深雪と会う前のチェリニー1
「待てー❗」
逃げないと、早く逃げないと❗
私は今、冒険者に狙われている。
私達チェリーラビットは強い(危険)なため、Aランクというランクに指定されているらしい。
お肉はなかなか美味しいとされていて、私も仲間が殺られていくところを何度も見た。
「チェリーラビットはどこ行った❗」
「見失ったな…」
【はあ、はあ、ここまで来ればもう大丈夫なはず…】
私は、無事に逃げきったかわりに知らない土地に来てしまっていた。
このまま戻ってもいいけどまた冒険者に狙われるのはやだしな~。
私は、しばらくここで身を寄せることにした。
とにかく疲れたので少し寝ることにしようと思い、ゆっくりと寝床を探し始めた。
ピョン、ピョン……ピョン…
【もう疲れちゃったや】
私は、まだ全然進んでないのに疲れはてていた。
理由ははっきりとしている。 それはさっきの冒険者達だ。
とにかく、今日はこの木の下で休もう。
そう思うとあとは速い。
私はさっそく木の下に寝転んで目をつむった。
【はあ~】 自然と、ため息がこぼれ落ちる。
今日の冒険者達は、私が食事をしようとしているところを狙ってきた。
なんとも卑怯な奴らだ。
そんなことを考えている間に、チェリニーは夢の中に吸い込まれていったのでした。
【うう~ん、よく寝た❗】 チェリニーは、伸びをして起きると、また歩き出した。
グーキュルルル
【お腹すいたな… 何かあるといいな~】
チェリニーがチェリー系の食べ物を探して歩くが、ここにはあまり生えてないのか見つからない。
ないな~ 昨日も食べようとしたところだったし、昨日から何も食べてない。
クンクン…
【なんか、いい匂いがする。】
私は、匂いのもとをたどって歩き出した。
この茂みの向こうから匂いがするみたいだ。
ガサガサガサッ
あっ茂みが音を立ててしまった。 でも、そのお陰で向こうが少し見えた。
小さな女の子とフェンリルがさくらぼんを食べている。
いいな~
【出てくるなら出てこい❗】
ガサガサッ【ひいっごめんなさい❗】
私はそう言いながら二人の前に飛び出した。
「かっかわい~❗」
女の子がそう叫ぶが、フェンリルは警戒を止めない。
「スズナ、謝ってるんだし、害も無さそうだから警戒しなくても大丈夫だよ?」女の子がフェンリルのことをなだめる。
【何言ってるの深雪、こいつはチェリーラビットだよ❗チェリーラビットはさくらぼんなどのチェリー系のものを食べるんだよ?食べられちゃう。】 そんなことしないよ?少し分けて欲しいだけ… そんなことを考えながら様子を伺う。
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