルがスズナで、チェリーラビットはチェリニー、双子の妖精は、こっちが光の妖精のタポポでこっちは闇の妖精のヌレバです。 みんな私の契約獣です❗」
私は、一匹ずつ説明していく。
【スズナだよ❗よろしくね~】
【チェリニーっていうの。仲良くしてね?】
【【タポポと、ヌレバだよ❗よろしくね(お願いします。)】】
と、個々に挨拶を始めた。
私達が、歩いていくとお城が見えてきた。
お城の門に着くとスズナに乗るように言われて乗ると、玄関までウィリアム様達は馬に乗って進んだ。
進んでいる最中に、「私の家は城だが平気か?」と聞いてきたのでとにかくうなずいておいた。
玄関へ着くと、ジルとアランが玄関を開けてくれた。
パタパタパタ… 階段から女の人が降りてくる。
「ウィリアム、お帰りなさい。 あらあら~そこの可愛い子は誰? おいでおいで~」
女の人はウィリアム様に聞きながらも、私のことを呼んだ。 とてとて…私も女の人に駆け寄っていく。
なんか安心するんだよね、女の人って。
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